「毎日家と会社の往復ばかりで嫌だ」
「変わり映えしない毎日にうんざり」
仕事と家の往復ばかりで、ストレスが溜まっている人も多いでしょう。
気持ちがどんどん沈んでいけば、なかなかその状況から抜け出すには難しいものです。
この記事では、仕事の繰り返しに「つまらない」と感じてしまう原因から対処法を紹介します。
退屈な状況を打開する方法を知ることで、仕事や日々の生活にやりがいやハリが感じ、充実した生活に変わるでしょう。
会社(仕事)と家の往復を繰り返す人生は問題があるのか
SNSなどで多くの人々の思いや生活に関する思いを見ていくと、仕事に重点を置いているケースが多く見られます。
仕事をするための場である会社が日常を送る場となり、家は休息として寝るためだけに帰っているケースです。
つまり、会社と家の往復を日々繰り返していることで、気持ちが沈んでいく、将来が見えなくなるといえます。
現代の典型的な生活パターンである「会社と家の往復」は、視野が狭くなることで精神・身体的なダメージが大きくなるのです。
また、趣味や自己実現のチャンスが失われ、人間関係が希薄化してしまうデメリットもあります。
会社(仕事)と家の往復をつまらないと感じてしまう原因
毎日同じことの繰り返しではうんざりするのも無理はありません。
仕事をして家に帰り、また仕事に向かう、会社と家の往復をつまらないと感じてしまう原因は以下のとおりです。
※タップで該当場所へ移動します。
仕事中心の生活になっている
会社と家の往復となってしまう原因として、生活を送る場のメインが職場になっていることが挙げられます。
仕事をメインとしていることによって、「仕事とそれ以外」という考え方になってしまい、家は寝に帰る場所となるのです。
仕事をして、疲れ切った体で退勤し、家で疲れを取るために睡眠をとるというワンパターンの生活になります。
生活のあらゆることや考え方が仕事ありきのものになっているため、生活が一本調子になり、メリハリがなくなるのです。
仕事に楽しさを見出せない
取り組んでいる仕事に楽しさややりがいを見出せない場合、仕事と家の往復しかない生活にうんざりするでしょう。
モチベーションを維持できず、仕事自体に魅力を感じられない場合、以下のようなことが原因といえます。
仕事に楽しさを見出せない原因
- 仕事のマンネリ化
- 職場内のハラスメント
- 適性の不一致
当初仕事に向き合おう、成果を出そうと努力を重ねていたとしても、さまざまな原因によってモチベーションが削られ、仕事に楽しさを見出せなくなってしまうからです。
自らの心身を守るべく、無意識に感情をシャットダウンしてしまうことで楽しいと感じる気持ちも削られます。
夢中になれる趣味や楽しみがない
仕事以外の時間を充実させられる趣味や楽しみがない場合も、メリハリがなく単調な生活になってしまいます。
「この趣味のために仕事を頑張れる」「仕事を乗り切ったら楽しみが待っている」といったモチベーションとなる原動力がないため、心が動くタイミングがなく、単調なものになってしまうからです。
趣味がない仕事ばかりの生活は、例えるならば「毎日何も考えずに同じものを作り食べ続けている」ようなものです。
夢中になれるものがないメリハリのない生活は、体だけではなく心にとってもいいものとは言えません。
自分の時間や趣味を楽しむ気持ちがあってこそ、仕事に対しての向き合い方が変わります。
自由の時間がない
日々の仕事に忙殺され、自分の自由時間がないと感じてしまうこともあります。
社会人として働く場合、決められた勤務時間以外にも仕事に関係する時間は数多く、自由時間を確保するのが難しくなるからです。
通勤時間や残業時間なども考慮すると、実質的に自由に使える時間は思っている以上に少ないものです。
正規雇用者の生活時間に関する調査よると、職場外での平均自由時間は男性で3時間、女性で2時間半弱ほどと推測されます。
便利なツールが増え、できることも増えていく一方で、比例して仕事もあれこれと増えているのです。
忙しい仕事のスケジュールに追われ、自分の自由に使える時間を犠牲にしているといえます。
同じような生活の繰り返しに慣れてしまっている
同じような生活の繰り返しに慣れていることで、職場と家の往復という毎日が変わり映えのないものに感じます。
人間は大変なことや難しいことも毎日繰り返していると慣れるもので、毎日のこととして受け入れるようになるのです。
毎日のルーティンとして組み込まれ、慣れていくことで新鮮さがなくなります。
新鮮さがなくなると、日々の生活の中で刺激を感じられません。
刺激がない、慣れきった日々の生活で「仕事ばかり」「変わった変化がない」と気づいてしまうのです。
会社(仕事)と家の往復をつまらないと感じてしまう状況を抜け出す方法
会社と家の往復がつまらない、生活をアップデートしていきたい場合、抜け出すためにできることに取り組んでいきましょう。
毎日の生活にちょっとした刺激を与え、考え方や捉え方を帰ることでつまらない日々から脱却できるはずです。
つまらない日常から抜け出すためのヒントは以下のとおりです。
やりたいことや目標を書き出してみる
やりたいと思っていることを目標に設定し、達成できるよう働きかけることでつまらない日々からの脱却ができます。
プライベートでも仕事のことでも構いません。
やりたいことや目標を設定し、達成にフォーカスすることで、生活にメリハリが出てくるため、つまらないと感じている日々に変化が生まれるのです。
目標を達成するためにできること、やるべきことなど見えてくると同時に、生活の中にちょっとした緊張感をもたらします。
目標設定が日常に新たな意味と方向性をもたらすことで、新たな発見や視野の広がりにつながります。
普段はいかない場所へ行ってみる
普段行かない場所に行くことで、つまらない日々から抜け出せるでしょう。
新しい場所への訪問によって、新たな発見の他に視野が広がるメリットがあります。
視野の広がりや新たな発見で毎日の生活に楽しみを見出す力が伸びていくのです。
例えば、全く英語がわからない中で英文の本を読んだ時と、英語をマスターした上で読んだ時とでは面白さが桁違いになります。
日々の生活でも同じことがいえます。
毎日の生活の中で楽しみを自ら見つける力を身につけることで、単調な生活を打破できるのです。
運動習慣を取り入れてみる
運動習慣を取り入れることでマンネリの生活が一変します。
定期的な運動を取り入れることで精神的、身体的にプラスに働くのです。
運動習慣を身につけることで得られるメリット
- 病気の罹患率や死亡率の低下
- メンタルヘルスや生活の質の改善
- 体力増進
- 睡眠の質向上
- 脳の活性化
- 疲れの軽減
体を動かすと交感神経が活発化し、物事を前向きにとらえやすくなることに加え、脳内で作用する神経伝達物質のβ-エンドルフィンの作用で気持ちが高まる点がメリットです。
運動によって病気になりにくくなる、疲れにくくなることで日常生活に新たな活力をもたらす効果があります。
新しいコミュニティに入ってみる
新しいコミュニティに参加することで、さまざまなメリットがあります。
- 人間関係の広がりを感じられる
- 新たな知識や考え方を知ることができる
- 趣味や楽しみ方の幅が広がる
新しいコミュニティに参加することで、社会的なつながりが広がるとともに、視野の広がりを感じられるはずです。
これまで自分の目で見た、感じたものだけで構成された世界に新たな情報が流れ込むことで楽しみ方に幅が生まれます。
日常に新鮮さをもたらすことで、仕事と家だけの往復でつまらないという気持ちが薄れるはずです。
ながら作業をやめてひとつのことに集中してみる
ながら作業でタスクをこなしていた人は、1つひとつに集中して取り組むことで生活の質の向上につながります。
ながら作業でマルチタスクをこなしていた人は、1つの仕事にかける時間が短く、集中度が低くなる傾向にあるからです。
1つひとつのタスクの本質を見る時間がないため、流れ作業のように仕事をこなしがちです。
また、取り組む物事の本質に触れる時間が少ないことで、そのものが持つ楽しみや面白さに気づくことができないケースもあります。
丁寧に面白さや楽しみを汲み取る力を育てていくことで、日常の些細なことでも楽しめるようになり、毎日にメリハリが生まれ生活の質が向上します。
働く環境を変えてみる
働く環境を変えることで、心機一転し気持ち新たに仕事に向き合うことができます。
新しい環境に身を置くことで、気持ちも新たにしようとモチベーションが高まる効果があるのです。
また、職場環境は仕事の成果にも大きな影響力があるため、仕事をする環境が自分に合っているか否かは大きなポイントといえます。
環境の変化によって考え方も大きく変わるため、仕事に本気で向き合いたい、今のままでは後悔すると感じる場合は転職も視野に入れてみてください。
会社(仕事)と家の往復の繰り返しに関するまとめ
- 仕事と家の往復で楽しみを見出せない人は、まずは動き出してみること
- 生活を充実させるためには、見方や考え方を一工夫することが大切
- 日々の生活に新たな変化を加えることで、変わり映えしない日々が充実したものになる
仕事と家の往復、毎日同じことばかりでうんざりしている人は、同じことばかりの毎日を前に思考停止している状態ともいえます。
いかに毎日を楽しいものにするか、仕事をやりがいあるものにするか考え、工夫して取り組むことで大きく変わるでしょう。
考え方や行動を見直すことで、仕事と家の往復ばかりだった日々から、充実度が高まる日々に変化します。
考え方、見方、環境など変化や工夫を楽しみながら充実させられるよう、取り組んでみてください。