「電話したくないし、着信拒否したい」
「派遣会社に連絡すると言ったのに電話がしつこくて怖い」
この記事では派遣会社からの電話を無視している方に向けて、電話がかかってくる理由や折り返しの判断、また折り返す際のマナーについて解説しています。
派遣会社から電話がかかってくる理由
派遣会社が電話をかけてくるケースは、主に以下の2点です。
- 現状の確認
- 仕事の案内
現状確認をする目的は、あなたの希望条件や状況を聞き出すことで、今後の仕事の案内の仕方や紹介する仕事を選定するためです。
ただし、派遣会社によっては仕事内容と合致しない仕事の紹介をされる場合もあります。
留守電が入っている時は重要度の高い連絡の場合もあるため、折り返し電話をかけましょう。
派遣会社からの電話は無視しても良い?
派遣会社からの電話は、無視するべきではありません。
無視をしたらいけない理由
- 重要な連絡の可能性がある
- 今後も仕事を紹介する電話がかかってきてしまう
- 新しい仕事の案内や業務連絡の可能性がある
上記の理由から、電話が苦手などで恐怖意識があっても、深呼吸をして落ち着いてからでいいので必ず折り返しましょう。
今後派遣会社を使う予定がなくても、着信拒否・無視はせず、仕事が必要ないことをしっかり派遣会社側に伝えてください。
派遣会社からの電話がしつこい場合の対策
今後も派遣会社を利用する予定がある場合と、今後利用する予定がない場合ごとに対応の仕方を紹介します。
メールのみの連絡にしてもらう
電話が多いのが苦痛なのであれば、仕事案内をメールにしてくれる会社も多いので派遣会社に相談してみましょう。
ただし、メールで紹介された派遣先についてあなたが気になる点や質問があった場合、メールは電話よりも連絡の往復が増えてしまう事もあります。
そのため、紹介された派遣先が気になる場合早めに電話で確認して、興味がない派遣先だった場合はメールにて断るのがおすすめです。
メールは電話と比べて気づきにくいので、優良な派遣先の紹介を見逃さないように逐一チェックが必要になります。
希望条件にあった求人のみ紹介してもらう
「希望条件に合わない求人は受けない」とはっきりと伝えましょう。
電話をかけてくる主な目的としては、企業が希望する人材がいなかったり、多くの人材が必要な現場に対して人が集まらない状況、人気のない案件のケースが多いです。
派遣会社と派遣先は別なので、苦手な現場や仕事を避けるために希望条件をわがままでも細かく提示しましょう。
ただ無視したり断るだけよりも、「条件に合わないような求人は受け付けない」と伝えることで、電話の本数を減らすことができます。
仕事を探していない・すでに仕事が決まったと伝える
正社員として就業中であったり、仕事ができない状況だったり、派遣で働く気がなくなった場合は、はっきりと仕事を探していないと伝えましょう。
何も伝えない状況だと、派遣会社側も状況が理解できず、電話をかけるしかないので、状況報告は必ずしておくことを推奨します。
また、特定の期間のみ派遣で働く気がない場合もちゃんと報告しておくと、今後もスムーズに動くことができます。
一切その派遣会社で働く気がないのであれば、登録を抹消してもらうようにしましょう。
派遣会社へ電話をかける際のマナー
派遣会社へ折り返し電話をする際の電話での伝え方について紹介します。
派遣会社との電話では、派遣先の就業条件など重要な情報が伝えられたり、あなたの詳細な希望条件の確認、擦り合わせをすることが多いです。
電話応答をスムーズに進めるために、ハンズフリーの通話機能を使い、すぐにメモができる状態で電話をかける事が大切です。スマホのメモ帳でも構いません。
派遣会社の社員番号がある場合はすぐ伝えられるようにメモを出しておいて、他にも特に聞かれそうな希望条件など伝えたいことを事前にメモしておきます。
- メモ帳と筆記用具(スマホのメモでも可)
- 派遣会社のスタッフ番号
- 自身のスケジュール
- 伝えるべき近況の整理
折り返しの電話方法に悩んでいる方に向けて、電話する際の例を紹介します。
「お世話になります。」or「お疲れ様です。」
「派遣社員の~~(名前)ですが」or「社員番号XXXXXXXの~~(名前)ですが」
「電話を頂いてましたので折り返しの連絡なんですが、ご連絡頂いた方に取り次いで頂けますか?」
※電話先不明・電話先固定電話の場合。取次後は最初から。
「先程は電話を取れず失礼しました。ご用件を伺ってもよろしいでしょうか?」
※電話先が折り返し連絡したい相手だった場合
担当直通の電話番号の場合は取り次ぎのお願いは不要なので、上記を参考にケースバイケースで対応してください。
電話をかけた側が切るというビジネスマナーに則って自然な流れでこちらから通話を終了する形が理想ですが、派遣会社によっては個人携帯の通信料を抑えるために名前を伝えた段階で会社から再度かけ直しになる場合も多いです。
面接のように緊張しなくてもいいので、電話がとれなかった理由を説明し、要件を聞き出し、それに応じて近況の報告や仕事を受ける意思を表明しましょう。
時間帯によって出れなかった場合は、今後電話の対応ができる時間を指定しておくこともおすすめです。
派遣会社へ業務時間外に電話をかけても良い?
営業時間内であればどの時間帯にかけても問題ありません。
派遣会社の営業職も残業やフレックス等で遅くまで勤務している場合があるので、すぐに伝えたい事がある場合は時間外にかけてみる事も問題ありません。
ただし、19時以降や時間外であることがわかっている場合は、「遅くにすみません」や、「時間外に申し訳ありません」といった一言を付け加えるのがマナーです。
時間外の連絡に抵抗がある場合は、先にメールを一方入れておき、後日改めて電話で連絡することで対応がスムーズになります。
身に覚えのない派遣会社から電話がかかってくることはある?
身に覚えのない派遣会社からの電話は基本的にありえません。
電話番号などの個人情報は「個人情報保護規則」によって守られているため、登録していない会社からかかってくることはなく、かかってくるケースとしては下記が考えられます。
- 間違い電話
- 架空業者
- 漏洩などによって勝手に電話番号が登録されている
その際は無視か着信拒否をして、それでもかかってくるようなら「今後はかけてこないでください」と意思表明をしましょう。
もし仮に誰かが勝手に登録していたのでであれば、記録を抹消してもらう事も求めてください。
派遣会社からの電話についてのまとめ
実際、電話が苦手な人は多くいます。
しかし就業中にもかかわらず仕事の電話を無視してしまった場合、無視したまま日が空くと余計迷惑をかけてしまい面倒な事になるケースもあります。
今後派遣会社を利用しない場合でも、しっかりと紹介は不要であると意思表明するために折り返しするなどの対応をしましょう。
状況を整理して適格に対応すれば、無視するよりも面倒なことにはならないので、少し勇気を出して落ち着いて対応してみましょう。