【図解】ファクタリング利用時の必要書類とは？書類一覧と利用手順、おすすめ業者を解説

「ファクタリングで必要な書類を知りたい」
「請求書だけで申請できる？」

このように悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。

ファクタリングは売掛債権を買い取ってもらう資金調達方法で、銀行融資などと比較して必要書類が少ないです。

この記事を読めばファクタリングで必要な書類がわかり、優良なファクタリング会社との取引も可能になるので、ぜひご覧ください。

当サイトでは「ファクタリングのおすすめ業者」も紹介しています。
業者選びでお悩みの方はチェックしてみて下さい！

ファクタリング利用時の必要書類

ファクタリング利用時に提出を求められることが多い書類は以下の11種類です。

必要書類は法人と個人で異なり、ファクタリング会社によっても変わってきます。

基本的に請求書だけではファクタリングを申し込めないので注意してください。

それぞれの必要書類の詳細について以下で解説します。

請求書のみのファクタリングについて詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

【法人/個人共通】申込書

ファクタリングを利用する場合、法人個人共通で申込書を提出する必要があります。

申込書の提出方法は以下の4つです。

・インターネット
・電話
・窓口
・郵送

ファクタリング会社によって申込書の提出方法が異なるため、まずは電話やメールで問い合わせましょう。

インターネットのフォーム入力で申請できる場合はスピーディーな手続きが可能です。

【法人/個人共通】売掛債権の書類（請求書、契約書、発注書など）

請求書や発注書などの売掛債権の書類は法人個人を問わず必須になります。

ファクタリング会社はこの売掛債権の書類を元に、調達金額や売掛先の企業情報を確認するからです。

売掛債権の書類で代表的なのは請求書ですが、契約書・発注書・納品書の提出を求められることもあります。

必要書類で最も重要となる売掛債権の書類は最優先で準備しましょう。

【法人/個人共通】通帳のコピー

法人個人共通で通帳のコピーが必要な場合もあります。

通帳のコピーにより、ファクタリング会社が売掛先からの入金有無を確認できるためです。

通常は3〜6ヶ月分のコピーを求められますが、ビートレーディングのように2ヶ月分で良い会社もあります。

必要書類のご案内

見積りに必要な資料は2点のみです。資料はメールまたはLINEでもご提出いただけます。

• 売掛先からの入金が確認できる通帳のコピー（表紙付2か月分）
• 売掛債権に関する資料（契約書・発注書・請求書など）

引用元：ビートレーディング（ファクタリングをご利用する際の流れ）https://betrading.jp/flow/

【法人/個人共通】試算表

試算表とは、決算書の作成前に作る集計一覧表です。

自社の経営状況をチェックする指標として、ファクタリング会社から法人個人を問わず提出を求められることがあります。

中小企業や個人事業主で試算表を作成していない場合、ビートレーディングやQuQuMoなど、試算表の提出が不要なファクタリング会社を利用しましょう。

【法人/個人共通】印鑑証明書

印鑑証明書は印鑑が本物であることを公的に証明する書類です。

印鑑証明書の発行は各市区町村の役所で印鑑登録した上で、以下の方法により行いましょう。

	発行場所（受取方法）	必要なもの	手数料
法人	①法務局の窓口または自動交付機 ②郵送 ③オンライン（受取は窓口か郵送）	①以下の2つ ・印鑑登録証（印鑑登録カード）またはマイナンバーカード ・本人確認書類 ②以下の2つ ・印鑑証明書交付申請書 ・収入印紙 ③電子証明書またはマイナンバーカード	数百円程度
個人	①役所の窓口または自動交付機 ②コンビニ	①以下の2つ ・印鑑登録証（印鑑登録カード）またはマイナンバーカード ・本人確認書類 ②マイナンバーカード	数百円程度

【法人個人共通】本人確認書類

ファクタリング利用時は法人個人共通で本人確認書類の提出が必要となります。

ファクタリング会社にとって、身元がわからない方との取引は不正利用されるなどのリスクになるためです。

本人確認書類は以下のいずれかを準備すれば問題ありません。

• 運転免許証
• マイナンバーカード
• パスポート

ただし、法人では代表者の本人確認書類が必要な場合があるので注意してください。

【法人】決算書

決算書とは企業の経営成績と財政状態を表す書類のことです。

法人の場合、ファクタリング会社から決算書の提出を求められることがあります。

決算書から売掛債権の存在と売上規模を読み取ることで、ファクタリング利用者の調達希望額が妥当か判断できるためです。

ビートレーディングのように決算書の提出が不要なファクタリング会社を利用するのが、手間が少なくおすすめです。

【法人】商業登記簿謄本

商業登記簿謄本は会社の基本情報が記載された法人の身分証明書です。

法人としての身分証明が必要な場合にファクタリング会社から提出を求められることがあります。

商業登記簿謄本を発行したい場合は以下の方法で行いましょう。

発行場所（受取方法）	①法務局の窓口または自動交付機 ②郵送 ③オンライン（受取は窓口か郵送）
必要なもの	①特になし ②収入印紙 ③特になし
手数料	数百円程度

【個人】開業届の控え

開業届は個人事業を開業したことを税務署に申告する書類です。

法人の商業登記簿謄本に対し、個人事業主の場合は開業届（控え）の提出を求められることがあります。

開業届の控えを紛失した場合、以下の方法で写しを再発行できます。

発行場所（受取方法）	①税務署の窓口 ②郵送
必要なもの	①以下の2つ ・保有個人情報開示請求書 ・本人確認書類 ②以下の3つ ・保有個人情報開示請求書 ・本人確認書類 ・返信用封筒
手数料	数百円程度

【個人】確定申告書の控え

確定申告書は1年間の所得と所得に対する所得税を計算し、精算するための書類です。

法人の決算書に対し、個人に確定申告書（控え）の提出を求めるファクタリング会社もあります。

確定申告書（控え）の発行方法は開業届（控え）と同様です。

確定申告を行った所轄税務署で行う必要があるので注意しましょう。

【個人】納税証明書

個人の場合、納税証明書の提出を求めるファクタリング会社もあります。

なぜなら、ファクタリング利用者が税金を滞納していた場合、売掛債権を差し押さえられるリスクがあるからです。

納税証明書は以下の方法で発行できます。

発行場所（受取方法）	①法務局の窓口または自動交付機 ②郵送 ③オンライン（受取は窓口・郵送・電子納税証明書のいずれか）
必要なもの	①以下の3つ ・納税証明書交付請求書 ・本人確認書類 ・番号確認書類 ②以下の4つ ・納税証明書交付請求書 ・収入印紙 ・本人確認書類 ・番号確認書類 ③特になし
手数料	数百円程度

ファクタリングの利用手順

ファクタリングの利用手順について、必要書類が少なくオンラインで完結できるビートレーディングを例に解説します。

具体的な手順は次の4ステップです。

各ステップについて画像付きで説明します。

申し込み

まずは、ビートレーディングでファクタリングの申し込み（見積依頼）を行います。

申し込み方法は以下の4つです。

• Webフォーム
• 電話
• メール
• LINE

今回はWebフォームでの申し込みを例に解説します。

具体的な手順は以下をご参照ください。

ビートレーディングの公式サイトにアクセスし、「Webでの見積依頼はこちら」の「見積依頼」をクリック。

買取希望額、契約希望方法、法人・個人事業主、会社名、氏名、所在地を入力。

電話番号、メールアドレス、ご要望を入力後にプライバシーポリシーを確認・承諾し、「確認画面へ進む」をクリック。

入力内容を確認し、「この内容で送信」をクリック。

以上で申し込み（見積依頼）は完了です。

必要書類の提出

次に、必要書類の提出を行います。

ビートレーディングのファクタリングで必要な書類は以下の2つです。

※必要書類はWeb・メール・FAX・LINEのいずれかの方法で提出できます。

メール・FAXの宛先は以下のとおりです。

提出方法	宛　先
メール	mail@betrading.co.jp
FAX	東京本社：03-3431-5633仙台支店：022-796-0893名古屋支店：052-228-3617大阪支店：06-6130-0815福岡支店：092-292-2273

必要書類をLINEで提出したい場合は、ビートレーディングの公式サイトの「LINEで相談」をクリックします。

提出方法について悩みがあれば、電話などで気軽に相談しましょう。

審査

ビートレーディングの審査時間は短く、必要書類の提出から最短30分以内に買取金額を提示してくれます。

ただし、売掛債権の内容によっては必要書類の追加提出やヒアリングが必要な場合があるので、覚えておきましょう。

契約・入金

ファクタリング利用者が見積額を了承したら、契約に移ります。

ビートレーディングでの契約方法は次の3つです。

契約方法	内　容
オンライン	問い合わせから契約までオンラインで完結可能。 電子契約サービス「クラウドサイン」を使用する。
来社	利用者がビートレーディング店舗に来社して契約手続きを行う。 ・本社：東京・支店：仙台、名古屋、大阪、福岡
訪問	専任担当者が利用者の会社などに訪問し、契約手続きを対面で行う。

契約を締結したら、原則として即日に利用者の口座へ入金されます。

ただし、17時以降に契約締結した場合は、入金反映が翌日になることもあるので注意しましょう。

ビートレーディングでは申し込みから入金まで最短2時間で、2回目以降はステップ1がなくなるのでさらに時間短縮が可能です。

ビートレーディングの評判について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

必要書類が少ないおすすめのファクタリングサービス

必要書類が少ないおすすめのファクタリングサービス9選をご紹介します。

各ファクタリングサービスの概要と必要書類は以下のとおりです。

【法人個人】ビートレーディング

ビートレーディングは2012年に設立された老舗ファクタリング会社です。

取引実績5.2万社以上、累計買取額1,170億円と豊富な実績があります。

ビートレーディングの利用でかかる手数料は2社間ファクタリングで4〜12%、3社間ファクタリングで2〜9%です。

見積りに必要な書類は以下の2つになります。

必要書類が少なく信頼性も高いファクタリング会社のため、安心して利用できます。

ビートレーディングの公式サイトは以下をご参照ください。

ビートレーディングの評判について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

【法人個人】日本中小企業金融サポート機構

日本中小企業金融サポート機構は関東財務局長などが認定する経営支援機関です。

2022年9月時点の取引社数は約4,800社、支援総額は113億円を誇ります。

ファクタリングの手数料は1.5％からと、費用を抑えて資金調達が可能です。

一般社団法人だからこそ実現可能な低手数料になります。

必要書類は以下の2つです。

日本中小企業金融サポート機構の公式サイトは以下をご参照ください。

日本中小企業金融サポート機構について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

【法人個人】ペイトナーファクタリング

ペイトナーファクタリングは法人・個人が利用可能なファクタリング会社です。

申請可能金額が初回25万円と少ないため、フリーランスや個人事業主に向いています。

ファクタリングの手数料は一律10%です。

必要書類は以下の3つになります。

ペイトナーファクタリングの公式サイトは以下をご参照ください。

ペイトナーファクタリングの評判について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

【法人個人】QuQuMo

QuQuMoは2017年に設立された比較的新しいファクタリング会社です。

手数料が1%〜と安く、最短2時間で資金調達できます。

必要書類は以下の2つです。

QuQuMoの公式サイトは以下をご参照ください。

QuQuMo(ククモ)の評判について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

【法人個人】フリーナンス即日払い

フリーナンス即日払いはフリーランス向けのファクタリングサービスです。

フリーランスに最低限必要な仕事中の事故などの補償サポートが充実しています。

ファクタリングの手数料は3〜10%です。

以下の4つの書類が必要になります。

フリーナンス即日払いの公式サイトは以下をご参照ください。

フリーナンスの評判について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

【法人個人】OLTAクラウドファクタリング

OLTAは最短即日で資金調達できるオンライン完結のファクタリング会社です。

累計事業者数約1万社、累計申込金額1,000億円と十分な実績もあります。

AI審査などを取り入れることで2〜9%の低手数料を実現しています。

必要書類は以下の3つです。

OLTAの公式サイトは以下をご参照ください。

【法人個人】アクセルファクター

アクセルファクターは2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの両方に対応したファクタリング会社です。

関東財務局長などから経営革新等支援機関として認定を受けており、信頼性が高いといえます。

手数料は2%〜とリーズナブルに設定されています。

必要書類は以下の4つです。

アクセルファクターの公式サイトは以下をご参照ください。

アクセルファクターの評判について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

【法人個人】ベストファクター

ベストファクターは2社間ファクタリングに対応したファクタリング会社です。

手数料は2%〜と安く、最短24時間で資金調達できます。

必要書類は以下の3つです。

ベストファクターの公式サイトは以下をご参照ください。

【個人】ラボルファクタリング

ラボルファクタリングは2社間ファクタリングに対応したフリーランス・個人事業主向けのファクタリング会社です。

手数料は一律10%で、Web完結します。

必要書類は以下の3つです。

ラボルファクタリングの公式サイトは以下をご参照ください。

ラボルの評判について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

ファクタリング会社選びの注意点

ファクタリング会社選びの注意点は以下の3つです。

• 手数料が適正か見極める
• 現金化までのスピードを確認する
• 企業の信頼性を調査する

以下で順番に解説します。

手数料が適正か見極める

ファクタリングの手数料は見積もりを出してもらわないとわかりません。

つまり、見積もり後に提示された手数料が適正かの見極めが重要になります。

・2社間ファクタリングの手数料相場・・・8〜18％
・3社間ファクタリングの手数料相場・・・2〜9％

日本中小企業金融サポート機構「ファクタリング手数料はいくら？相場や内訳、費用を抑える方法を紹介

3社間ファクタリングはファクタリング会社が売掛金の有無を売掛先に確認可能でリスクが小さいため、手数料が安くなります。

ファクタリング主要9社の手数料比較は以下の表をご参照ください。

ファクタリング会社	手数料
	2社間ファクタリング	3社間ファクタリング
ビートレーディング	4〜12%	2〜9%
日本中小企業金融サポート機構	1.5%〜	1.5%〜
ペイトナーファクタリング	10%	ー
フリーナンス即日払い	3〜10%	ー
QuQuMo	1%〜	ー
OLTAクラウドファクタリング	2〜9%	ー
アクセルファクター	2%〜	2%〜
ベストファクター	2%〜	ー
ラボルファクタリング	10%	ー

利用予定のファクタリング手数料が2社間・3社間のどちらかを示しているかを把握した上で、提示された手数料が適正か見極めましょう。

ファクタリングの手数料について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

手数料が安いファクタリング業者について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

現金化までのスピードを確認する

ファクタリングでは現金化するまでのスピードが重要になります。

なぜなら、現金化が早くできると資金繰りを早期に改善できるためです。

ファクタリング主要9社の現金化までの最短時間を以下の表で整理しました。

ファクタリング会社	現金化までの最短時間
ビートレーディング	即日
日本中小企業金融サポート機構	3時間
ペイトナーファクタリング	10分
フリーナンス即日払い	即日
QuQuMo	2時間
OLTAクラウドファクタリング	即日
アクセルファクター	即日
ベストファクター	24時間
ラボルファクタリング	1時間

上記の表から、現金化までのスピードが特に早いのはペイトナーファクタリング、ラボルファクタリングだとわかります。

現金化までのスピードは「申し込み〜入金」までをオンライン完結できると早まる傾向があるため、ファクタリング利用時には留意しましょう。

即日入金のファクタリング業者について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

企業の信頼性を調査する

ファクタリングを利用する際、ファクタリング会社の信頼性を事前に調査しておくことで不利な契約を避けられます。

企業の信頼性を見分けるポイントは以下の3つです。

ファクタリング会社選定時は手数料や資金調達時間に着目しがちですが、上記ポイントを押さえて信頼できる企業を利用しましょう。

大手ファクタリング業者について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

ファクタリングの必要書類に関するよくある質問

ファクタリングの必要書類に関するよくある質問は以下の5つです。

それぞれ解説します。

ファクタリングは請求書なしでも利用できる？

請求書なしで利用できるファクタリング会社は存在します。

日本中小企業金融サポート機構の評判について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

審査が甘い請求書ファクタリングはある？

審査が甘い（審査に通りやすい）ファクタリング会社はあります。

また、必要書類が少ないファクタリング会社も審査は厳しくありません。

審査が緩いファクタリング業者について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

アクセルファクターの評判について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

請求書のみで個人事業主が使えるファクタリングはある？

請求書のみで個人事業主が使えるファクタリングは基本的にありません。

なぜなら、必要書類の少ないファクタリング会社でも請求書に加えて、本人確認書類か通帳のコピーの提出を求めているためです。

ファクタリングの利用には請求書以外の書類も必要だと覚えておきましょう。

請求書のみのファクタリングについて詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

通帳がなくてもファクタリングは使える？

通帳がなくても利用できるファクタリング会社は存在します。

フリーナンスの評判について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

ファクタリングの初回取引で注意する点は？

ファクタリングの初回取引で注意するポイントは以下の3つです。

上記のファクタリング請求書に関する注意点で詳細解説しているので、そちらをご参照ください。

ファクタリング利用時の必要書類は最低2つ

ファクタリングを利用予定の方には「必要書類は請求書だけで良い」と思っている方も多いと思います。

結論として、ファクタリング利用時の必要書類は最低2つ必要です。（例：請求書と本人確認書類）

必要書類やおすすめのファクタリング会社を事前にわかっていれば、ファクタリングを最大限に活用できます。

ぜひ、今回の記事で解説した「必要書類が少ないおすすめのファクタリングサービス9選」を参考に、優良なファクタリング会社をご利用ください。