誰にも言えない恋だからこそ、不倫は深く心を揺さぶります。
しかし、「やめたいのにやめられない」「このままでいいのか」と一人で悩む日々は、とても辛いものです。
この記事では、不倫の苦しみを言語化し、少しでも心を軽くするお手伝いをできればと思います。
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占い師:nana
占い師/占いライター。
2020年より占い師の活動を開始。
主な占術は西洋占星術とタロット。言語化されていない想いにも寄り添いながら、恋愛や仕事の相談を中心に鑑定中。占いライターとしても活動している。
既婚男性と付き合う苦しみ・辛さの理由

既婚男性との恋愛には、表には見えにくい葛藤や苦しみが多く潜んでいます。ときに愛されている実感を得ながらも、その裏で感じる虚しさや不安は、経験したことがある人にしか分からない孤独なものです。ここでは、既婚男性と付き合う苦しみや辛さの代表的な理由を紹介します。
約束されない未来に消耗する
「いつか離婚するから」「ちゃんと向き合いたいと思っている」そういった言葉に希望を見出していたのに、実際には何も変わらないまま時間だけが過ぎていくことは少なくありません。この繰り返しに、少しずつ心が疲弊していきます。将来に対する希望がそのまま不安や絶望へと変わるので、疲弊するのは当たり前です。
約束されない未来に自分の時間と感情を費やすことは、まるで終わりのない迷路にいるような感覚を生みます。期待するたびに裏切られ、そのたびに自分を納得させる理由を探したり、自分で自分を励ましたり。その積み重ねが、知らず知らずのうちに精神を削っていくのです。
会える時間が限られている
既婚者との関係では、「一緒にいられる時間」が不足しがちです。恋人として過ごしたい記念日やイベントも、相手の家庭が優先されて、自分は従順に待つことが求められます。そのたびに「私は何なのだろう」と自問し、寂しさが募っていくのです。
また、急な予定変更や連絡が途切れることもあるでしょう。連絡が来ない時間に胸がざわつき、不安で何も手につかなくなることもあるかもしれません。会いたいときに会えない、声を聞きたいときに聞けない。自分は辛さを感じているのに、相手はその時間に家庭で幸せな時間を過ごしているかもしれない。その非対称な関係性が辛さに繋がります。
優しさと罪悪感の板挟みになる
相手が優しく気遣ってくれると「私は特別なんだ」と思いたくなりますよね。それと同時に「奥さんがいるのに、私とこんな関係を続けていいのだろうか」「私は最低なことをしているのではないか」そんな葛藤が、心の中に浮かんでくるかもしれません。
一方で「あの人の癒しになれているのかもしれない」という、大きな自己肯定のような気持ちが芽生えることもあるでしょう。それと同時に「本当にこの関係は彼のためになっているのか?」という疑問も感じやすいはずです。
自分の存在や関係性が常に揺れ動くので、よほどメンタルが強くない限りは罪悪感を感じて疲弊してしまいます。
自分を責めてしまう
「略奪しようとしているのでは?」「奥さんにバレたらどうなるの?」「人の幸せを壊そうとしているのでは?」そんな罪悪感にさいなまれ、自分自身をどんどん追い詰めていってしまう女性も少なくありません。
人を愛したはずなのに、なぜこんなにも自分が嫌いになってしまうのか。人を好きになることは良いことのはずなのに、そうとは思えなくなるのが不倫の辛いところです。
自分を責めるあまり、「幸せになってはいけない」とすら思い込んでしまうこともあります。そしてその思い込みが、さらなる苦しみを呼び寄せてしまう。「どうしてこんな恋をしてしまったんだろう」そんな後悔が、日々の中にじわじわと染み込んでいくのです。
婚外恋愛は辛い?婚外恋愛の辛さの理由

婚外恋愛には、特有の苦しさがあります。好きだからこそ離れられず、でも理想通りの関係性を作ることも難しい。その曖昧さと不安定さが、心を締めつけていきます。
ここでは婚外恋愛の辛さの理由を整理しましょう。
感情のコントロールが難しい
普通の恋愛でも感情の起伏はありますが、不倫関係ではその波がより激しく、鋭くなります。ちょっとしたLINEの文面、既読のタイミング、相手の態度ひとつで不安になり、落ち込んでしまいます。理性では冷静でいたいのに、感情が勝手に揺れてしまうのです。
また、相手を優先するあまり、自分の感情を後回しにしてしまうことも少なくありません。「迷惑をかけたくない」「嫌われたくない」そんな気持ちから、言いたいことを我慢してしまい、その積み重ねが心にストレスを蓄積させていきます。そうして知らぬ間に、心のバランスが崩れていくのです。
倫理観との葛藤が続く
「これは本当に正しい恋なのか?」その問いが、心のどこかにずっと存在し続けるのが婚外恋愛です。相手の家族や周囲の目、自分の立場を考えれば考えるほど、「この関係は続けていいのか?」という疑念が強くなります。
そしてその疑念は、一人になるとより鮮明になってきます。誰かを裏切っているかもしれないという罪悪感。親に知られたら、友達にバレたらどうしようという恐れ。
それらの葛藤に押しつぶされそうになりながら、それでも好きという気持ちにしがみついてしまうのが、不倫の恋の苦しさなのです。
誰かに話してしまったら、否定される可能性が高いですよね。誰を信じていいのか分からず、孤独な気持ちが募っていきます。
心から安心できる関係ではない
未来が見えない関係性の中で、安心感を得ることはとても難しいことです。「次はいつ会えるの?」「彼は本当に私のことを思ってくれているの?」そんな不安が消えることはなく、常にどこかで心が緊張している状態が続きます。
パートナーという言葉を使っても、その実感を持てる瞬間は限られています。会っているときは幸せなのに、帰り道には急激に寂しさが押し寄せる。その繰り返しが、安心よりも不安を積み重ねていき、関係の中に満たされなさを強く感じるようになるのです。
別れたくても簡単に終われない
「もうやめよう」と思っても、相手の一言や笑顔、思い出が頭をよぎって離れられないですよね。「やっぱり私が必要なのかもしれない」と思わせる瞬間があるからこそ、別れを決断するのが難しくなります。そしてそれは、繰り返すほどに強い依存へと変わっていきます。
また、不倫関係の中には「この人しかいない」と思わせるような特別な繋がりがあることもあります。普通の恋愛以上に心に響く何かがあるからこそ、不倫関係が始まったはずです。
理屈では終わらせるべきとわかっていても、感情が強く結びついているため、距離を取ることができないのです。別れることも、続けることも、どちらも苦しい。その中で揺れ続ける自分自身に疲れてしまうのです。
既婚者同士の別れが辛い理由

既婚者同士の恋愛は、別れ際にも大きな痛みを伴います。家庭があるからこそ、簡単に割り切れません。その背景にある感情の揺れを見ていきましょう。
家庭を守るための別れに対して納得できない
家庭を守ることを最優先にするのは、理性的には正しい選択かもしれません。しかし、気持ちが深く通じ合っていた相手と別れることは、頭で理解しても心がついてこないという矛盾を生みます。
「あれほど愛してくれたのに」「私のことを選びたいと言っていたのに」そんな思いが渦巻く中での別れは、納得というよりも、仕方なさによる断念に近いものです。
また、関係が終わった後も「もしあのとき別れていなければ」「他の道はなかったのか」と考え続けてしまうこともあるでしょう。合理的な判断での別れは、感情の整理が追いつかないまま進んでしまうため、心にぽっかりとした穴を残しやすいのです。
罪悪感と喪失感が二重で襲ってくる
不倫という関係は、誰かを裏切っているという意識と常に背中合わせです。たとえお互いに強く惹かれ合っていたとしても、「家庭を壊してしまうかもしれない」「子どもを傷つけるかもしれない」といった罪悪感が、心の中で静かに積もっていきます。
そして、最終的にその罪悪感に耐えきれなくなり別れを選んだとき、今度は愛する人を失う喪失感が襲ってくるのです。
どちらの痛みも決して軽いものではなく、二重の苦しみに心が押しつぶされてしまう人もいます。「正しいことを選んだはずなのに、どうしてこんなに苦しいのだろう」と、答えの出ない問いに長く囚われてしまうこともあるでしょう。
秘密にしたまま終わる苦しさ
不倫の関係は、多くの場合、周囲に知られないように細心の注意を払って続けられます。そのため、別れたあとも誰かに打ち明けて心を整理することができず、感情のやり場がなくなってしまいます。友人に相談できない、家族に話せるはずもない。そんな状況の中で、ただひとりで別れの痛みを抱え込まなければならないのです。
さらに、過去の関係をなかったことにしようとする相手の態度が、さらに苦しさを加速させます。「私たちの関係には意味があった」と信じていたのに、突然切り離されたように感じることで、心に大きな傷が残ります。別れた後も心が囚われたままになるのは、このような背景があるからかもしれません。
誰かに祝福されることも、認められることもないまま終わる関係性は、人によってはとても辛いものです。特にSNSで幸せそうな発信をしている人が多い場合は、人と比較して辛さが加速していくでしょう。
「あの人と出会わなければ」という後悔
どれだけ愛していても、「あの人と出会わなければ、こんなに辛い思いをしなかった」と後悔する気持ちが生まれることはあります。特に、別れたあとに現実が変わらないままだと、失った時間や感情の重さが後悔としてのしかかってきます。
それでも、「あの時間があったから今の自分がいる」と思いたい気持ちとの間で葛藤することもあるでしょう。忘れたいのに忘れられない。愛した記憶があるからこそ、なかったことにはできない。この矛盾が、別れた後も長く苦しさを引きずらせる大きな原因になるのです。
不倫を続けることで起こるリスク

不倫を続けていると、さまざまなリスクが積み重なっていきます。感情面だけでなく、生活や社会的な面にも影響が及ぶ可能性があります。
精神的ストレスや自己否定感が積み重なる
「好きなはずなのに、どうしてこんなに辛いのだろう」そんな問いが頭から離れなくなることがあります。会えない寂しさ、罪悪感、報われない恋。それらが積み重なり、心がすり減っていくのです。自己否定感が強くなり、無気力状態や体調不良、最悪の場合はうつ病などに繋がることもあるでしょう。
さらに、恋愛が心の中心を占めすぎることで、趣味や仕事、人間関係に対する興味が薄れてしまうケースもあります。感情の起伏が激しくなり、自分を見失いやすくなります。そのような状態が続くと、自信を失い、自分の人生に対する実感すら持てなくなってしまうかもしれません。
社会的信用・人間関係を失うおそれがある
不倫が発覚した場合、職場での評価や友人関係に大きな影響を及ぼす可能性があります。秘密の関係が暴かれることで、信頼を一気に失ってしまうことも。「自分だけは大丈夫」と思っていても、リスクがゼロでない以上、常に緊張感と隣り合わせです。
また、関係が周囲にバレたとき、信頼していた人からの評価が一変することもあります。「あの人は不倫をしていた人」というレッテルが貼られてしまえば、そこから信頼を回復するのは容易ではありません。社会的信用を失うことは、人生全体に大きな影響を及ぼすリスクを孕んでいるのです。
相手に振り回され、自分の人生を見失う
連絡ひとつで気分が変わったり、相手の予定に自分の生活を合わせていたり。気づけば、自分の時間も気持ちも、すべてが相手中心になってしまっていることがあります。そのうち「私は何のために生きてるんだろう」と感じるようになるケースもあるのです。
予定を変更されるたびに振り回され、愛されているかどうかを不安に思いながら一日を過ごすこともあるでしょう。本来は自分が主役であるべき人生が、知らず知らずのうちに誰かの都合に左右されるものになってしまうのです。
不倫の苦しみを軽くするためにできること

不倫の苦しみを軽くするためにできることを紹介します。
感情を言語化する習慣を持つ
不倫の苦しみは、心の中に閉じ込めたままにするとますます膨らんでしまいます。頭の中でグルグルと同じ思考が巡り、出口のない苦しさに押しつぶされそうになることもあるでしょう。そんなときは、自分の感情を「言葉」にしてみることが効果的です。
日記に書く、スマホのメモに打ち込む、信頼できる人に打ち明けるなど方法は何でも構いません。言語化することで、感情の輪郭が見え、少しずつ冷静さを取り戻すことができます。
「あ、私は寂しかったんだ」「不安を抱えていたんだ」と気づくことで、気持ちが少し軽くなることもあるのです。
「今の関係」を見つめ直す時間を持つ
「この関係を続けて幸せになれるのか?」と立ち止まって考えてみる時間は、とても大切です。日々のやり取りや感情の起伏に忙殺されていると、何が本当に大切なのかを見失ってしまいがちです。
あえて少し距離を置いて、相手がいない日常を想像してみましょう。意外と平穏で自由な時間が広がっているかもしれません。反対に、「やっぱりあの人が必要」と思うかもしれません。
どちらにしても、客観的に自分と関係を見つめ直すことは、今後の選択を誤らないための大事なステップになります。
自分を責めすぎない視点を持つ
「不倫している自分なんて最低だ」「人として間違っている」そんなふうに自分を責めてはいませんか?たしかに社会的には肯定されにくい関係かもしれません。でも、人を好きになる気持ちそのものに、善悪はありません。むしろどんな環境下でも人の良さを見つけられることは、あなたの良いところだと言えるでしょう。
大切なのは、「これから自分をどう扱っていくか」です。
苦しい恋を通して、自分の心の弱さや強さに気づいたのなら、それはひとつの成長でもあります。過去を否定するのではなく、そこから何を学ぶかという視点に変えていくことで、少しずつ心が軽くなっていくでしょう。全ての経験や感情を自分のために使えば良いのです。
ほかに夢中になれることを探す
不倫関係に気持ちが集中してしまうと、それが自分の全てになってしまうことがあります。相手のことで頭がいっぱいになり、他のことに関心が持てなくなる。その状態は、心の健康にとってとても危険です。
だからこそ、恋愛とは別のことに目を向けてみることが大切です。新しい趣味を始める、旅行を計画する、学びたい分野にチャレンジするなど、自分の世界を広げてみてください。何かに夢中になることで、恋愛だけに頼らない心の支えが育っていきます。
必要に応じて専門家のサポートを受ける
どうしても苦しさが抜けず、感情のコントロールが難しいと感じるときは、カウンセリングなどの専門的なサポートを受けることも検討してみてください。人に話すだけでも、驚くほど気持ちが整理されることがあります。
不倫は、とても孤独な悩みです。けれど、ひとりで抱え込む必要はありません。誰かに話を聞いてもらうことで、新しい視点や考え方に出会えるかもしれません。「誰かに頼っていい」という感覚を取り戻すことが、あなた自身を癒やす第一歩になるはずです。
不倫が辛いときは電話占いで相談するのがおすすめ

不倫の悩みは、身近な人には打ち明けにくいものです。理解されないのではという不安や、否定される恐れから、つい誰にも相談できないまま抱え込みがちになります。そんなとき、電話占いという選択肢は、心のよりどころになってくれるかもしれません。
電話占いなら、24時間いつでも、どこからでも相談できます。占い師は不倫の相談に慣れている方が多く、あなたを責めることなく、今の状況や心の動きを受け止めてくれるはずです。話を聞いてもらうだけでも、心が少し軽くなるかもしれませんし、次に進むためのヒントが得られることもあります。
不倫に強い電話占いについて詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

不倫に苦しむあなたへ

不倫は、決して簡単に語れる恋ではありません。好きだからこそ苦しくて、幸せな時間の裏に、深い孤独や罪悪感がつきまといます。そして、その気持ちを誰にも打ち明けられず、一人で抱え込んでしまう人が多いのも事実です。
しかし、あなたの苦しみは決して無意味ではありません。心から誰かを想う気持ちがあるからこそ、こんなにも悩んでいるのです。今の経験が自分に向き合うきっかけになったり、大事なものを考える時間になったり、自分を成長させる可能性もあります。
自分らしさを保ち続けられるように、恋愛以外でも心の居場所をたくさん作るようにしてくださいね。