えきねっとはJR東日本が運営する国内向けサービスであり、海外からはチケットを予約できません。
えきねっとを海外から利用するためにはVPNが必要です。
本記事では、えきねっとで海外からチケットを予約する手順やおすすめサービスについて解説します。
本記事の料金はすべて税込価格です。
えきねっとは海外から利用できない
えきねっとは国内向けのサービスであり、海外から利用できません。
「えきねっと」については、日本国内にお住まいの方を対象としたサービスとなっております。
海外からえきねっとにアクセスした場合、以下のエラー画面が表示されます。

えきねっとが海外から利用できない理由として、地域制限(ジオブロック)の影響が挙げられます。
地域制限とは利用者の現在地に基づいて、表示するコンテンツを制限する仕組みのことです。
海外からえきねっとでチケットを予約するためには、地域制限を回避しなければなりません。
地域制限については以下の記事を参考にしてください。
関連記事 ジオブロック(地域制限)とは
海外からえきねっとを利用するためにはVPNが必要
海外からえきねっとを利用するためにはVPN(Virtual Private Network)が必要です。
VPNとは、インターネット上に仮想的なプライベートネットワークを構築する技術です。
VPNを利用することで、端末のIPアドレスを国内のものに置換できるため、地域制限を回避できます。
実際に国内のVPNサーバーを経由することで、問題なくえきねっとにアクセスできました。

VPNを利用して海外からえきねっとでチケットを予約する手順
VPNを利用して海外からえきねっと(ウェブサイト経由)でチケットを予約する手順を、MillenVPN(ミレンVPN)を使って解説します。
MillenVPNの申し込み方法やインストールなど、基本的な使い方から知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
関連記事 MillenVPNの使い方
MillenVPNのアプリを起動し、ユーザー名とパスワードを入力して「ログイン」をタップします。

アプリのホーム画面が表示されるため、画面下部にある「サーバー」をタップします。

接続先の一覧が表示されるため、日本のVPNサーバーを選択してください。

以下のポップアップが表示されるため、「許可」をタップします。

アプリのホーム画面に遷移後、画面中央の「あなたの仮想的な場所」が日本に変更されていればVPN接続完了です。

海外からえきねっとを利用する際のおすすめVPN5選
海外からえきねっとを利用する際のおすすめVPNとして、以下の5社が挙げられます。
VPN | 公式サイト | 月額料金 | 最短プラン | 返金保証期間 |
---|---|---|---|---|
MillenVPN | 公式サイト | 1ヶ月:1,738円〜 1年:594円〜 2年:396円〜 | 7日間プラン | 30日 |
NordVPN | 公式サイト | 1ヶ月:1,930円〜 1年:830円〜 2年:550円〜 | 1ヶ月プラン | 30日 |
ExpressVPN | 公式サイト | 1ヶ月:1,947円〜 1年:1,003円〜 2年:700円〜 | 1ヶ月プラン | 30日 |
Surfshark | 公式サイト | 1ヶ月:2,598円〜 1年:528円〜 2年:388円〜 | 1ヶ月プラン | 30日 |
CyberGhost | 公式サイト | 1ヶ月:1,790円〜 6ヶ月:1,000円〜 2年:320円〜 | 1ヶ月プラン | 45日 |
上記VPNは返金保証制度を導入しているため、返金保証期間中は実質無料でVPNを利用可能です。
ただし、返金保証制度を活用する場合、VPNサービスに返金保証申請しなければ利用料金が返金されない点には注意しましょう。
短期的にVPNを利用したい人は、MillenVPNの「7日間プラン」のような、短期向け料金プランに契約するのもおすすめです。
上記VPNについて、さらに詳しいスペックの比較をしていますので、あわせて以下の記事も参考にしてください。
関連記事 おすすめ有料VPN
VPN経由でえきねっとを使用するときの2つの注意点
VPN経由でえきねっとを使用するときの注意点として、以下の2つが挙げられます。
- 無料VPNは推奨できない
- VPNは接続したままにする
無料VPNは推奨できない
えきねっとを利用する際、セキュリティの観点から無料VPNは推奨できません。
一部の無料VPNでは、運営会社の情報が不透明であったり、ノーログポリシーに対応していなかったりするケースがあります。
利用者のログ(記録)を保存・収集しない方針のことです。
最悪の場合、VPNを接続した状態でチケットを予約した際に、以下のような個人情報が第三者に漏洩するリスクもあるため注意が必要です。
- クレジットカード番号
- メールアドレス
- 電話番号
- ICカード情報
情報漏洩を防ぐためにも、えきねっと利用時には有料VPNを使用しましょう。
ノーログポリシーについては、以下の記事もご覧ください。
関連記事 ノーログポリシー・ノーログVPNとは
VPNは接続したままにする
えきねっとでチケットを予約するときには、VPNを接続したままにしてください。
VPNを切断すると地域制限の影響を受けて、予約手続きができなくなります。
万が一、VPNが切断されてしまった際には、再度日本国内のVPNサーバーに接続してからチケットを予約しましょう。
VPN接続してもえきねっとが利用できない場合の3つの対処法
VPN接続してもえきねっとが利用できない場合の対処法として、以下の3つが挙げられます。
- VPNサーバーを変更する
- VPNプロトコルを変更する
- VPN接続方法を変更する
VPNサーバーを変更する
VPN接続してもえきねっとにアクセスできないときは、VPNサーバーを変更しましょう。
VPNサーバーに障害が発生していたり、アクセスが集中していたりすると、正常にVPN接続できない可能性があります。
なお、VPNによってはMillenVPNのように、サーバーの障害情報が掲載されている場合もあります。
サーバーの障害情報を確認して、問題が発生している際には別の国内のVPNサーバーを経由してえきねっとにアクセスしましょう。
VPNプロトコルを変更する
VPNサーバーを変更してもえきねっとを利用できない場合、VPNプロトコルを変更してください。
VPNプロトコルは以下のような種類があり、特徴もさまざまです。
- OpenVPN(オープンVPN)
- IKEv2(アイケーイーブイツー)
- IPsec(アイピーセック)
- WireGuard(ワイヤーガード)
VPNプロトコルによってはネットワーク環境に影響され、VPN接続しても動作が不安定になる可能性もあります。
なお、VPNプロトコルの変更方法はサービスごとに違いますが、MillenVPNのようにアプリから簡単に変更できるケースもあります。

VPNプロトコルを変更してから、再度えきねっとにアクセスしてチケットを予約してください。
VPN接続方法を変更する
上記方法でも解決しない場合、VPN接続方法を変更しましょう。
海外の国によってはインターネットやVPNの規制が厳しく、VPNを利用できない恐れがあります。
たとえば中国では、グレートファイアウォール(金盾)の影響でVPNが制限されており、海外サービスにもアクセスできません。
グレートファイアウォールとは中国政府が管理するインターネット検閲システムです。
上記の問題を解決するために、VPNによってはSurfshark(サーフシャーク)の「NoBordersモード(ノーボーダーズモード)」のような、規制の厳しい国からでもVPN接続できるような機能を提供しています。
中国やロシアなどの規制が厳しい国からえきねっとを利用する際には、各サービスが提供する機能を活用してVPN接続しましょう。
関連記事 中国で使えるVPN
えきねっとを海外から利用する際のよくある質問
えきねっとを海外から利用する際のよくある質問に回答します。
えきねっとは外国人でも使える?
国内からアクセスすれば、えきねっとは外国人でも使用可能です。
海外からでも「トクだ値」価格でチケットを購入できる?
VPN接続した場合、海外からえきねっとにアクセスできるため、「トクだ値」価格でチケットを購入できます。
JR-EAST Train Reservationってなに?
JR-EAST Train Reservationとは、海外向けのチケット予約サービスです。
JR-EAST Train Reservation経由で、東日本エリアのチケットを海外からいつでも予約できます。
また、外国人向けサービスなため、中国語やスペイン語、フランス語などさまざまな言語にも対応しています。