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図書館のフリーWi-Fiは安全? 注意点やVPNで安全に使う方法を解説

図書館のフリーWi-Fiは安全?

図書館のフリーWi-Fiは不特定多数が利用でき、暗号化されていないケースもあるため安全性が低い傾向にあります。

とくに、メールアドレスやSNSのアカウント情報といった個人情報を取り扱う際には注意が必要です。最悪の場合、悪意のあるユーザーに情報が抜き取られる危険性もあります。

本記事では図書館のフリーWi-Fiの安全性や使用時のポイントなどについて解説します。

当サイトでは「おすすめのVPN」についても紹介しています。ほかのVPNもあわせて検討したい方はぜひチェックしてみてください。

目次

図書館のフリーWi-Fiの安全性は高い?

フリーWi-Fiの安全性は図書館によって異なりますが、決して高いとはいえません。

図書館では利用者の利便性を考慮して、フリーWi-Fiが暗号化されていない場合もあります。そのため、悪意のある第三者が通信データを傍受することも可能であり注意が必要です。

施設によっては公式サイトに、フリーWi-Fiに関する情報が記載されています。たとえば、茨城県立図書館では、ホームページに図書館内でWi-Fiを使用する際の注意点を明記しています。

フリーWi-Fiを利用する際には図書館の公式サイトを確認しましょう。

図書館のフリーWi-Fiを安全に使うための3つのポイント

図書館のフリーWi-Fiを安全に使うために、以下の3つのポイントに注目しましょう。

図書館のフリーWi-Fiを使用するときのポイント
  • パスワードありのWi-Fiを選ぶ
  • アクセスポイントを確認する
  • 個人情報を入力しない

パスワードありのWi-Fiを選ぶ

フリーWi-Fiを使用する際にはパスワードありのものを選びましょう。

パスワードなしのWi-Fiは、誰でも利用できるためセキュリティレベルが低くなります。悪意のあるユーザーがWi-Fiを利用している場合、個人情報などが漏洩する危険性もあります。

そのため、フリーWi-Fiを使用する際にはSSIDの横に「鍵マーク」が表示されているものを利用しましょう。

ただし、図書館内は無料で入館でき、フリーWi-Fiにパスワードが設定されていても、誰でも閲覧できる場所に記載されているケースがあります。

したがって、誰でもアクセスできるフリーWi-Fi接続時は、個人情報など入力しないようにしましょう。

アクセスポイントを確認する

図書館のフリーWi-Fiを利用する際にはアクセスポイントが正しいか確認しましょう。

中には悪意のある第三者が偽のアクセスポイントを設置して、利用者の個人情報を抜き取るケースもあるため注意が必要です。

たとえば、正しい図書館のアクセスポイントが「Library_wifi」とします。この時に、悪意のある第三者が設置した偽のアクセスポイント「Llbrary_wifi」に誤ってアクセスした場合、利用者の通信内容が漏洩する恐れがあります。

アクセスポイントが複数ある際には、図書館が提供しているWi-Fiか確認してから選択しましょう。

個人情報を入力しない

図書館のフリーWi-Fiに接続した状態で、以下のような個人情報は入力しないようにしましょう。

入力を避けるべき個人情報
  • メールアドレス
  • 電話番号
  • クレジットカード番号
  • パスワード
  • SNSなどのログイン情報

図書館のフリーWi-Fiのセキュリティレベルは決して高くありません。Wi-Fiにパスワードが設定されていても、基本的には誰でも閲覧できる場所にパスワードが記載されているため、悪意のあるユーザーでも利用できます。

個人情報を抜き取られると、クレジットカードの不正利用やSNSアカウントの乗っ取りなどの問題が発生する恐れもあります。

どうしてもフリーWi-Fiに接続した状態で個人情報を入力したい人は、通信データが保護されるVPNを活用しましょう。

図書館のフリーWi-Fiを安全に使用したい場合はVPNを活用

図書館のフリーWi-Fiを安全に使用するにはVPNがおすすめです。

VPN(Virtual Private Network)とは、インターネット上に仮想的なプライベートネットワークを構築する技術

トンネリング」と呼ばれる仮想回線を構築することで、第三者から通信データに干渉されるリスクを最小限に抑えます。

たとえば、図書館のフリーWi-Fiを介してSNSのアカウントにログインする場合、VPNを使用することで通信データが暗号化されるため、第三者はログイン情報を傍受できません。

おすすめのVPNや選定のポイントについては以下の記事をご覧ください。

関連記事 VPN有料サービス おすすめ

図書館のフリーWi-Fi接続時におすすめの無料VPN3選

図書館のフリーWi-Fi接続時におすすめの無料VPNを3つ紹介します。

おすすめの無料VPN3選
  • Proton VPN(プロトンVPN)
  • hide.me VPN(ハイドミーVPN)
  • OperaVPN(オペラVPN)

関連記事 無料VPN おすすめ

Proton VPN(プロトンVPN)

Proton VPN Top
出典:Proton VPN公式サイト

Proton VPN」は国内サーバーを利用できるVPNサービスです。

無料VPNによっては、使用できるサーバーが海外のものに限定されているケースがあります。サーバーの物理的な距離が遠くなると通信速度が遅くなる傾向にあります

一方で、無料かつ国内サーバーを利用できる点はProton VPNの強みであり、通信環境を重視したい人にもおすすめです。

ただし、Proton VPNの無料プランでは、サーバーを自由に指定できません。サーバー変更にもインターバルが必要となるため、自由にサーバーを指定したい場合は、有料プランへの加入も検討しましょう。

Proton VPNのメリット、デメリットについては以下の記事をご覧ください。

関連記事 Proton VPN 評判

hide.me VPN(ハイドミーVPN)

hide.me VPN TOP
出典:hide.me VPN公式サイト

hide.me VPN」は安定した通信環境を提供するVPNサービスです。

高品質なサーバーを使用しており、99.9%の稼働率を誇るため、VPN接続が途中で切断されるリスクを最小限に抑えられます。

帯域幅やデータ通信量にも制限がかけられておらず、VPN接続した状態で動画なども気にせず視聴できます。

なお、hide.me VPNでは公式サイトの一部が日本語に対応していません。英語が苦手な人はGoogle Chromeの翻訳機能などを活用しましょう。

hide.me VPNのアプリケーション自体は日本語に対応しており、誰でも簡単に利用できます。

hide.me VPNの使い方については、以下の記事をご覧ください。

関連記事 Hide.me VPN 使い方

OperaVPN(オペラVPN)

Operaブラウザ公式サイト
出典:Opera公式サイト

OperaVPN」は、ノルウェーのOpera Software ASが開発したWebブラウザ「Opera」に標準搭載されているVPN機能です。

アカウント登録などは一切不要で、Operaブラウザをダウンロードするだけで即座にVPNを利用できます

ただし、保護される通信データはOperaブラウザ内でやり取りされるものに限ります。メールやほかのアプリなどOperaブラウザ外でやり取りされる通信データは保護の対象外となるため注意しましょう。

図書館以外に安全なWi-Fiスポットの特徴

図書館以外に安全なWi-Fiスポットの特徴として以下の2つが挙げられます。

図書館以外に安全なWi-Fiスポットの特徴
  • Wi-Fiセキュリティ方式にWPA2/WPA3を採用している
  • Wi-Fiのパスワードが慎重に取り扱われている

Wi-Fiセキュリティ方式にWPA2/WPA3を採用している

安全なWi-Fiスポットの特徴として、Wi-Fiセキュリティ方式にWPA2/WPA3を採用している点が挙げられます。

Wi-Fiには複数のセキュリティ方式があり、年々セキュリティレベルが強化されています。中でもWPA2/WPA3はセキュリティ強度が高い暗号化方式です。

一方でWPAやWEPといった旧式のセキュリティ方式は、暗号の解読方法が知られているため、セキュリティ強度が低いといえます。

フリーWi-Fi使用時は「暗号化されているから大丈夫」と思わず、セキュリティ方式まで確認しましょう。フリーWi-Fiのセキュリティ方式は、パソコンやスマートフォンのWi-Fi設定画面から確認できます。

Wi-Fiの詳細画面
MacのWi-Fi設定画面

Wi-Fiのパスワードが慎重に取り扱われている

Wi-Fiのパスワードが慎重に取り扱われているかも重要なポイントです。

Wi-Fiにパスワードを設定している場合でも、誰でも閲覧できる場所にパスワードが記載されていたらセキュリティレベルは低下します。

たとえば、暗号化方式にWPA2を採用しているWi-Fiでも、パスワードが悪意のある第三者にバレてしまった際には、通信データが盗聴されるリスクがあります。

個室のコワーキングスペースであれば、利用者のみWi-Fiのパスワードを確認できるため、Wi-Fiが悪用される危険性を抑えられるでしょう。

なお、総務省が公開する「Wi-Fi提供者向け セキュリティ対策の手引き」では、フリーWi-Fiのパスワードの取り扱い方法として以下の点が推奨されています。

Wi-Fiのパスワードの取り扱い
  • パスワードが複雑化されている
  • 限定された利用者のみパスワードが伝達されている
  • パスワードが変更されている

公共のフリーWi-Fiでは、上記の点を意識してパスワードを管理しているケースは少ないといえます。

利用者の利便性を考慮して、パスワードを公開しているケースも多いため、なるべく個人情報といった重要なデータのやり取りは控えましょう。

図書館のフリーWi-Fiに関するよくある質問

図書館のフリーWi-Fiに関するよくある質問に回答します。

フリーWi-Fiでやってはいけないことは?

フリーWi-Fi接続時には、以下のような個人情報のやり取りは控えましょう。

注意すべき個人情報の一例
  • 電話番号
  • クレジットカード番号
  • メールアドレス
  • 住所
  • SNSのアカウント情報

フリーWi-Fiにパスワードが設定されていた場合でも、不特定多数が利用しているため、上記の個人情報を入力することはおすすめしません。

安全なフリーWi-Fiの見分け方は?

安全なフリーWi-Fiを見分ける際には、PCやスマホのWi-Fiの設定画面から確認しましょう。

Wi-Fiの詳細情報を確認して「安全性の低いセキュリティ」と表示されている場合は、セキュリティ強度が低い可能性があります。

Wi-Fiの詳細画面
MacのWi-Fi設定画面
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