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ノーログVPNとは? おすすめサービス6選や選ぶポイントを解説

ノーログVPNは安全って本当?」「ノーログVPNの選び方がわからない……」と悩んでいませんか?

ノーログVPNを利用すると通信の匿名性が高まり、不正アクセスや情報漏えいのリスクを減らせます。しかし、どのように選べばいいのか、どこがおすすめなのかわからない人も多いでしょう。

本記事では、おすすめのノーログVPNサービス6選を紹介しています。ノーログVPNとは何なのかや正しい選び方も紹介しているため、安全性の高いVPNを探している人はぜひ参考にしてください。

本記事では以下の内容を解説します!

当サイトでは「おすすめのVPN」についても紹介しています。ほかのVPNもあわせて検討したい方はぜひチェックしてみてください。

目次

ノーログVPNとは

ノーログVPNとは、ノーログポリシーを掲げているVPNのことを指します。

ここではノーログポリシーとは何なのかや、ノーログ以外のVPNとの違いについて見ていきましょう。

ノーログVPNとは
  • VPNとは
  • VPNのノーログポリシーとは
  • ノーログVPNで記録しないログの種類
  • ノーログ以外のVPNとの違い

VPNとは

VPNとはインターネットを安全に利用するための仕組みを言い、主に次のような技術が存在します。

トンネリング2拠点を結ぶ専用回線を作る
カプセル化データを覆い隠し通信内容を見えなくする
認証利用権限があるか証明する
暗号化データが外から見えないようにする

具体的には、機器ごとに割り振られているIPアドレスをVPNサーバーのIPアドレスに置き換え、どこの誰の通信かをわからなくする仕組みです。

個人情報を悪用した詐欺や不正利用を防ぐため、法人から個人でのプライベート利用まで幅広く使われています。

VPNのノーログポリシーとは

Private Internt Access(PIA)公式サイト
出典:Private Internet Access(PIA)公式サイト

VPNのノーログポリシーとは、ユーザーのログ(記録)を収集・保存しない方針のことです。

通常はサーバーに接続すると、私たちがオンラインで接続した場所や利用記録、入力した個人情報などが記録されます。

しかし、ノーログポリシーを掲げるVPNプロバイダーはこれらのログを残さないことで、プライバシーや匿名性を強化しているのです。

ノーログVPNで記録しないログの種類

ノーログVPNで記録しない主なログの種類は次のとおりです。

種類内容
接続ログIPアドレス
接続時間・日付
転送データ量
使用ログ閲覧履歴
使用ソフト
ダウンロードファイル
使用プロトコル
VPNのバージョン
個人情報ユーザー名
パスワード
メールアドレス
支払い情報
住所
氏名

ノーログVPNならサーバー内に上記の記録を残さないため、情報漏えいやデータの改ざんを予防できます。

ノーログ以外のVPNとの違い

ノーログ以外のVPNとの違いは次のとおりです。

ノーログVPNログ保存VPN
ログの記録保存しない保存する
暗号化通信レベル高い低い
通信の安定性高い低い

ノーログポリシーを掲げていないVPNは接続ログや使用ログなどの個人情報を保存しており、第三者へ漏えいするリスクが高まります。

また、ログを保存するVPNの多くは無料サービスのため、暗号化のセキュリティレベルが低いのも欠点です。

さらにサーバー数の少なさから通信も不安定なことが多く、安心してインターネットを楽しむには不安が残ります。

ノーログVPNは有料サービスですが、その分暗号化のセキュリティレベルが高い上、安定した通信が望めます。

VPN選びでノーログかどうかは重要!

VPN選びでは、ノーログポリシーを掲げているプロバイダーであることが重要です。

ユーザーのログを収集・保存するVPNでは、十分なプライバシー保護がなされません。

そのため個人情報が外部へ売られたり、国の法執行機関によっては個人のログの提出を強制されたりするケースもあります。

つまりノーログポリシーを掲げているかどうかが、VPNプロバイダーの信頼性に対する大きな指標になるのです。

個人情報がしっかり保護された状態で安心してVPNを使うためには、ノーログVPNを選ぶことが欠かせません。

ノーログVPNのメリットとデメリット

ここでは、ノーログVPNのメリットとデメリットを紹介します。

メリット

ノーログVPNのメリットは次のとおりです。

  • 不正アクセスを防止できる
  • プライバシーを保護できる
  • ジオブロックを解除できる

ノーログVPNはIPアドレスや閲覧履歴といった記録を残さないため、不正アクセスの予防に役立ちます。

また、パスワードや支払い情報などの個人情報が外部へ漏れることを防ぎ、プライバシーを保護できます。

さらに、VPNはジオブロック(地域制限)を解除できることもメリットです。

例えば日本のAmazonプライムは海外から視聴できませんが、VPN経由で日本サーバーから接続すると観られるようになります。

デメリット

ノーログVPNのデメリットは次のとおりです。

  • 一時的に情報が保存されることがある
  • 運営元に情報収集や販売される場合がある
  • 犯罪に利用されても犯人を特定しにくい

まず、たとえノーログVPNであっても、一時的に情報を保存されるケースがあります。

expressVPN プライバシーポリシー
出典:ExpressVPN公式サイト

どのように収集・処理するかはプライバシーポリシーに記載があるため、あらかじめ確認が必要です。

また、一部の無料サービスではノーログを掲げながら、実際には情報を収集して第三者へ販売しているケースがあります。

そのため、ノーログVPNの中でも第三者の監査を受けているか、知名度が高く信頼性が高いかを重視して選択しましょう。

そのほかの注意点として、ノーログVPNはその匿名性の高さから、もし犯罪に利用されても犯人を特定しにくい一面も持っています。

ノーログVPNは、このようなデメリットも理解した上で上手に利用することが大切です。

ノーログVPNがおすすめな人

ノーログVPNがおすすめな人は次のとおりです。

ノーログVPNがおすすめな人
  • 海外出張や海外旅行が多い
  • リモートワークが中心である
  • プライバシーを保護したい

海外のフリーWi-Fiはセキュリティリスクが高く、個人情報の抜き取りやウイルス感染の恐れがあります。

そのため、海外出張や海外旅行が多い人はノーログVPNの利用が必須といえます。

同様に、リモートワークが中心の場合も公共のWi-Fiではなく、安全なノーログVPNを利用しましょう。

ビジネスではなく個人利用の場合であっても、プライバシー保護を重要視するならノーログVPNを使うのがおすすめです。

おすすめのノーログVPNサービス6選の比較一覧

おすすめのノーログVPNサービス6選を比較し、一覧表にまとめました。

スクロールできます
サービス画像公式サイト月額料金サーバー台数サーバー設置国対応デバイス数同時接続数ノーログポリシー本社返金保証通信容量制限アプリサポート
NordVPNNordVPNロゴ公式サイト1ヶ月:2,110円〜
1年:800円〜
2年:580円〜
6,400台以上111ヶ国10種類10台パナマ30日間無制限メール
ライブチャット
MillenVPNMillenVPNロゴ公式サイト1ヶ月:1,738円
1年:594円
2年:396円
1,300台以上73ヶ国6種類無制限日本30日間無制限メール
ライブチャット
Express
VPN
ExpressVPNロゴ公式サイト1ヶ月:12.95ドル
6ヶ月:9.99ドル
12ヶ月:8.32ドル
2,000台以上105ヶ国10種類8台イギリス領
ヴァージン諸島
30日間無制限メール
ライブチャット
Surfshark
VPN
SurfsharkVPNロゴ公式サイト1ヶ月:2,308円〜
12ヶ月:478円〜
24ヶ月:308円〜
3,200台以上100ヶ国12種類無制限オランダ30日間無制限メール
ライブチャット
Cyber
Ghost
CyberGhostロゴ公式サイト1ヶ月:1,790円
6ヶ月:1,000円
2年:320円
11,724台以上100ヶ国11種類7台ルーマニア1ヶ月プラン:14日間
1年プラン以上:45日間
無制限メール
ライブチャット
Private
Internet
Access
(PIA)
PIAロゴ公式サイト1ヶ月:1,304円
1年:363.25円
3年:209.03円
25,000台91ヶ国11種類無制限イギリス30日間
※モバイルアプリは
7日間の無料期間あり
無制限メール
ライブチャット
2024年9月時点・料金は税込

安全性はもちろん、繋がりやすさや月額料金を加味して利用を検討しましょう。

関連記事 VPN有料サービス おすすめ

おすすめのノーログVPNサービス6選

ここでは、おすすめのノーログVPNサービス6選についてくわしく解説します。

NordVPN(ノードVPN)

NordVPN

Nord Security

過去4回の監査でノーログポリシーの有効性を証明

NordVPN」は過去4回に渡って独立機関の監査を受け、ノーログポリシーの有効性が証明されているVPNです。

NordVPN 監査
出典:NordVPN公式サイト

パナマで法人化されており、データ保護法の影響も受けません。

さらにマルウェア対策やトラッキングブロッカーなどの追加セキュリティを利用できるほか、匿名で利用できる暗号通貨支払いを採用するなど、高い安全性を誇ります。

通信速度にも優れており、同時に10台まで接続できるなど利便性の高さが持ち味。

最安で1ヶ月580円(税込)と、手軽に始められるのも魅力です。

料金プランとスペック一覧表をみる
料金
スクロールできます
契約期間コンプリートプラン
月額料金
プラスプラン
月額料金
ベーシックプラン
月額料金
2年890円730円580円
1年1,120円960円800円
1ヶ月2,430円2,270円2,110円
2024年9月時点・税込
機能
サーバー
台数
6,400台以上
サーバー
設置国
111ヶ国
対応
デバイス
Windows
macOS
Linux
Android
iOS
Chrome
Firefox
Edge
Android TV
その他
同時接続
デバイス数
10台
ノーログ
ポリシー
本社パナマ
返金保証30日間
通信容量
制限
無制限
アプリ
サポートメール
ライブチャット

MillenVPN(ミレンVPN)

MillenVPN

アズポケット株式会社

日本国憲法に基づくサービス運営を実施

MillenVPN」は、ノーログポリシーを掲げている日本のVPNサービスです。

日本国憲法・法令に基づくサービスを運営しており、信頼性が高いといえます。

海外サービスが多いVPNの中で、利用やサポートがすべて日本語で行えることも使いやすいポイントです。

世界72ヶ国に1,300台以上のサーバーを導入し、高速な通信環境を実現しているため、VOD(動画配信サービス)視聴も快適です。

長期利用向きのサブスクプランと一時利用向きのワンタイムプランがあるため、利用目的に合ったプランを選びましょう。

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料金
スクロールできます
契約期間サブスクプランワンタイムプラン
2年396円
1年594円
30日1,738円
15日1,078円
7日638円
2024年9月時点・税込
機能
サーバー
台数
1,300台以上
サーバー
設置国
73ヶ国
対応
デバイス
Windows
macOS
Android
iOS
Fire Stick
Fireタブレット
同時接続
デバイス数
無制限
ノーログ
ポリシー
本社日本
返金保証30日間
通信容量
制限
無制限
アプリ
サポートメール
ライブチャット

ExpressVPN(エクスプレスVPN)

ExpressVPN

Express Technologies Ltd.

計19回の監査により信頼性を証明

ExpressVPN」は第三者機関の監査を計19回(※)受けており、プライバシーポリシーに準拠していることが確認されているVPNです。(※2024年9月時点)

年中無休24時間体制でセキュリティ監視しており、管理体制を内外から検証するシステムを確立。

そのほか、より信頼性の高いVPNプロトコルや、再起動のたびにすべてのデータを消去するサーバーの開発など、セキュリティを高める取り組みも多く見られます。

expressVPN セキュリティ対策
出典:ExpressVPN公式サイト

また、動画視聴や大容量のデータの送受信にも対応可能な速度も強みの1つ。世界各国に2,000台以上のサーバーがあり、高い安定性を誇ります。

セキュリティの高さと速度を求める人におすすめです。

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料金
契約期間月額料金
1ヶ月12.95ドル
6ヶ月9.99ドル
12ヶ月8.32ドル
2024年9月時点
機能
サーバー
台数
2,000台以上
サーバー
設置国
105ヶ国
対応
デバイス
Windows
macOS
Android
iOS
Linux
Apple TV
Fire Stick
Android TV
Chrome
ルーター
同時接続
デバイス数
8台
ノーログ
ポリシー
本社イギリス領ヴァージン諸島
返金保証30日間
通信容量
制限
無制限
アプリ
サポートメール
ライブチャット

SurfsharkVPN(サーフシャークVPN)

SurfsharkVPN

SurfsharkVPN Ltd.

2つのサーバー接続でセキュリティを高める

SurfsharkVPN」はデロイト社による査察を受け、ノーログポリシーを遵守していることが証明されているVPNです。

2つの異なるVPNサーバーを経由して接続する方式で、第三者からの追跡を困難にするメリットがあります。

さらにマルウェア・スパイウェア・ウイルス対策機能が備わっているほか、業界最先端の暗号化技術ですべてのトラフィックを保護。

匿名による支払いもでき、プライバシーを保ったまま利用できます。

24ヶ月契約で月額308円(税込)〜と安いため、特に海外に長期滞在する人におすすめです。

料金プランとスペック一覧表をみる
料金
スクロールできます
Starter
月額料金
One
月額料金
One+
月額料金
1ヶ月2,308円2,378円2,678円
12ヶ月
(※3ヶ月延長付き)
478円548円978円
24ヶ月
(※3ヶ月延長付き)
308円388円628円
2024年9月時点・税込
機能
サーバー
台数
3,200台以上
サーバー
設置国
100ヶ国以上
対応
デバイス
Windows
macOS
Android
iOS
Linux
Firefox
Apple TV
Fire Stick
Android TV
Chrome
PlayStation
Xbox
同時接続
デバイス数
無制限
ノーログ
ポリシー
本社オランダ
返金保証30日間
通信容量
制限
無制限
アプリ
サポートメール
ライブチャット

CyberGhost(サイバーゴースト)

CyberGhost

CyberGhost S.R.L.

四半期ごとに透明性レポートを公開

CyberGhost」は四半期ごとの透明性レポート公開やデロイト社による監査により、ノーログポリシーの遵守が証明されているVPNです。

再起動するたびにすべてのデータが消去されるRAMのみのサーバーを採用しており、より安全に利用できます。

本拠地はルーマニアにあり、プライバシー保護法によってデータの保持・記録が義務付けられていないこともポイントです。

2年の長期契約プランが特に安く、月額290円(税込)で使えることから長期利用がおすすめ。

1年以上のプランの場合、返金保証が45日間と他社より長いため、じっくり使い心地を試してみてください。

料金プランとスペック一覧表をみる
料金
契約期間月額料金
1ヶ月1,790円
6ヶ月1,000円
2年
(※2ヶ月延長付き)
320円
2024年9月時点・税込
機能
サーバー
台数
11,724台以上
サーバー
設置国
100ヶ国以上
対応
デバイス
Windows
macOS
Android
iOS
Linux
Fire Stick
Apple TV
Chrome
ルーター
スマートテレビ
Firefox
同時接続
デバイス数
7台
ノーログ
ポリシー
本社ルーマニア
返金保証1ヶ月プラン:14日間
1年プラン以上:45日間
通信容量
制限
無制限
アプリ
サポートメール
ライブチャット

Private Internet Access(PIA)

Private Internet Access(PIA)

Kape Technologies

独立監査に加え法定でも2回の実証歴あり

Private Internet Access(PIA)」はノーログポリシーが独立監査によって審査され、法廷で2回実証されているVPNです。

24時間体制のマルウェア対策を備え、疑わしいアクティビティがあれば24時間リアルタイムで通知が来るため、すぐに対処できます。

10年以上VPNサービスを提供しており、オープンソースのソフトウェアのため透明性に優れているのもポイント。

価格は3年契約で月額203円(税込)という業界最安水準のため、安さを重視したい人におすすめです。

料金プランとスペック一覧表をみる
料金
契約期間月額料金
1ヶ月1,304円
1年363.25円
3年
(※3ヶ月延長付き)
209.03円
2024年9月時点・税込
機能
サーバー
台数
25,000台以上
サーバー
設置国
91ヶ国
対応
デバイス
Windows
macOS
Android
iOS
Linux
Fire Stick
Apple TV
Chrome
Opera
スマートテレビ
Firefox
同時接続
デバイス数
10台
ノーログ
ポリシー
本社イギリス
返金保証30日間
(モバイルアプリのみ7日間無料お試しあり)
通信容量
制限
無制限
アプリ
サポートメール
ライブチャット

安心なノーログVPNを選ぶポイント

安心なノーログVPNを選ぶポイントは次のとおりです。

安心なノーログVPNを選ぶポイント
  • 独立監査を受けているか
  • データ保護法のない国や地域に拠点があるか
  • 5・9・14Eyes同盟の非加盟国で運営されているか
  • 無料VPNではないか

独立監査を受けているか

ExpressVPN 監査
出典:ExpressVPN公式サイト

まず、第三者機関からの監査を受けているかどうかは重要なポイントです。

自社のみでノーログポリシーを掲げていても、それを立証することはできません。

外部の調査機関が調査した上で「プライバシーポリシーを遵守している」と証明されていれば、信頼性は大きく高まるといえます。

データ保護法のない国や地域に拠点があるか

VPNサービスの運営元が、データ保護法のない国や地域にあるかもチェックしましょう。

EUで施行されている「GDPR」というデータ保護法(※)では、一定期間ログを記録しておくことが法令で定められています。(出典:個人情報保護委員会

そのため、ノーログポリシーを遵守するためにはパナマやイギリス領ヴァージン諸島など、データ保護規制がない国や地域に拠点があるVPNを選びましょう。

5・9・14Eyes同盟の非加盟国で運営されているか

運営拠点はデータ保護法がないことに加え、5・9・14Eyes同盟の非加盟国かどうかも重要です。

5・9・14Eyes同盟は国のセキュリティを高めるため、国際的に情報を共有していることがその理由です。インターネット上の利用情報も監視されており、個人情報が共有されるリスクがあります。

加盟国は次のとおりです。

同盟加盟国
5Eyesイギリス
アメリカ
ニュージーランド
カナダ
オーストラリア
9Eyesフランス
オランダ
デンマーク
ノルウェー
14Eyesベルギー
ドイツ
イタリア
スウェーデン
スペイン

とはいえ、5Eyes加盟国のイギリスに本拠地があるPIAのような例もあります。PIAでは過去に2回、ノーログを証明された事例(参考:p2ptk.orgもあるため参考にしてください。

VPN選びの際は上記の国に本拠地があるかだけではなく、総合的な判断が必要です。

無料VPNではないか

たとえノーログをうたっていても、無料VPNの利用は避けるのがおすすめです。

無料VPNはサービスの運営に必要な収入を得るために、収集したログを外部に販売しているケースがゼロではありません。

また、運営元の実態がはっきりしないこともあり、セキュリティ面でも危険性が高いといえます。

安全面や信頼性を考慮し、有料のノーログVPNを選ぶようにしましょう。

ノーログVPNに関するよくある質問

ここからは、ノーログVPNに関するよくある質問に回答します。

ノーログVPNの月額料金はいくら?

おすすめサービスの月額料金は次のとおりです。

VPN月額料金
NordVPN1ヶ月:2,110円〜
1年:800円〜
2年:580円〜
MillenVPN1ヶ月:1,738円
1年:594円
2年:396円
ExpressVPN1ヶ月:12.95ドル
6ヶ月:9.99ドル
12ヶ月:8.32ドル
Surfshark1ヶ月:2,308円〜
12ヶ月:478円〜
24ヶ月:308円〜
CyberGhost1ヶ月:1,790円
6ヶ月:1,000円
2年:320円
Private Internet Access(PIA)1ヶ月:1,304円
1年:363.25円
3年:209.03円
2024年9月時点・料金は税込

長期契約するほど1ヶ月あたりの利用料金も安くなるため、参考にしてください。

ノーログVPNの利用は違法?

日本での利用は認められており、違法ではありません。

ただし一部の国や地域ではVPNの利用が違法だったり、制限があったりします。

くわしくは「VPN 違法」の記事を参照してください。

関連記事 VPNは違法?

無料で使えるノーログPNはある?

代表的なサービスは次のとおりです。

とはいえ、無料VPNの多くは独立監査が入っておらず、ノーログポリシーが嘘でないことを確認できません。

安全性を高めるためには、第三者機関の調査が入っている有料VPNを使いましょう。

関連記事 TunnelBear 使い方

関連記事 無料VPN おすすめ

ノーログVPNは警察が追跡・特定できない?

ノーログVPNを使うとサーバー上にIPアドレスやアクセスログなどが残っていないため、追跡・特定されないケースは十分考えられます。

しかし、サービスによっては一時的にデータを保存しており、捜査機関の要求があると状況によっては提供に応じることもあります。

VPNごとのプライバシーポリシーに詳しく記載があるため、あらかじめ確認しておきましょう。

ノーログVPNなら開示請求されても安心?

ノーログVPNが開示請求を求められても、ログを渡すことはまずありません。

近年、X(旧Twitter)や匿名掲示板のなんJ・5chなどで誹謗中傷を受け、被害者がプロバイダーに対して加害者の情報提供を求める開示請求が増え、問題になっています。

しかしノーログVPNはそもそもログを保存しておらず、渡すログ自体が存在しません。

もし一時保存されたログがあったとしても、ノーログポリシーの信頼性に大きく関わるため、ノーログVPNが開示請求に応じるのは考えにくいことだといえます。

ノーログVPNとTorは併用すべき?

ノーログVPNとTorを併用すると、さらにセキュリティが向上するメリットがあります。

Tor(トーア)は何重にも暗号化を重ねることで、インターネット通信の匿名性を高める技術です。

Torを使うとTorネットワークを経由してアクセスできるため、ユーザーのプライバシーを保てます。一方で、VPNはTorネットワークへ接続するまでの匿名性が保てないという弱点を補えます。

一緒に使うことでさらに匿名性や安全性を高められるため、興味があれば検討してみてください。

ノーログVPNまとめ

ノーログVPNまとめ
  • ノーログVPNはノーログポリシーを掲げているVPNのこと
  • VPNはプライバシーを保てるノーログVPNを選ぶのが大切
  • 特に海外出張やリモートワークが多い人におすすめ
  • 独立監査を受けているかや拠点のある国・地域に注意して選ぼう
  • 無料VPNは安全性に不安があるためおすすめできない

ノーログVPNは接続・使用ログや個人情報を記録せず、安全に使えるVPNです。

プライバシーを保ちながら安心してインターネットを使うためには、ノーログポリシーを掲げ、監査によって保証されているVPNを選びましょう。

とくにフリーWi-Fiを使う機会が多い人・海外からの利用が多い人は、情報漏えいやウイルス感染を防げるノーログVPNを使うようにしてください。

たとえノーログをうたっていても、安全性が保証されてない無料VPNはおすすめできません。

ノーログVPNを正しく選び、安心してインターネットが使える環境を整えましょう。

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