「病院のフリーWi-Fiを使っても問題ない?」「安全に使う方法はある?」と悩んでいませんか?
病院のフリーWi-Fiは誰でも無料で使用できますが、通信データが暗号化されていないため、第三者に傍受されるリスクがあります。とくにフリーWi-Fiを経由して個人情報などを入力する場合は注意が必要です。
本記事では病院のフリーWi-Fiの危険性や安全に使用する方法について解説します。
本記事では以下の内容を解説します!
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病院のフリーWi-Fiは危険性がある?
病院のフリーWi-Fiの危険性はゼロではありません。場所関係なく、フリーWi-Fi自体が少なからず危険性のあるものと理解しておくと良いでしょう。
フリーWi-Fiは通信データが暗号化されていないため、専門知識とツールがあれば情報を傍受することも可能です。
たとえば、病院のフリーWi-Fiを経由してクレジットカード番号や暗証番号などを入力した場合、これらの個人情報が悪意ある第三者に盗聴される可能性もあります。
上記のように情報が漏洩するリスクがあることを念頭に置いたうえで、病院のフリーWi-Fiを使用しましょう。
病院で安全にフリーWi-Fiを使用したい場合はVPNがおすすめ
中には入院中に病室からフリーWi-Fiを経由して、仕事のメールや個人情報などのデータをやり取りしたい人もいるかと思います。病院で安全にフリーWi-Fiを使用したい場合は、セキュリティ対策としてVPNを活用しましょう。
VPN(Virtual Private Network)とは、インターネット上に仮想的なプライベートネットワークを構築する技術です。
「トンネリング」と呼ばれる仮想回線を構築することで、第三者から通信データを傍受されるリスクを最小限に抑えます。
たとえば、先ほどの病院のフリーWi-Fiを経由してクレジットカード番号や暗証番号などを入力する場合も、仮想回線内で通信データが保護されるため、第三者は通信データに干渉できません。
おすすめのVPNについては、以下の記事で詳しく解説しているため、あわせてご覧ください。
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患者向けのフリーWi-Fi以外でインターネットに接続する方法
フリーWi-Fi以外でインターネットに接続する方法として、主に以下の2つが挙げられます。
- ポケットWi-Fi
- テザリング
ポケットWi-Fi
ポケットWi-Fiはモバイルルーターとも呼ばれており、小型で持ち運び可能な通信端末です。ポケットWi-Fiのメリットとして、スマホやPCなどの通信端末を、どこでも簡単にWi-Fiを使用できる点が挙げられます。
たとえば、病院内にフリーWi-Fiがなかった場合でも、ポケットWi-Fiを使用することでインターネット接続が可能です。
また、ポケットWi-FiにはWPA2やWPA3などの暗号化対策が適用されているため、通信データが盗聴されるリスクを最小限に抑えられます。
テザリング
テザリングとは、iPhoneやAndroidなどのスマートフォンに搭載されている機能です。
スマホがモバイルルーターの役割を果たし、スマホを経由することで病院内でもパソコンやタブレットをインターネットに接続できます。
テザリングでインターネットに接続する際には、スマホ側で契約している通信キャリアの回線を使用しており、フリーWi-Fiと比較してもセキュリティレベルは高いと言えます。
ただし、テザリングはスマホの通信量を使用するため注意が必要です。長時間パソコンやタブレットをインターネットに接続した場合、通信量の消費が激しくなり、毎月の通信量を超えやすくなります。
パソコンやタブレットなどで長時間インターネットに接続したい場合は、基本的にはポケットWi-Fiを利用しましょう。
病院のフリーWi-Fiに関するよくある質問
病院のフリーWi-Fiに関するよくある質問について回答します。
なぜ病院にはWi-Fiがないことがあるのか?
病院にWi-Fiがないケースがある理由として、医療機器への影響が挙げられます。
Wi-Fiと医療機器で使用される電波の周波数帯が同じ場合、電波干渉が発生する危険性もあります。そのため、一部の病院ではWi-Fiが導入されていません。
Wi-Fiのパスワードってどこに書いてあるの?
Wi-Fiのパスワードは主に以下の2つに記載されていることが多いです。
- 病院内に掲示されているポスター
- 病院のWebサイト
Wi-Fiを使用する際には、SSIDを確認してからパスワードを入力してください。
病院のフリーWi-Fiが繋がらない時の対処法は?
病院のフリーWi-Fiが繋がらない時には、以下の対処法を実践しましょう。
- パスワードを入力する
- フリーWi-Fiと通信端末の規格を確認する
- Wi-Fi機能を有効にする
- 機内モードのON/OFFを切り替える
- ログインIDとパスワードを入力する(認証機能が有効の場合)
なお、Wi-Fiの周波数帯には2.4GHzと5GHzの2つがありますが、中には5GHz帯のみ提供しているケースもあります。
通信端末が5GHzに未対応の場合、Wi-Fiに接続できません。
病院のフリーWi-Fiが弱いと感じる場合があるのはなぜ?
病院のフリーWi-Fiが弱いと感じる理由は、主に以下の3つのです。
- 通信端末とアクセスポイント(ルーター)の距離が遠い
- 同時接続している端末数が多い
- 施設内の一部エリアでWi-Fiの利用が禁止、制限されている
多くの利用者がWi-Fiに同時接続した場合、回線が混雑し通信速度が遅くなる場合があります。
また、ルーターの設置位置から距離が遠かったり、障害物が多かったりするとWi-Fiが弱く感じやすくなります。