iPhoneのVPN設定は設定画面より変更可能です。ただし、VPNによっては、設定画面の変更だけではVPN接続が有効のままとなる可能性もあります。
本記事では、iPhoneでVPNをオフにする方法や、自動で接続される際の対処法について解説します。
本記事では以下の内容を解説します!
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iPhoneでVPNをオフにする方法
iPhoneでVPNを手動で切断する手順は以下のとおりです。
iPhoneの設定画面内にある「一般」をタップします。
「一般」内にある「VPNとデバイス管理」をタップします。
画面上部にある「VPN」をタップします。
「VPN状況」の横にあるスイッチをタップすることでVPN無効手順は完了です。
iPhoneでVPNをオフにできないときの対処法
iPhoneでVPNをオフにできないときの対処法として以下の3つが挙げられます。
- ウイルス対策ソフトのVPN機能を無効にする
- VPNのプロファイルを削除する
- オンデマンド接続を無効にする
ウイルス対策ソフトのVPN機能を無効にする
インストールされているウイルス対策ソフトのVPN機能が有効となっている場合、VPNが自動で接続されるケースがあります。
iPhone側のVPNの設定を無効にしてもVPN接続される際には、ウイルス対策ソフト側のVPN機能を無効にしましょう。
たとえば、「Trend Micro(トレンドマイクロ)」のウイルスバスターモバイル(iOS)「Web脅威対策」機能では、VPNが搭載されています。「Web脅威対策」機能を有効にした場合、iPhone側のVPN接続を無効にしても、VPNが接続される可能性があります。
上記の場合は、「Web脅威対策」機能自体を無効にしなければ、VPNが無効となりません。
なお、ウイルス対策ソフトによってVPNの有効・無効の切り換え方法は異なります。各ウイルス対策ソフトのVPN設定方法については、公式サイトから確認しましょう。
VPNのプロファイルを削除する
VPNが勝手に接続される場合は、プロファイルを削除しましょう。過去にVPN接続したことがある場合、iPhoneの設定にプロファイルが残っているケースがあります。
VPNのプロファイルが残っていると、自動でVPN接続される可能性があります。プロファイルの一覧は「設定」>「一般」>「VPNとデバイス管理」のステップから確認可能です。
以下は実際の「VPNとデバイス管理」の画面です。※画像の場合、VPNのプロファイルはありません。
上記画面にVPNのプロファイルが表示されている場合は、構成プロファイルを選択し「プロファイルを削除」をタップしてください。
ただし、プロファイルを削除すると、ネットワーク設定などのVPNに関するすべての設定と情報が削除されるため注意しましょう。
オンデマンド接続を無効にする
VPNのオンデマンド接続が有効になっていないか確認しましょう。オンデマンド接続とは、特定の条件時に自動的でVPN接続する機能です。
たとえば、カフェなどのフリーWi-Fi使用時、オンデマンド接続を有効にしておくことで、VPNアプリなどを起動せずに自動でVPN接続が可能となります。
オンデマンド接続の設定状況は、iPhoneの「設定」>「一般」>「VPNとデバイス管理」から簡単に確認可能です。
設定されている各VPNの「i」マークのアイコンをタップすると、VPNの情報が表示され、オンデマンド接続状態も表示されます。
オンデマンドの接続が有効になっていた場合は、「オンデマンド接続」の横にあるボタンをタップして無効に切り換えましょう。
VPNをオフにするとどうなる?
VPNをオフにした場合、以下の3つデメリットがあります。
- 通信データが暗号化されない
- 海外の特定のWebサイトにアクセスできない
- 国内のサービスによっては海外からアクセスできない
とくに、フリーWi-Fi使用時においては、通信データがVPNによって保護されなくなる点には注意が必要です。
たとえば、VPN接続せずに公共のフリーWi-Fi(ホテル、病院など)を使用すると、仕事のメールや個人情報などのプライバシーに関わるデータが漏洩する危険性もあります。
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また、海外の特定のWebサイトは「地域制限(ジオブロック)」によって、日本からアクセスできません。地域制限を回避するためには、VPNを使用し海外の特定のサーバーを経由してWebサイトにアクセスする必要があります。
iPhoneでVPNを常時接続するデメリットはある?
VPNでは通信データを暗号化するため、VPN接続時は少しだけ通信速度が遅くなる傾向にあります。また、使用するサーバーの物理的な距離や、サーバーを使用するユーザー数も通信速度に影響します。
たとえば、国内のサーバーの利用者が多く、トラフィックが混雑状況となった場合、VPN接続することでインターネットへのアクセス速度が低下するケースもあり、注意が必要です。
とくに無料VPNは、サーバー台数が少なく通信速度が遅くなりやすい傾向にあります。高速な通信環境でVPN接続したい人は、サーバー保有台数が多く安全性も高い有料VPNを使用しましょう。
おすすめのVPNや選び方については、以下の記事をご覧ください。
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