「海外と国内レンタルサーバーの違いは?」「海外レンタルサーバーは安全?」「海外レンタルサーバーにリスクはある?」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
海外レンタルサーバーは海外にデータセンターが設置されているため、国外からのアクセスが国内レンタルサーバーよりも高速です。
本記事では、海外レンタルサーバーについて以下の内容を解説します。
いますぐおすすめの海外レンタルサーバーを知りたい方は、以下の一覧表を参考にしてください。
レンタルサーバー | 初期費用 | 月額料金 | ディスク容量 | サポート言語 | WordPress インストール機能 | データセンター 設置場所 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Bluehost | 0円 | $2.95〜 | 50GB | 英語 | あり | ・アメリカ ・インド ・中国 | 詳細を見る |
DreamHost | 0円 | $2.59〜 | 無制限 | ・英語 ・スペイン語 | あり | ・アメリカ | 詳細を見る |
Godaddy | 0円 | 365円(税込)〜 | 25GB | 日本語、英語など 複数言語対応 | あり | ・アメリカ ・オランダ ・シンガポール | 詳細を見る |
SiteGround | 0円 | $3.99〜 | 10GB | ・英語 ・スペイン語 | あり | ・アメリカ ・スペイン ・シンガポール ・オーストラリア | 詳細を見る |
当サイトでは「おすすめのレンタルサーバー」についても紹介しています。ほかのレンタルサーバーもあわせて検討したい方はぜひチェックしてみてください。
海外サーバーと国内サーバーの違い
海外サーバーと国内サーバーの違いは、サーバーが置かれているデータセンターの場所です。
海外サーバーは、国外のデータセンターにサーバーが置かれており、国内サーバーは国内のデータセンターにサーバーが置かれています。
サーバーの設置場所により最も影響が発生する点が、サーバーへの接続速度です。
たとえば、海外サーバーを使用した場合、国外から海外サーバーへの接続速度は国内サーバーと比較した際に速くなります。
これは物理的にサーバーとの距離が近くなり、接続速度にも影響するためです。
【有料】おすすめ海外レンタルサーバー比較一覧表
有料のおすすめレンタルサーバー4社の比較一覧表は以下の通りです。
レンタルサーバー | 初期費用 | 月額料金 | ディスク容量 | サポート言語 | WordPress インストール機能 | データセンター 設置場所 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Bluehost | 0円 | $2.95〜 | 50GB | 英語 | あり | ・アメリカ ・インド ・中国 | 詳細を見る |
DreamHost | 0円 | $2.59〜 | 無制限 | ・英語 ・スペイン語 | あり | ・アメリカ | 詳細を見る |
Godaddy | 0円 | 365円(税込)〜 | 25GB | 日本語、英語など 複数言語対応 | あり | ・アメリカ ・オランダ ・シンガポール | 詳細を見る |
SiteGround | 0円 | $3.99〜 | 10GB | ・英語 ・スペイン語 | あり | ・アメリカ ・スペイン ・シンガポール ・オーストラリア | 詳細を見る |
【有料】おすすめの海外レンタルサーバー一覧
有料のおすすめ海外レンタルサーバー4社を紹介します。
Bluehost
- WordPress.orgの公式推奨のホスティングサービス
- 30日以内の返金保証あり
- 24時間365日のカスタマーサポートを提供
BluehostはWordPress.orgが公式で推奨するホスティングサービスです。
ホスティングサービスとは、サーバーを貸し出すサービスを意味し、レンタルサーバーと同じ意味です。
海外ではレンタルサーバーではなく、ホスティングサービスと呼ばれています。
BluehostではワンクリックでWordPressインストールが完了します。
最安プランでは月額$2.95で利用できるため、コストを抑えて海外サーバーを使用したい方にもおすすめです。
24時間365日のカスタマーサポートも提供しているため、英語になりますが、不明点などがあったらすぐに問い合わせできます。
30日以内であれば返金保証が受けられるため、試しに海外サーバーを使ってみたい方は、Bluehostを活用してみてはいかがでしょうか。
DreamHost
- 月額$2.59で利用可能
- 転送量無制限
- 稼働率100%
- 97日間の保証期間あり
DreamhostのWordPress専用プラン「WordPress Starter」では、Webサイトを1つしか作成できませんが、月額$2.59でサーバーを利用できます。
WordPressの簡単インストール機能を提供されているため、WordPressサイトを手軽に作りたい方におすすめのホスティングサービスです。
転送量やMySQLのデータベース数などを無制限で利用でき、メールアドレスも無制限に取得できます。
サーバー稼働率も100%を保証しており、万が一100%未満となった場合は返金対応がお行われるため、Webサイトを快適に運用したい方にもおすすめです。
97日間であれば返金保証が受けられるため、データベースや転送量を無制限で使用したい方は、気軽にDreamhostを利用してみてはいかがでしょうか。
Godaddy
- 世界のホスティングシェアNo.1
- 日本語サポートあり
- WooCommerceによるオンラインストアも制作可能
hostadvice.が公開している世界のホスティングサービス会社マーケットシェアによると、Godaddyのシェア率は1番高く(2023年11月時点)、人気レンタルサーバーです。
Godaddy公式サイトには、日本語によるサポートやマニュアルも用意されているため、英語が苦手な方でも安心して利用できます。
上位のEコマースプランに契約した場合、「WooCommerce」によるオンラインストアも制作可能です。
WooCommerceとは、オープンソースのECパッケージであり、WordPressのプラグインとして利用できます。
WooCommerceを追加することで、支払い機能や購入機能、発送などのオンラインストアに必要な機能一式が導入され、誰でも簡単に商品を販売できます。
オンラインストアの運営を検討している方は、Godaddyを利用してみてはいかがでしょうか。
SiteGround
- データセンターは全11
- 500人以上のスタッフによるサポート体制
- 管理ツールによる一括管理
SiteGroundは世界中に11のデータセンターを保有しています。
複数のデータセンターが分散して配置されているため、世界各地から安定してサーバーにアクセスが可能です。
また、SiteGroundではWordPressの更新やスパム検知、アクセス数、バックアップなどを一括管理できる管理ツールを導入しているため、Webサイトの管理も簡単です。
500人以上のスタッフによるサポート体制も整っているため、万が一の際にもすぐに問い合わせできます。
【無料】おすすめ海外レンタルサーバー比較一覧表
無料のおすすめレンタルサーバー2社の比較一覧表は以下の通りです。
レンタルサーバー | ディスク容量 | 転送量 | 広告表示 | ドメイン数 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|
domainpower | 1GB | 5GB | なし | 1 | 詳細を見る |
batcave | 1GB | 5GB | なし | 1 | 詳細を見る |
【無料】おすすめの海外レンタルサーバー一覧
無料のおすすめ海外レンタルサーバー2社を紹介します。ただし、無料サーバーはデメリットも多いため注意が必要です。
domainpower
- MySQL使用可能
- PHP使用可能
domainpowerは無料でMySQLやPHPを使用できます。そのため、海外サーバーでMySQLとPHPを使用してWebサービスを運営することも可能です。
ただし、domainpowerの無料プランでは、ディスク容量が1GBと少ないため、個人ブログなどの小規模なWebサイト向けと言えます。
転送量も5GBと少なめです。また、WordPressがインストールできるかどうかは公式サイト上では見つかりませんでした。
batcave
- 広告表示なし
- サポート体制あり
- WordPress可
batcaveでは広告表示機能がありません。そのため、運営するWebサイトに自動で広告が表示されてしまう心配はありません。
また、サポートチームも設営されているため、疑問点などがあった際には、英語になりますが問い合わせも可能です。
ただし、無料プランの場合、保持できるドメインは1つだけです。ディスク容量は1GB、転送量は5GBとサーバースペックに制限がかけられているため、注意しましょう。
海外レンタルサーバーの選び方のポイント
海外レンタルサーバーを選ぶ際には以下のポイントに注目しましょう。
- サポート言語
- 料金
- サーバースペック
- WordPressなどCMSのインストール機能があるか
- データセンターの国はどこか
サポート言語
海外レンタルサーバーが対応しているサポート言語を確認しましょう。サポート言語は海外レンタルサーバーによってさまざまです。
海外レンタルサーバーの場合、基本的に対応言語は英語となっており、コントロールパネルなどの表記もすべて英語の可能性もあります。
また、サポート言語が英語のみの場合、トラブル発生時に質問するチャットやメールの内容も英語で返信されます。
英語が苦手な場合、サーバーの設定などで手間がかかる恐れもあるため、サポート言語に日本語があるかを確認すると良いでしょう。
料金
海外レンタルサーバーの料金を確認しましょう。海外レンタルサーバーの料金は契約するプランの種類や契約年数によって異なります。
たとえばDreamhostでは、「WordPress Starter」プランを3年で契約した場合、月額料金は$2.59です。
一方で同じプランを1ヶ月で契約した場合、月額料金は$4.95となり、料金が高くなります。
また、料金プランによって保有できるWebサイト数も異なります。
複数のWebサイトを作成したい方は、作成できるWebサイト数に制限がないプランを提供している海外レンタルサーバーを選択すると良いでしょう。
サーバースペック
海外レンタルサーバーのサーバースペックを確認しましょう。確認すべきサーバースペックの一例として以下の項目が挙げられます。
- ディスク容量
- 転送量
- メモリ容量
海外レンタルサーバーによっては、ディスク容量や転送量などを無制限に利用できる場合もあります。
たとえば、Dreamhostの「WordPress Starter」プランでは、転送量無制限・ディスク容量無制限でサーバーを利用可能です。
事前にWebサイトの規模に応じたディスク容量や転送量などを検討した上で、最適な海外レンタルサーバーを選びましょう。
WordPressなどCMSのインストール機能があるか
WordPressなどCMSのインストール機能が搭載されている場合、最短でWebサイトを制作できます。
たとえばBluehostでは、WordPressの自動インストール機能が搭載されています。
そのため契約するだけで、自動で最新バージョンのWordPressがインストールされ、初心者でも簡単にWebサイトを作成可能です。
海外レンタルサーバーの場合、サポート言語が英語のみの可能性もあるため、一からWordPressをインストールするとつまずく恐れもあります。
スムーズにWebサイトを運営するためにも、CMSのインストール機能が搭載されているか確認しましょう。
データセンターの国はどこか
海外レンタルサーバーが保有しているデータセンターの数に加え、どこの国に設置されているかも重要です。
サーバーへのアクセス速度は、データセンターとの距離が近ければ近いほど速くなります。
そのため、データセンターを世界各地に保有しているレンタルサーバーの場合、どの地域からサーバーにアクセスしても高速で接続できる可能性が高くなります。
Webサイトのユーザーが多くいる国の近くにデータセンターがあるかも確認しておきましょう。
海外レンタルサーバーのメリット・デメリット
海外レンタルサーバーのメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
海外からのアクセス速度が高速 価格が安い | 日本語サポートがない場合がある |
メリット
メリット |
---|
海外からのアクセス速度が高速 価格が安い |
海外レンタルサーバーの場合、データセンターが海外に設置されているため、日本国内レンタルサーバーと比較して海外からのアクセス速度が高速です。
アクセス速度が遅いと、ユーザーがウェブサイトから離脱する可能性も上がってしまいます。
SEOにも影響するため、海外向けのWebサービスやホームページを作成したい方は、現地からのアクセススピードが高速な海外レンタルサーバーを使用しましょう。
また、海外レンタルサーバーの料金は国内サーバーと比較して、サーバーが高性能でありながら価格が安価な傾向にあります。
たとえば、Dreamhostの場合、月額$2.59(2023年11月時点、約392円)でSSD容量無制限、転送量無制限のサーバーを利用でき、コスパが良いと言えます。
国内サーバーであるXserver(エックスサーバー)の場合、ディスク容量無制限、転送量無制限である「スタンダードプラン」は月額料金990円(税込)のため、かなりお得と言えるでしょう。
デメリット
デメリット |
---|
日本語サポートがない場合がある |
海外レンタルサーバーのデメリットとして、日本語に対応していないケースがある点が挙げられます。
レンタルサーバーによっては、日本語にも対応しているケースがありますが、英語のみ対応している場合もあります。
英語対応のみのレンタルサーバーの場合、管理画面やチャット、メールのやり取りなどはすべて英語です。
そのため、英語が苦手な場合、トラブル発生時やサーバーの設定時に手間がかかる可能性もあります。
海外レンタルサーバーに関するよくある質問
海外レンタルサーバーに関するよくある質問を5つまとめました。
海外レンタルサーバーのシェア率は?
hostadvice.が公開している海外レンタルサーバーのシェア率のランキングは以下の通りです。
ホスティングサービス名 | シェア率 |
---|---|
GoDaddy | 9.3% |
Google Cloud Platform | 7.03% |
Amazon Web Services (AWS) | 4.48% |
IONOS | 4.17% |
OVHcloud | 2.78% |
Wix Website Builder | 2.25% |
Squarespace | 2.16% |
HostGator | 2.01% |
Bluehost | 1.97% |
Hetzner Online | 1.71% |
国内・海外レンタルサーバーのシェア率については、以下の記事で詳しく解説しているため、そちらもご覧ください。
関連記事 レンタルサーバー シェア
無料の海外レンタルサーバーの注意点は?
無料の海外レンタルサーバーを使用する際には、以下の点に注意しましょう。
- サーバースペックに制限がある
- 広告が自動で表示されるケースがある
無料の海外レンタルサーバーの場合、ディスク容量や転送量などのサーバースペックに制限がかかるケースがあります。
たとえば、無料サーバーであるdomainpowerの場合、ディスク容量が1GB、転送量が5GBとかなり少なめとなっているため、大規模なWebサイト運営には向いていません。
そのほかにも、レンタルサーバーによっては、自動で広告が表示されてしまう場合もあります。
海外レンタルサーバーを使用するシーンは?
海外レンタルサーバーを使用するシーンとして、海外ユーザーを対象とするWebサイトを運営するケースが挙げられます。
海外ユーザーを対象とする場合、データセンターが海外に設置されている海外レンタルサーバーを使用する方が、国内レンタルサーバーと比較して、現地からのアクセス速度が高速になるためです。
日本企業が運営する海外レンタルサーバーはある?
「mixhost(ミックスホスト)海外レンタルサーバー」は日本企業が運営しており、海外(アメリカ西海岸)にデータセンターを設置しています。
mixhost海外レンタルサーバーの「スタンダードプラン」は月額料金968円(税込)からディスク容量無制限・転送量無制限のサーバーを使用できます。
WordPressの簡単テンプレートも用意されており、Webサイト作成の手間を削減することも可能です。
性能は通常の「mixhost」とほとんど同じです。mixhostの特徴や評判については以下の記事をご覧ください。
関連記事 mixhost 評判
海外サーバーで適用される法律は?
国内から海外のレンタルサーバーを使用する場合、国内の法律が適用されるケースもあります。
おすすめ海外レンタルサーバーまとめ
- 現地からのアクセスは海外レンタルサーバーの方が高速
- 海外レンタルサーバーによっては日本語対応していないケースがある
- データセンターの設置場所も確認
海外レンタルサーバーの場合、データセンターが海外に設置されています。
そのため、現地からサーバーへのアクセス速度は、国内レンタルサーバーよりも海外レンタルサーバーの方が高速です。
海外向けのWebサイトを運営したい方は、海外のレンタルサーバーを使用するのも1つの手段でしょう。