Ruby on Railsにおすすめなレンタルサーバー7選を徹底比較!

レンタルサーバー Ruby on Rails

Ruby on Railsはレンタルサーバー(VPSやクラウドサーバーなど)で利用可能。レンタルサーバーによって料金プランや環境構築の難易度が異なるため、予算や目的に応じて最適なサービスを選ぶことが重要です。

本記事ではRuby on Railsを使用できるレンタルサーバーや選び方のポイントについて解説します。

本記事では以下の内容を解説します!

目次

Ruby on Railをデプロイできるレンタルサーバーの種類

Ruby on Railsは以下のレンタルサーバーでデプロイできます。

Ruby on Railsをデプロイできるレンタルサーバーの種類
  • VPS(バーチャルプライベートサーバー)
  • クラウドサーバー

VPS(バーチャルプライベートサーバー)

メリットデメリット
自由に設定変更できる
Ruby on Railsをすぐに利用できる
料金が安い
保守・運用が必要
サーバーに関する知識が必要
VPSのメリット・デメリット

VPSは1つの物理サーバー上に仮想空間を構築して運用するサービスです。仮想空間ではroot権限も付与され、自由にソフトウェアをインストールしたり、サーバーの設定を変更したりできます

月額1,000円(税込)未満で利用できるVPSもあり、サーバーを自由にカスタマイズできる「専用サーバー」と比較して、割安でサービスを運営できます。

また、Ruby on Railsのテンプレートが用意されており、簡単に環境を構築できる点もVPSのメリットです。

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クラウドサーバー

メリットデメリット
サーバーの拡張性が高い
初期費用がかからない
自由に環境を構築できる
専門的な知識が必要
環境構築までに手間がかかる
料金が割高になるケースがある
クラウドサーバーのメリット・デメリット

クラウドサーバーとは、インターネット上にある仮想サーバーです。CPUやメモリ、OSなどサーバー環境を自由に設定・変更できる点がクラウドサーバーの強みです。

VPSと比較すると環境構築までに手間や時間がかかりますが、サービスの規模や目的に応じて即座にリソースを拡張できます。

クラウドサーバーの料金体系は基本的に使用した分だけ料金が発生する「従量課金制」が採用されています。

代表的なクラウドサーバー

関連記事 AWSとレンタルサーバーの違い

Ruby on Railsをデプロイできるおすすめレンタルサーバー比較一覧表

スクロールできます
レンタルサーバー画像公式サイト月額料金無料期間CPUメモリSSDRuby on Rails
テンプレート有無
Ruby on Rails
バージョン
Xserver VPSxserver_vps公式サイト公式サイト2GB:830円〜
4GB:1,700円〜
8GB:3,201円〜
16GB:7,200円〜
32GB:18,500円〜
64GB:38,000円〜
×3コア
4コア
6コア
8コア
12コア
24コア
2GB
4GB
8GB
16GB
32GB
64GB
2GBプラン:50GB
4GB〜64GBプラン:100GB
テンプレート有7.0.6-64bit
[ubuntu-22.04]
※テンプレート
ConoHa VPSconoha_vps公式サイト公式サイト512MB:751円〜
1GB:1,065円〜
2GB:2,033円〜
4GB:3,969円〜
8GB:8,083円〜
16GB:15,730円〜
32GB:31,460円〜
64GB:59,290円〜
×1コア
2コア
3コア
4コア
6コア
8コア
12コア
24コア
512MB
1GB
2GB
4GB
8GB
16GB
32GB
64GB
512MBプラン:30GB
1GB〜64GBプラン:100GB
テンプレート有7.1.1-64bit
[ubuntu-20.04]
※テンプレート
シン・VPSシン・VPS公式サイト公式サイト512MB:620円〜
1GB:820円〜
2GB:1,530円〜
4GB:3,091円〜
32GB:24,000円〜
×1コア
2コア
3コア
4コア
12コア
512MB
1GB
2GB
4GB
32GB
30GB
100GB
150GB
200GB
1,600GB
テンプレート有7.0.6-64bit
[ubuntu-22.04]
※テンプレート
KAGOYA CLOUD
VPS
kagoya_vps公式サイト公式サイト1コア:日額20円〜
2コア:日額32円〜
4コア:日額55円〜
6コア:日額252円〜
12コア:日額1,006円〜
×1コア
2コア
4コア
6コア
12コア
1GB
2GB
4GB
8GB
32GB
25GB
200GB
800GB
800GB
1,600GB
テンプレート無
ロリポップ!
マネージドクラウド
公式サイト1,348円
※コンテナ起動
約2,000回まで
10日間1コア512MB10GBテンプレート有
AWSAWS logo公式サイト使用分により変動あり自由に設定可能自由に設定可能自由に設定可能テンプレート無
HerokuHeroku logo公式サイトEco・Basic:$5
プロダクション:$25
アドバンス:$250
×デプロイ後即座に
Webサービス公開可能
出典:各公式サイト

Ruby on Railsをデプロイできるおすすめレンタルサーバー

Ruby on Railsをデプロイできるおすすめレンタルサーバーは以下の7社です。

Xserver VPS

Xserver VPS

エックスサーバー株式会社

2月10日まで! 半額キャッシュバック!

国内シェアNo.1「Xserver」が提供するVPS

Xserver VPS」は国内シェアNo.1を誇るXserverが提供するVPS。Xserverがレンタルサーバーで20年以上積み重ねた豊富な運用実績とノウハウが強み。

Xserver VPSではRuby on Railsをはじめとしたプログラミング言語のフレームワークテンプレートを多数ラインナップ。

Xserver VPS テンプレート

簡単にRuby on Railsをスタートできるため、おすすめなVPSです。

サーバースペックについては、以下のCPU・ストレージを搭載した性能は国内でもNo.1です。※2024年1月Xserver VPS調べ

Xserver VPSに搭載されているCPU・SSD
  • CPU:第3世代「AMD EPYCTM
  • SSD:高速インターフェース「NVMe」

最安プラン「2GB」では月額830円(税込)からサーバーを利用できるため、コストパフォーマンスを重視したい人にもおすすめ。「コストを抑えたいけど、サーバースペックも妥協したくない!」という人はXserver VPSを活用しましょう。

料金プランとスペック一覧表をみる
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プラン名初期費用月額料金CPUメモリ容量(SSD)テンプレート有無Ruby on Rails
バージョン
2GB0円830円〜3コア2GB50GBテンプレート有7.0.6-64bit
[ubuntu-22.04]
※テンプレート
4GB0円1,700円〜4コア4GB100GB
8GB0円3,201円〜6コア8GB100GB
16GB0円7,200円〜8コア16GB100GB
32GB0円18,500円〜12コア32GB100GB
64GB0円38,000円〜24コア64GB100GB
料金は税込

ConoHa VPS

ConoHa VPS

GMOインターネットグループ株式会社

1月17日まで、月額料金最大77%OFF!

長期契約でお得にRuby on RailsテンプレートVPSを利用可能

ConoHa VPS」でも、Ruby on Railsのアプリテンプレートが用意されています。

「ConoHa VPS」Ruby on Railsのアプリテンプレート

またConoHa VPSでは、長期利用割引サービス「まとめトク」を提供しています。「まとめトク」を活用することで、通常料金よりも最大70%オフの価格でConoHa VPSを利用可能です。※割引率は時期によって変動する可能性もあります。

たとえば「8GBプラン」を期間36ヶ月で契約した場合、「まとめトク」を活用することにより、月額8,083円(税込)が月額2,394円(税込)まで割引されます。

また、テンプレートの種類も豊富であり、Ruby on Railsをはじめ開発環境で使用される「Docker」も用意されています。

長期的にVPSを利用予定の人は、ConoHa VPSの「まとめトク」を活用しお得にRuby on Railsを運用しましょう。

料金プランとスペック一覧表をみる
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プラン名初期費用月額料金
時間課金
CPUメモリ容量(SSD)テンプレート有無Ruby on Rails
バージョン
512MB0円751円〜
1.3円/時〜
1コア512MB30GBテンプレート有7.1.1-64bit
[ubuntu-20.04]
※テンプレート
1GB0円1,065円〜
2.5円/時〜
2コア1GB100GB
2GB0円2,033円〜
3.7円/時〜
3コア2GB100GB
4GB0円3,969円〜
7.3円/時〜
4コア4GB100GB
8GB0円8,083円〜
14.6円/時〜
6コア8GB100GB
16GB0円15,730円〜
26.7円/時〜
8コア16GB100GB
32GB0円31,460円〜
53.3円/時〜
12コア32GB100GB
64GB0円59,290円〜
106.5円/時〜
24コア64GB100GB
料金は税込

シン・VPS

シン・VPS

シンクラウド株式会社

大容量ストレージも兼ね備えたVPS

シン・VPS」はストレージ容量にもこだわりたい人におすすめのVPSです。Xserver VPSでは100GBまでしかストレージが使用できませんでしたが、シン・VPSでは1,600GBまで使用可能

Xserver VPS同様、Ruby on Railsのテンプレートももちろんあります。

シン・VPS Ruby on Railsのテンプレート

性能面においても、他社と比較してCPU処理性能が約4.2倍ディスク性能が約5.7倍と圧倒的なスペックを誇る点もシン・VPSの強みです。※2023年8月、シン・VPS調べ

大規模サービス向けのプランだけでなく、月額620円(税込)から利用できる「512MBプラン」も用意されているため、個人開発向けにRuby on Railsをデプロイしたい人にもおすすめです。

なお、上位プランへの変更はいつでも可能ですが、下位プランへの変更に対応していない点は注意しましょう

料金プランとスペック一覧表をみる
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プラン名初期費用月額料金CPUメモリ容量(SSD)テンプレート有無Ruby on Rails
バージョン
512MB0円620円〜1コア512MB30GBテンプレート有7.0.6-64bit
[ubuntu-22.04]
※テンプレート
1GB0円820円〜2コア1GB100GB
2GB0円1,530円〜3コア2GB150GB
4GB0円3,091円〜4コア4GB200GB
32GB0円24,000円〜12コア32GB1600GB
料金は税込

KAGOYA CLOUD VPS

KAGOYA CLOUD VPS

カゴヤ・ジャパン株式会社

日額料金対応で20円からVPSを利用可能

KAGOYA CLOUD VPS」は日額料金に対応しており、日額20円(税込)からVPSを使用できます。Ruby on Railsを使用した日数分だけ料金が発生するため、他のVPSと比較してコストを安く抑えることも可能です。

各プランには月額上限が設定されており、使用日数が増えた場合でも、料金が急激に上がってしまう心配はありません

ただし、KAGOYA CLOUD VPSにはRuby on Railsのテンプレートが用意されていません。Ruby on Rails使用時には手動で仮想環境にインストールする必要がある点は留意しましょう。

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プラン名初期費用日額料金CPUメモリ容量(SSD)テンプレート有無Ruby on Rails
バージョン
1GB0円20円〜
月額上限550円
1コア1GB25GBテンプレート無なし
2GB0円32円〜
月額上限880円
2コア2GB200GB
4GB
(SSD:30GB)
0円55円〜
月額上限1,540円
4コア4GB30GB
4GB
(SSD:800GB)
0円126円〜
月額上限3,520円
4コア4GB800GB
8GB0円252円〜
月額上限7,040円
6コア8GB800GB
32GB0円1,006円〜
月額上限28,160円
12コア32GB1600GB
料金は税込

ロリポップ!マネージドクラウド

ロリポップ!マネージドクラウド

GMOペパボ株式会社

10日間無料でお試し

大規模アプリ向け!「オートスケール機能」でアクセス急増にも対応

ロリポップ!マネージドクラウド」は、大規模サイト向けのインフラ環境を提供するマネージドクラウドサービス。

以下で確認できるように、Ruby on Railsをはじめ、Node.jsやGo、Python等のテンプレートが提供されており、Webアプリケーション用の大規模サーバーとしても活用できます。

「ロリポップ!マネージドクラウド」 コンテナテンプレート

また強みとして、「オートスケール機能」を搭載しています。アクセス急増時には自動でサーバーが拡張されるため、安定してRuby on Railsを使用可能です。

テンプレートも用意されており、サーバー追加と同時に環境構築が完了する点もロリポップ!マネージドクラウドの強みです。

料金体系は「基本料金+従量課金」システムを採用。アクセスが急増時には安定したサービス運用が可能であり、少ない際にも低価格でVPSを利用できます。

実際に使用してから契約したい人は、まずは10日間の無料お試し期間を活用しましょう。

料金プランとスペック一覧表をみる
初期費用月額料金CPUメモリ容量(SSD)テンプレート有無
0円1,348円
※コンテナ起動
約2,000回まで
1コア512MB10GBテンプレート有
料金は税込

AWS(Amazon Web Services)

AWS(Amazon Web Services)

Amazon Web Services

大手企業も利用しているクラウドサーバー

AWSとはAmazonが提供するクラウドサービス。仮想サーバーをはじめ、ストレージやデータベースなど200種類以上のサービスを提供しています。

株式会社NTTドコモ株式会社リコーなどの大手企業もAWSを利用しており、豊富な運用実績を兼ね備えています。

仮想サーバーを構築できる「Amazon EC2」では、CPUやOS、ディスク容量などを自由に設定可能。Ruby on Railsをデプロイするために必要な環境を1から構築でき、自由にリソースを拡張できます

AWSの料金はリソースを使用した分だけ変動する「従量課金制」を採用しています。

料金プランとスペック一覧表をみる
スクロールできます
初期費用料金CPUメモリ容量(SSD)テンプレート無
0円使用分によって変動
(従量課金制)
自由に設定可能自由に設定可能自由に設定可能テンプレート無
料金は税込

Heroku

デプロイするだけですぐにWebサービスを公開

HerokuはPaaSの代表的なサービスであり、Ruby on Railsをデプロイ可能。ネットワーク構築や動作環境設定など以下の手間を省略でき、初心者でも安心して利用できます。

Herokuで省略できる作業の一例
  • ネットワーク構築
  • OSのインストール
  • データベースの設定
  • Rubyの実行に必要な動作環境の準備

ただし、AWSなどと比較するとHerokuは拡張性が低い傾向にあります。カスタマイズ性を重視したい人はAWSを、デプロイの容易さを重視したい人はHerokuを利用するなど、目的や用途に応じてサービスを使い分けましょう。

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Eco・Basicプロダクションアドバンスエンタープライズ
$5約$0.035/時間から
(上限$25/月から)
約$0.347/時間から
(上限$250/月から)
要相談
料金は税込

Ruby on Rails向けレンタルサーバーの選び方

Ruby on Railsをデプロイできるレンタルサーバーを選ぶ際には以下のポイントに注目しましょう。

Ruby on Rails用レンタルサーバーを選ぶポイント
  • 初期費用、月額料金
  • 環境構築のしやすさ

初期費用・月額料金

レンタルサーバーの初期費用、月額料金を確認しましょう。レンタルサーバーの料金プランは以下のようにさまざまであり、毎月かかる費用もサービスによって異なります

レンタルサーバーの料金体系の一例
  • 月額料金制:毎月の支払い料金が一定
  • 時間料金制:1時間単位で料金が発生
  • 日額料金制:1日単位で料金が発生、月額の上限料金が設定されているケースもあり
  • 従量課金制:使用した分だけ料金が変動
  • 基本料金+従量課金制:基本料金を上回る頻度でサーバーを使用した場合、追加で料金が発生

たとえば、長期的にRuby on Railsを利用したい場合、ConoHa VPSのような長期割引サービスを提供しているVPSを活用した方がコストを抑えられます。

一方、短期間であれば、日額料金制や時間料金制を導入しているレンタルサーバーを利用した方がお得です。

Ruby on Railsの使用期間や用途を検討した上で、最適な料金プランを選択しましょう。

環境構築のしやすさ

レンタルサーバーを初めて利用する人の場合、環境構築のしやすさも視野に入れましょう。

レンタルサーバーによって環境構築の難易度は異なります。Ruby on Railsのテンプレートがすでに用意されているサービスもあれば、1から環境構築が必要なケースもあります。

たとえば、Xserver VPSやConoHa VPSの場合、テンプレートが用意されているため簡単にRuby on Railsを使用可能です。

AWSなどのクラウドサーバーの場合は1から環境構築する必要があり、初心者にとってはハードルが高くWebサービスの公開までに手間と時間がかかるかもしれません。ただし、1から環境構築できるためカスタマイズ性が高く、ポートフォリオにもAWSでWebサービスを公開した実績をアピールできます。

VPSクラウドサーバーPaaS(Heroku等)
環境構築
の難易度
テンプレートがあり簡単1から環境構築が必要であり
難易度は高い
デプロイするだけで
Webサービスを公開でき簡単
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