「仮想通貨を安全に取引したい」「仮想通貨に向いているVPNはどこ?」と悩んでいませんか?
VPNを利用することで、仮想通貨を安全に取引できます。しかし、初めてだと使い方や選び方がわからず悩みますよね。
そこで本記事では、仮想通貨取引におすすめなVPN5選を比較して紹介しています。選び方や注意点、使う手順も紹介しているため、仮想通貨取引で使えるVPNを探している人は参考にしてください。
当サイトでは「おすすめのVPN」についても紹介しています。ほかのVPNもあわせて検討したい方はぜひチェックしてみてください。
仮想通貨取引とVPNの関係
仮想通貨取引を安全に楽しむには、VPNの利用は必須といえます。
その理由やVPNの仕組みについて、くわしく解説します。
- VPNとは
- 仮想通貨取引にVPNが必要な理由
VPNとは
そもそもVPN(Virtual Private Network:仮想プライベートネットワーク)とは、インターネットを安全に利用するために使われる、次のような仕組みのことです。
トンネリング | 2拠点を結ぶ専用回線を作る |
---|---|
カプセル化 | データを覆い隠し通信内容を見えなくする |
認証 | 利用権限があるか証明する |
暗号化 | データが外から見えないようにする |
機器ごとに割り振られているIPアドレスを、VPNサーバーのIPアドレスに置き換えることで、どこの誰の通信かをわからなくしています。
そのため、次のような個人情報を第三者に読み取られる心配がありません。
- 電子メールアドレス
- クレジットカード番号やパスワード
- 銀行口座番号やパスワード
- 各種ログインIDやパスワード
- IPアドレス
- 位置情報
- ブラウザの閲覧履歴
個人情報を悪用した詐欺や不正利用の防止を目的に、法人から個人でのプライベート利用まで幅広く使われています。
仮想通貨取引にVPNが必要な理由
仮想通貨取引でVPNが必要な理由は、通信の匿名性やセキュリティを向上させ、ハッキング(不正侵入・破壊行為)を防ぐためです。
オンラインで取引する仮想通貨取引所はハッキングに遭いやすく、足取りを追うこともほぼ不可能です。
実際に、過去に多くの仮想通貨取引所がハッキング被害に遭っています。
ハッキングが 起きた年 | 取引所 | 被害額 |
---|---|---|
2014年 | マウントゴックス | 約490億円 |
2018年 | コインチェック | 約580億円 |
2018年 | Zaif | 約67億円 |
詐欺サイトへの誘導やウイルス感染により、個人のウォレット(仮想通貨を保管する場所)から資金を盗まれる例も多いため、安全な取引にはVPNでの対策が欠かせません。
仮想通貨取引でVPNを使うメリット・デメリット
ここでは、仮想通貨取引でVPNを使うメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット
仮想通貨取引でVPNを使うメリットは次のとおりです。
- 不正アクセスを防げる
- セキュリティを強化できる
- 海外からでも使える
- 海外の取引所が使える
- 導入や操作が簡単
もっとも大きなメリットは、IPアドレスを隠して匿名性を高め、不正アクセスを防げることです。
ほかにも、VPN接続が切断された場合にインターネットアクセスをブロックする「キルスイッチ」や、一部の通信をVPNトンネル経由で接続する「スプリットトンネリング」などの技術で、セキュリティを強化できます。
また、VPNがあれば、海外の公衆Wi-Fiでも安全な通信ができます。
そのほか、海外の仮想通貨取引所が利用できることや、導入や操作が簡単ですぐに始められることもメリットです。
デメリット
仮想通貨取引でVPNを使うデメリットは次のとおりです。
- 通信速度が低下する
- 100%安全ではない
- 英語が多い
- 費用がかかる
VPNを使うと、通常よりも通信速度が低下することが多く、取引したいタイミングを逃す恐れがあります。
また、VPNを使っても100%安全とは言い切れないため、普段からできる対策は必要です。
さらに、VPNプロバイダには海外のサービスが多く、一部で日本語非対応の場合があることもデメリットです。
しかし、比較すると仮想通貨取引で英語を使う場面のほうが多いため、仮想通貨取引ができる人なら問題ありません。
くわえて、VPN利用には費用がかかりますが、資産を失うリスクを考えれば負担は小さいといえます。
仮想通貨取引におすすめなVPNの比較一覧
仮想通貨取引におすすめなVPN5社を比較し、一覧表にまとめました。
サービス | 画像 | 公式サイト | 月額料金 | サーバー台数 | サーバー設置国 | 対応デバイス数 | 同時接続数 | ノーログポリシー | 本社 | 返金保証 | 通信容量制限 | アプリ | サポート | 暗号化方式 | 監査の有無 | プロトコル | 日本語対応 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
NordVPN | 公式サイト | 1ヵ月:2,070円〜 1年:730円〜 2年:530円〜 | 6,300台 | 111ヵ国 | 20種類 | 10台 | パナマ | 30日間 | 無制限 | メール ライブチャット | DES RSA AES-256 | OpenVPN NordLynx IKEv2 | |||||
Express VPN | 公式サイト | 1ヵ月:12.95ドル 1年:6.25ドル 2年:4.99ドル | 2,000台以上 | 105ヵ国 | 17種類以上 | 8台 | イギリス領 ヴァージン諸島 | 30日間 | 無制限 | メール ライブチャット | AES-256 | OpenVPN Lightway L2TP IKEv2 PPTP WireGuard SSTP | |||||
Surfshark | 公式サイト | 1ヵ月:2,238円〜 12ヵ月:428円〜 24ヵ月:288円〜 | 3,200台以上 | 100ヵ国 | 15種類 | 無制限 | オランダ | 30日間 | 無制限 | メール ライブチャット | AES-256 | OpenVPN WireGuard IKEv2 | |||||
CyberGhost VPN | 公式サイト | 1ヵ月:1,790円 6ヵ月:1,000円 2年:290円 | 11,724台以上 | 100ヵ国 | 18種類 | 7台 | ルーマニア | 1ヵ月プラン:14日間 1年プラン以上:45日間 | 無制限 | メール ライブチャット | AES-256 | OpenVPN IKEv2 WireGuard | メール:× | サイト/アプリ:◎||||
Proton VPN | 公式サイト | 1ヵ月:9.99ドル 1年:4.99ドル 2年:4.49ドル | 8,600台以上 | 110ヵ国 | 7種類 | 無料版:1台 有料版:10台 | スイス | 30日間 | 無制限 | メール ライブチャット | AES-256 | OpenVPN IKEv2 WireGuard | サポート:× | サイト/アプリ:◎
料金はもちろん、サーバー数の多さやセキュリティ機能などを確認し、自分に最適なVPNを選びましょう。
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仮想通貨取引におすすめなVPN5選
仮想通貨取引におすすめなVPN5選は次のとおりです。
NordVPN(ノードVPN)
NordVPN
Nord Security
豊富なサーバーや独自プロトコルで高速化を実現
「NordVPN」は、世界最速の通信速度が持ち味のVPNです。
世界に6,300台あるサーバーや、独自のVPNプロトコル「NordLynx」で高速化を実現し、仮想通貨取引したいタイミングを逃しません。
強力な暗号化はもちろん、キルスイッチや難読化サーバーなどのセキュリティ機能も充実。
過去4回の監査で、ノーログポリシーの有効性が証明されているのもポイントです。
日本語対応しており、24時間対応のライブチャットがあるため、サポート面でも安心です。
長期契約するほど割引率が高くなり、2年契約の場合1ヵ月あたり570円(税込)〜利用できます。
料金プランとスペック一覧表をみる
- 料金
- スクロールできます
契約期間 コンプリートプラン
月額料金プラスプラン
月額料金ベーシックプラン
月額料金2年 880円 720円 570円 1年 1,030円 830円 730円 1ヵ月 2,390円 2,230円 2,070円 2024年12月時点・税込 - 機能
-
サーバー台数 6,300台 サーバー設置国 111ヵ国 対応デバイス Windows macOS
Linux Android
iOS Chrome
Firefox Edge
Android TV tvOS
Fire Stick TV Chromecast
Apple TV Chromebook
Kindle Rasberry Pi
Meta Quest2 ルーター
Xbox PlayStation
Nintendo Switch同時接続数 10台 ノーログポリシー 本社所在地 パナマ 返金保証 30日間 無料プラン 通信容量制限 無制限 アプリ サポート メール
ライブチャット暗号化方式 AES-256 監査の有無 プロトコル OpenVPN
NordLynx
IKEv2日本語対応 2024年12月時点
ExpressVPN(エクスプレスVPN)
ExpressVPN
Express Technologies Ltd.
速度に優れており取引タイミングを逃さない
「ExpressVPN」は「急行」の名を持ち、仮想通貨取引中も快適な速度が出るVPNです。
速度・安全性・安定性に優れた「Lightway」という独自開発プロトコルや、世界105ヵ国というサーバー数の多さで、安定性にも長けています。
公式サイトで、対応Webサービスの一覧が見られる点も便利です。
ノーログポリシーであることはもちろん、返金保証制度や24時間サポートも備えており、安心して使えます。
料金プランとスペック一覧表をみる
- 料金
-
契約期間 月額料金 1ヵ月 12.95ドル 1年 6.25ドル 2年 4.99ドル 2024年12月時点 - 機能
-
サーバー台数 – サーバー設置国 105ヵ国 対応デバイス Windows macOS
Linux Chromebook
Android iOS
Chrome Firefox
Android TV Apple TV
PlayStation
Nintendo Switch
Xbox
Amazon Fire Stick
Apple TV Android TV
Aircove など同時接続数 8台 ノーログポリシー 本社所在地 イギリス領ヴァージン諸島 返金保証 30日間 無料プラン 通信容量制限 無制限 アプリ Windows macOS
Android iOS
Linuxサポート メール
ライブチャット暗号化方式 AES-256 監査の有無 プロトコル Lightway
OpenVPN
IKEv2日本語対応 2024年12月時点
Surfshark(サーフシャーク)
Surfshark
SurfsharkVPN Ltd.
デバイスの接続数無制限!家族利用にぴったり
「Surfshark」は同時接続数が無制限で、家族や友人と使えるVPNです。
対応デバイスの種類も多く、ゲーム・スマホ・ルーターでの利用など、さまざまな場面で使えます。
ウイルス対策機能や広告ブロッカーなどを備えており、仮想通貨取引におけるセキュリティ対策も万全です。
1ヵ月プランはやや割高ですが、24ヵ月プランでは月額288円(税込)〜と安いため、海外に長期滞在する人に向いています。
料金プランとスペック一覧表をみる
- 料金
- スクロールできます
Starter
月額料金One
月額料金One+
月額料金1ヵ月 2,238円 2,598円 2,988円 12ヵ月 428円 488円 868円 24ヵ月 288円 358円 578円 2024年12月時点・税込 - 機能
-
サーバー台数 3,200台以上 サーバー設置国 100ヵ国以上 対応デバイス Windows macOS
Android iOS
Linux Chromebook
Apple TV Fire TV
Android TV Fire Stick
Chrome Firefox
PlayStation Xbox
ルーター同時接続数 無制限 ノーログポリシー 本社所在地 オランダ 返金保証 30日間 無料プラン 通信容量制限 無制限 アプリ サポート メール
チャット暗号化方式 AES-256 監査の有無 プロトコル OpenVPN
IKEv2
WireGuard日本語対応 2024年12月時点
CyberGhost VPN(サイバーゴーストVPN)
CyberGhost VPN
CyberGhost S.R.L.
世界中に1万台以上のサーバーあり
「CyberGhost VPN」は、世界100ヵ国以上に1万台以上のサーバーがあるVPNです。
そのため通信速度や安定性に優れており、仮想通貨取引も快適に楽しめます。
スプリットトンネルやDNS漏えい防止など、多くのセキュリティ機能を備えているのも特徴です。
2年の長期契約プランが月額290円(税込)と安く、長期利用でコストを抑えられます。
また1年以上のプランでは、返金保証が45日間と他社より長いため、じっくり使い心地を試せます。
料金プランとスペック一覧表をみる
- 料金
-
契約期間 月額料金 1ヵ月 1,790円 6ヵ月 1,000円 2年 290円 2024年12月時点・税込 - 機能
-
サーバー台数 11,724台 サーバー設置国 100ヵ国 対応デバイス Windows macOS
Linux Android
iOS Chrome
Firefox Android TV
Samsung Smart TV
LG Smart TV
PlayStation
Nintendo Switch
Xbox
Amazon Fire Stick
Apple TV Android TV
Roku TV
Google Chromecast同時接続数 7台 ノーログポリシー 本社所在地 ルーマニア 返金保証 1ヵ月プラン:14日間
6ヵ月・2年プラン:45日間無料プラン 通信容量制限 無制限 アプリ Windows
macOS
Android
iOS
Linuxサポート メール
ライブチャット暗号化方式 AES-256 監査の有無 プロトコル IKEv2
OpenVPN
WireGuard日本語対応 公式サイト・アプリ:◎
サポート:×2024年12月時点
Proton VPN(プロトンVPN)
Proton VPN
Proton AG
無料版から試せて安心
「Proton VPN」は、無料版から気軽に試せるVPNです。
無料版でも通信容量に制限がなく、ノーログポリシーを掲げているため安心して使えます。
また二重に暗号化する「Secure Core」というサーバーがあり、より強固なセキュリティで仮想通貨取引時も安全です。
有料版の接続数が110ヵ国・8,600台以上のところ、無料版では3ヵ国・100台に限定されますが、日本に接続できればいいという人におすすめ。
いざというときは有料版へ移行もできるため、まずは無料版から試してみましょう。
料金プランとスペック一覧表をみる
- 料金
-
契約期間 月額料金 1ヶ月 9.99ドル 1年 4.99ドル 2年 4.49ドル 2024年12月時点 - 機能
-
サーバー
台数8,600台以上 サーバー
設置国110ヵ国 対応
デバイスWindows
macOS
Android
iOS
Android TV
Linux
Chromebook同時接続
デバイス数10台 ノーログ
ポリシー本社 スイス 返金保証 30日間 通信容量
制限無制限 アプリ サポート メール 暗号化方式 AES-256 監査の有無 プロトコル OpenVPN
IKEv2
WireGuard日本語対応 サイト/アプリ:◯
メール:×2024年12月時点
仮想通貨取引におすすめなVPNの選び方
仮想通貨取引におすすめなVPNの選び方は次のとおりです。
- セキュリティ機能が充実しているか
- 通信速度が速いか
- サーバー設置国数や設置台数が多いか
- 継続して使える料金か
- ノーログポリシーか
- 無料トライアルや返金保証制度があるか
セキュリティ機能が充実しているか
仮想通貨取引でもっとも重要視したいポイントは、セキュリティ機能の充実度です。
次のような機能を備えているかどうかをチェックしましょう。
機能 | データ暗号化 | プロトコル | キルスイッチ | スプリットトンネル | データ難読化 |
---|---|---|---|---|---|
内容 | データを暗号化し 情報を保護する | 高速・安全なプロトコルを採用しているか | 接続が切断された場合に インターネットアクセスをブロックする | VPNを使うアプリと 使わないアプリを 個別に設定し速度低下を防ぐ | VPN接続を通常の 接続に見せかける |
NordVPN | |||||
ExpressVPN | |||||
Surfshark | |||||
CyberGhost VPN | |||||
Proton VPN |
通信速度が速いか
仮想通貨取引でベストなタイミングを逃さないためには、通信速度も重要です。
通信速度に優れたプロトコル(コンピューターのルール)や、10Gbpsの高速サーバーを採用しているかを基準にしましょう。
VPN | プロトコルの種類 | サーバー速度 |
---|---|---|
NordVPN | OpenVPN NordLynx(独自開発) IKEv2 | 最大10Gbps |
ExpressVPN | OpenVPN Lightway(独自開発) IKEv2 | 最大10Gbps |
Surfshark | OpenVPN IKEv2 WireGuard | 最大10Gbps |
CyberGhost VPN | OpenVPN IKEv2 WireGuard | 最大10Gbps |
Proton VPN | OpenVPN IKEv2 WireGuard | 最大10Gbps |
サーバー設置国数や設置台数が多いか
サーバー設置国数や設置台数の多さもチェックしてください。
VPN | サーバー設置国数 | サーバー台数 |
---|---|---|
NordVPN | 111ヵ国 | 6,300台 |
ExpressVPN | 105ヵ国 | 2,000台以上 |
SurfsharkVPN | 100ヵ国 | 3,200台以上 |
CyberGhost | 100ヵ国 | 11,724台以上 |
Proton VPN | 110ヵ国 | 8,600台以上 |
もし1つのサーバーで問題が起きても、サーバーのある国・地域や台数が多ければ、切り替えが可能です。
また、1つのサーバーにアクセスが集中しないため、混雑を防いで通信速度も向上し、仮想通貨取引したいタイミングを逃しません。
さらに、VPNは特定の地域の取引制限(ジオブロック)を回避できることから、VPNサーバーのあるさまざまな国の仮想通貨取引所が使えることもメリットです。
継続して使える料金か
継続して払っていける料金かどうかも確認しましょう。
1ヵ月契約 月額料金 | 6ヵ月契約 月額料金 | 1年契約 月額料金 | 2年契約 月額料金 | |
---|---|---|---|---|
NordVPN | 2,070円〜 | – | 730円〜 | 570円〜 |
ExpressVPN | 12.95ドル (約1,981円) | – | 6.25ドル (約956円) | 4.99ドル (約763円) |
SurfsharkVPN | 2,238円〜 | – | 428円〜 | 288円〜 |
CyberGhost | 1,790円 | 1,000円 | – | 290円 |
Proton VPN | 9.99ドル (約1,528円) | – | 4.99ドル (約763円) | 4.49ドル (約687円) |
サービスによって、短期利用が安くなるところと、長期契約でお得になるところに分かれます。
仮想通貨取引をどの程度の頻度で行うのか、自分の目的に合わせて選ぶことで、よりコスパの良い使い方ができます。
ノーログポリシーか
ノーログポリシーを掲げていることも、VPN選びのポイントです。
ノーログポリシーとは、利用者の個人情報やアクセス記録を運営元が記録しない宣言のことを指します。
ノーログポリシーのVPNであれば、利用してもネット上に記録が残らないため、仮想通貨取引中もプライバシーを保護しながら安全に使えます。
信頼性の証明のため、第三者機関の監査を受けているVPNであれば、さらに安心です。
VPN | ノーログポリシー | 第三者機関の監査 |
---|---|---|
NordVPN | ||
ExpressVPN | ||
SurfsharkVPN | ||
CyberGhost | ||
Proton VPN |
無料VPNや一部の有料VPNでは、記録を残すサービスもあるため注意しましょう。
関連記事 ノーログVPNとは
無料トライアルや返金保証制度があるか
無料トライアルや返金保証制度があるかもチェックしてください。
VPN | 無料トライアル | 返金保証 |
---|---|---|
NordVPN | 30日間 | |
ExpressVPN | 7日間あり | 30日間 |
SurfsharkVPN | 30日間 | |
CyberGhost | 1ヵ月プラン:14日間 1年プラン以上:45日間 | |
Proton VPN | 無料版あり | 30日間 |
実際にVPNで仮想通貨取引所に接続し、通信速度や操作感などを参考にして決めましょう。
VPNを使った仮想通貨取引のやり方
VPNを使って仮想通貨取引する手順は次のとおりです。
今回は、ExpressVPNの申し込み方法と使い方を、iPhone(iOS)の場合で解説します。
- VPNに申し込む
- アプリをインストールする
- 接続サーバーを選ぶ
- 仮想通貨取引所にアクセスする
- 基本設定をする
1. VPNに申し込む
ExpressVPN公式サイトの「プランを見る」をクリックし、プランを選択します。
メールアドレスと支払い方法を入力し、注文内容を確認しましょう。
「購入する」で申し込み完了です。
2. アプリをインストールする
APP Storeで「ExpressVPN」を検索し、アプリをインストールしてください。
3. 接続サーバーを選ぶ
メールアドレスとパスワードを入力し、サインインします。
アプリが収集する情報の取り扱いについての通知が出るため「同意する」をタップしてください。
VPNの設定を求める画面が出たら「続ける」→「許可する」をタップします。
その後、続けてVPN設定やサービスの通知を許可する画面が出るため、「許可する」をタップしていきましょう。
初期設定では、自動的に最適なサーバーを選択する「スマートロケーション」が設定されています。
そのため、真ん中のボタンをタップするだけで接続完了です。
サーバーから切断するときは、再びボタンをタップしましょう。
4. 仮想通貨取引所にアクセスする
VPN接続できたら、普段どおり仮想通貨取引所にアクセスします。
インターネット通信中は、VPN接続を切らないように注意してください。
5. 基本設定をする
続いて基本設定をします。
どのVPNでも、アプリに設定画面があるため、確認してみてください。
機能 | 設定方法 |
---|---|
プロトコル (※初心者は「自動接続」でOK) | 「設定」→「VPNプロトコル」から選択する |
広告ブロッカー | プロトコルを「Lightway」に設定→「オプション」→ 「設定」→「高度な保護機能」をオンにする |
自動接続 | iOSではデフォルトで有効になっている |
ネットワーク保護 (キルスイッチ) | iOSではデフォルトで有効になっている |
スプリットトンネル (※Windows・macOSのみ対応) | 「オプション」→「スプリットトンネルでアプリごとに接続を管理する」をオン→「設定」→どのアプリで使うか選択する |
二段階認証 | 「セキュリティ設定」→2FAを有効にする→QRコードまたは設定キーを取得する→Keysタブを開く |
状況に応じてオン・オフを切り替えるなど、自分にあった方法を試してみましょう。
VPNで仮想通貨取引する際の注意点
VPNで仮想通貨取引する際は、次の点に注意が必要です。
- VPNを常時接続設定にしておく
- 二段階認証を有効にしておく
- 取引所の利用規約を確認する
- 無料VPNは使わない
- 複数のVPNを試して比較する
VPNを常時接続設定にしておく
VPNは、常時接続する設定にしておきましょう。
もし、仮想通貨取引中に接続が切れると、ハッキングや個人情報の漏えいリスクが高まります。
「自動接続」をオンにしておくことで、接続のし忘れを防ぎ、安全な取引ができます。
二段階認証を有効にしておく
二段階認証(多要素認証)を有効にしておくことも重要です。
万が一、IDやパスワードが流出した場合の不正アクセスを防ぐのに役立ちます。
通常のログインの際、Google認証システムなどの認証アプリで生成したコードを入力するか、セキュリティキーを使う方法があります。
二段階認証の設定にくわえて、強力なパスワードの設定や、パスワードの定期的な変更も行うとさらに安心です。
取引所の利用規約を確認する
あらかじめ、利用したい仮想通貨取引所の利用規約を確認しておきましょう。
取引所によっては、特定の地域からのアクセスを制限している場合があります。
たとえば、Binance(バイナンス)には次のような規約がありました。
一部の国の居住者は、全部又は一部の本サービスの利用が制限されます。(中略)ユーザーが仮想プライベートネットワーク(VPN)を利用してインターネットプロトコルアドレスを変更する等の方法により当該制限を回避することは禁止されています。
引用:Binance
仮想通貨取引所によっては、VPNで接続しようとすると、アカウントや資産が凍結される恐れがあるため注意してください。
無料VPNは使わない
仮想通貨取引において無料VPNを使うことは、次の理由からおすすめできません。
- 運営元が信頼性に欠ける
- 機能制限がある
- セキュリティレベルが低い
- 第三者への個人情報漏えいの恐れがある
無料VPNは運営元の実態が曖昧だったり、セキュリティレベルが低かったりする場合があり、個人情報の漏えいやハッキングのリスクが高まります。
また、1ヵ月の通信容量や接続サーバー数に制限があることが多く、快適とはいえません。
より安全性を高めて利用するため、有料VPNを選ぶようにしてください。
複数のVPNを試して比較する
VPN選びの際は、複数のVPNを試して比較するのがおすすめです。
通信速度や安定性、操作性など、実際に触ってみなければわからない部分も多くあります。
無料トライアルや返金保証制度を利用し、比較検討して決めましょう。
VPNで仮想通貨取引する際によくある質問
ここでは、VPNで仮想通貨取引する際によくある質問に回答します。
VPNで仮想通貨取引するのは違法?
日本では合法ですが、国によってはVPNの利用自体が違法になるため、注意が必要です。
全面的に禁じている国もあれば、一部サービスや認可したVPN以外を規制している国もあります。
VPNを禁じている国 | 北朝鮮 ロシア イラク |
---|---|
VPNを規制している国 | 中国 トルコ エジプト |
上記の国から日本のコンテンツへアクセスしたい場合は、法律をよく確認しておきましょう。
関連記事 VPNは違法?
VPNの料金支払いに仮想通貨は使える?
可能です。
今回紹介したおすすめ5社は、すべて仮想通貨支払いが使えます。
仮想通貨取引以外でもVPNを使うべき?
仮想通貨取引以外でも、VPNには次のようなメリットがあります。
- 公衆Wi-Fiが安全に使える
- 海外の動画が視聴できる
- 海外から日本のSNS利用や動画視聴ができる
公衆Wi-Fiをよく利用する人や海外ドラマを見る人、海外出張・旅行が多い人は、VPNを使うと便利です。
仮想通貨取引所に繋がらないときはどうする?
次の方法を試してください。
- サーバーを切り替える
- セキュリティソフトを無効にする
- インターネット接続を見直す
仮想通貨取引におすすめなVPNまとめ
- VPNで仮想通貨取引の安全性を高められる
- 海外の取引所や海外からの利用にも便利
- 通信速度の低下や100%安全ではない点に注意
- セキュリティの充実度を重視して選ぶ
- 無料トライアルや返金保証を利用して比較検討する
安全な仮想通貨取引のためには、VPNの利用がおすすめです。
海外の取引所や海外からの利用にも使えて便利ですが、通信速度の低下や、VPNを使っても100%安全とは言い切れない点に注意が必要です。
VPN選びでは、セキュリティの充実度を重視し、自動接続や二段階認証などの対策もしっかり行いましょう。
また、無料トライアルや返金保証を利用して比較検討し、最適なVPNを選ぶこともポイントです。
資産を守りながら仮想通貨取引を安全に楽しむため、VPNを活用しましょう。