無料版の「Proton VPN(プロトンVPN)」では日本サーバーを利用できます。通信ログを残さないノーログポリシーも掲げており、セキュリティ面を重視したい人にもおすすめのVPNです。
本記事ではProton VPNの契約から実際にVPN接続するまでの手順を解説します。
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当サイトでは「おすすめのVPN」についても紹介しています。ほかのVPNもあわせて検討したい方はぜひチェックしてみてください。
Proton VPNについてはこちらもチェック!
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【PC】Proton VPNの契約から使い方
Proton VPNの契約から使い方までの手順は以下のとおりです。
「Proton VPN公式サイト」へアクセスし無料版のProton VPNを入手します。ホームページにある「Get Proton VPN Free」をクリックしてください。

ポップアップが表示されるため、「Continue with free >」をクリックします。

アカウント作成画面に移行するためメールアドレスを入力し、「Proton VPNの使用を開始する」をクリックしてください。

パスワード設定画面が表示されるため、パスワードを設定します。

パスワードを入力するとダウンロード画面が表示されるため、「ダウンロード」をクリックします。

ダウンロード画面に遷移後は「Download Proton VPN」の項目をクリックします。

なおMacでProton VPNをダウンロードする場合、macOSごとにダウンロードファイルが異なります。お使いのデバイスのmacOSを確認してからProton VPNをダウンロードしてください。
macOSは画面左上の「」内にある「このMacについて」から確認できます。
入手したダウンロードファイル「ProtonVPN_mac_v4.4.0.dmg」を展開します。

「ProtonVPN」のアイコンを「Applications」フォルダへドラッグ&ドロップしてください。

上記作業によりProton VPNのインストールは完了です。
Proton VPNを初めて起動すると、セットアップ画面が表示されます。セットアップを完了しなければ、Proton VPNを使用できません。
Proton VPN起動時に以下のポップアップが表示されるため、「システム設定を開く」をクリックします。

プライバシーとセキュリティ画面が表示されるため「許可」をクリックします。

ユーザー名とパスワードを入力し「サインイン」をクリックします。
※ユーザー名はアカウント作成時に登録したメールアドレスです。

Proton VPNの画面が表示されればサインインは成功です。

画面左上にある「クイック接続」のボタンをクリックすることで、使用できるサーバーにランダムに接続します。
※無料版の場合、特定の国のサーバーを指定することはできません。

構成の追加を確認するポップアップが表示されるため、「許可」をクリックしてください。

正常にサーバーへ接続できた場合、「接続完了」と表示されます。

VPNを切断する際には、画面左側にある「接続解除」をクリックしてください。
【iPhone】Proton VPNの契約から使い方
Proton VPNの契約から使い方までの手順は以下のとおりです。
App Storeでお手持ちのスマホにProton VPNのアプリケーションを入手します。

「アカウントを作成」をタップします。すでにアカウントを持っている場合は「サインイン」をタップしてください。

メールアドレスを入力し「次へ」をタップしてください。

登録したメールアドレスに届いた認証コードを入力して「検証」をタップしてください。

パスワード作成画面が表示されるため、お好きなパスワードを設定して「次へ」をタップします。以下の画面が表示されればアカウント作成は完了です。

「始めましょう」をタップすることで実際にアプリを使用できます。
画面上部にある「最速」または画面下部に「クイック接続」をタップすることでVPN接続できます。

構成の追加に関するポップアップが表示されるため、「許可」をタップしてください。

画面上部に「接続完了」と表示されていれば、VPN接続は完了です。VPN接続を切断する際には画面下部にある「接続解除」をタップしてください。

無料版Proton VPNの特徴
無料版Proton VPNの特徴として以下の3つが挙げられます。
- 無料で日本サーバーを利用できる
- 広告が表示されない
- ノーログポリシーを掲げている
無料で日本サーバーを利用できる
Proton VPNは無料版でも日本サーバーを利用可能です。無料VPNの中には日本サーバーを利用できるものもありますが、セキュリティレベルが低い可能性があります。
一方で、暗号化技術が高く、完全無料でVPN接続できる点はProton VPNの強みと言えるでしょう。
とくに、公共のフリーWi-Fiなどを使用する際には、Proton VPNでVPN接続することで、費用をかけずに通信データを保護できます。
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広告が表示されない
Proton VPNでは広告が表示されません。無料VPNによっては、広告料で利益を得ているケースがあり、サービス利用中に広告が表示される可能性もあります。
一方でProton VPNの場合、有料プランで利益を確保しているため、無料版で広告を表示する必要はありません。大手VPNで利益が出ているからこそ、無料版でもユーザーの使い勝手を重要視しています。
広告が表示されずにストレスなくサービスを利用できる点は、Proton VPNの強みと言えるでしょう。
ノーログポリシーを掲げている
Proton VPNは無料版でも通信ログを残さない「ノーログポリシー」を掲げています。
ノーログポリシーを掲げているため、Webサイトの閲覧履歴やIPアドレスなどの個人情報が漏洩する危険性を最小限に抑えることが可能です。
NordVPN(ノードVPN)やExpressVPN(エクスプレスVPN)などの有料VPNではノーログポリシーが遵守されています。一方で、無料VPNでノーログポリシーが遵守されているケースはあまり多くありません。
費用をかけずに安全性が高い状態でVPN接続できる点は、Proton VPNのメリットと言えるでしょう。
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無料版と有料版の違い
以下は無料版と有料版の比較表です。
無料版 (VPN free) | 有料版 (VPN Plus) | |
---|---|---|
サーバー台数 | 297台 | 8,200台 |
サーバー設置国数 | 11カ国(日本含む) | 110カ国以上(日本含む) |
VPN同時接続台数 | 1台 | 10台 |
通信速度 | 低速 | 高速 |
Secure Core | 未対応 | 対応 |
NetShield | 未対応 | 対応 |
キルスイッチ | 対応 | 対応 |
ノーログポリシー | 遵守 | 遵守 |
サーバーの指定 | 不可 | 可能 |
無料版は有料版と比較して、機能や使用できるサーバー台数に制限があります。無料版の場合、サーバー台数が少ないため、ユーザーが増加した際に通信速度が遅くなる可能性があります。
また、無料版は使用できる機能が制限されている点も注意が必要です。
たとえば、「NetShield」は有料版のみ使用可能な機能です。NetShieldを有効にすることで、マルウェアや広告などの有害なコンテンツがブロックされ、安全にインターネットに接続できます。
より安全かつ快適にVPN接続したい人は、有料版へのアップグレードも検討しましょう。
Proton VPNの注意点
Proton VPNの注意点として以下の3つが挙げられます。
- 一部のページが日本語に未対応
- 好きなサーバーを指定できない(無料版のみ)
- サーバーを変更するためにはインターバルが必要(無料版のみ)
一部のページが日本語に未対応
Proton VPNの公式サイトは、一部ページが日本語に対応していません。
料金プランの確認や対応機能の説明などはすべて英語であり、戸惑う人もいるかもしれません。英語が不慣れな人はGoogle翻訳などを活用しましょう。
なお、アプリケーション自体は日本語に対応しています。

好きなサーバーを指定できない(無料版のみ)
無料版のProton VPNでは好きなサーバーを選択できません。無料版自体は全11カ国のサーバーを使用できますが、VPN接続時は空いているサーバーに自動で接続されます。
VPNでは海外サーバーに接続することで、「地域制限(ジオブロック)」を回避でき、海外の特定のWebサイトにアクセスできるメリットがあります。
しかし、Proton VPNの場合はサーバーが指定できないため、海外の特定のWebサイトにアクセスできません。
何度かサーバーを変更することで、特定の国のサーバーに接続できるかもしれませんが、かなり手間がかかる作業となります。
サーバーを変更するためにはインターバルが必要(無料版のみ)
無料版ではサーバー変更するためには一定時間、間隔を空ける必要があります。
たとえば、日本のサーバーへ接続された後にサーバー変更をした場合、以下の画像のように次のサーバー変更までインターバルが必要となります。

とくに、海外の特定のWebサイトにアクセスするためには、その地域のサーバーを経由しなければなりません。場合によっては目的のサーバーにアクセスするまでに、かなりの時間がかかってしまう恐れもあります。
すぐに指定のサーバーへアクセスしたい場合は、有料版へアップグレードしましょう。
有料版のProton VPNが気になる人は30日間の返金保証期間を活用しよう
有料版のProton VPNが気になる人は30日間の返金保証期間を活用しましょう。有料版に契約することで、通信速度や実際の使用感を試すことが可能です。
実際に使用してみて「ちょっと合わないかも…」と感じた場合は、30日以内に返金申請すれば費用は実質0円となります。
なお、返金申請はプランの解約だけでなく、Proton VPNのサポートチームに連絡する必要があります。