「Proton(プロトン)VPNの口コミ評判は?安全性はどう?」「無料版と有料版の違いが知りたい」と悩んでいませんか?
「Proton VPN」は、無料版と有料版の使い分けができるVPNです。しかし、詳しい料金や使い方が気になりますよね。
この記事では、Proton VPNの良い評判・悪い評判について解説しています。
おすすめな人や使い方についても紹介しているため、Proton VPNの利用を検討している人は参考にしてください。
本記事では以下の内容を解説します!
当サイトでは「おすすめのVPN」についても紹介しています。ほかのVPNもあわせて検討したい方はぜひチェックしてみてください。
Proton VPNとは
月額料金(税込) | 4.49ドル〜 |
---|---|
サーバー台数 | 8,600台以上 |
サーバー設置国 | 110ヶ国以上 |
対応デバイス | Windows macOS Android iOS/iPadOS Android TV Linux Chromebook |
同時接続数 | 無料版:1台 有料版:10台 |
ノーログポリシー | |
本社所在地 | スイス |
返金保証 | 30日間 |
無料プラン | |
通信容量制限 | 無料版:無制限 有料版:無制限 |
アプリ | Windows macOS Android iPhone/iPad Linux |
サポート | メール ライブチャット |
暗号化方式 | AES-256 |
監査の有無 | |
プロトコル | IKEv2 Stealth WireGuard |
日本語対応 | サポート:× | 公式サイト・アプリ:◎
Proton VPNは、無料版と有料版の使い分けができるVPNプロバイダです。
無料版は通信量無制限な上、ノーログポリシーのため、無料VPNの中では信頼性が高いのが特徴。
また、有料版ではさらに高いセキュリティや同時接続数の多さ・通信速度の速さを実現しています。
そのため、目的や重視したいポイントに合わせてプランを選択できます。
さらに、世界110ヶ国・8,600ヵ所以上のサーバーがあり、視聴できる動画サービスが多いことも魅力です。
Proton VPNの良い評判・メリット7つ
Proton VPNの良い評判・メリットは次の7つです。
- 無料版でも通信量無制限で使える
- セキュリティのレベルが高い
- アプリが見やすく使いやすい
- ノーログポリシーを掲げている
- 独自技術で通信速度を最大400%まで上げられる
- 視聴できる動画サービスが多い
- 広告ブロック機能がある
無料版でも通信量無制限で使える
Proton VPNは、無料版でも通信量に制限がありません。
VPN | 通信量 |
---|---|
Proton VPN | 無制限 |
TunnelBear | 月2GB |
Windscribe | 月10GB |
他社の無料VPNでは、1ヶ月あたりの通信量に上限がある場合がほとんど。
Proton VPNなら、容量を気にせずにインターネットやSNSが楽しめます。
セキュリティのレベルが高い
Proton VPNは、次のように多くのセキュリティ機能を備えています。
機能 | 内容 |
---|---|
データ暗号化 | データを暗号化し情報を保護する AES-256を採用 |
Secure Core (セキュアコア) | 2台のVPNサーバーで接続する |
Kill switch (キルスイッチ) | 接続が切断された場合に インターネットアクセスをブロックする |
スプリットトンネル | 一部の通信をVPNトンネル経由で接続する |
NetShield (ネットシールド) | 広告をブロックする |
DNS漏えい防止 | 閲覧履歴を保護する |
Tor(トーア) over VPN | VPN経由で Tor(何重にも暗号化を重ねて匿名性を高める技術)に接続する |
代替ルーティング | サードパーティーネットワークで接続し 校閲を回避する |
Stealth (ステルス) | 独自プロトコルでインターネット検閲や VPNブロックを回避する |
スマート プロトコル | 特定のプロトコルがブロックされた場合に 自動で他のプロトコルに切り替える |
前方秘匿性 | セッションごとに新しい暗号鍵を生成し 閲覧履歴の安全を保つ |
二段階認証 | パスワードの入力後に ログイン試行を認証する |
さらに、Proton VPNの拠点は、厳格なプライバシー法を持つスイスです。
アメリカやEUの管轄外にあり、加盟国同士で情報を共有する「5eyes」などのネットワークにも加盟していないため、個人情報がしっかりと守られます。
アプリが見やすく使いやすい
Proton VPNは、アプリが見やすく使いやすいという口コミが多く見られました。
セキュアコアやキルスイッチといった機能のオン・オフが簡単にでき、初心者でも直感的に操作可能な設計になっています。
また、自動接続をオンにしておくと、アプリ起動時に自動でVPNサーバーに接続されるため手間もありません。
モバイル版アプリはもちろん、Windows・macOS・LinuxとPC版アプリも各種揃っており、幅広いデバイスで使える点も便利です。
ノーログポリシーを掲げている
Proton VPNは、ユーザーの接続ログや個人情報を記録に残さない「ノーログポリシー」を掲げています。
ユーザーのログを収集・保存するVPNでは、プライバシー保護が十分になされません。中には個人情報が外部へ売られたり、国によっては個人のログの提出を強制されたりするケースもあります。
そのためノーログポリシーのVPNを選び、個人情報を守ってセキュリティを高めることが重要です。
他社の無料VPNの多くはノーログポリシーがなく、安全性に不安がありますが、Proton VPNなら無料版でも安心して使えます。
関連記事 ノーログVPNとは
独自技術で通信速度を最大400%まで上げられる
Proton VPN独自の特徴の一つが、通信を安定させて速度を最大400%まで高速にできる「VPNアクセラレータ」という技術です。
有料版のみの機能ですが、遠くのVPNサーバーに接続するときほど高い効果が見込めます。
特に、ゲームや動画視聴など通信速度が重要な場面でオンにすると、ストレスなく楽しめます。
視聴できる動画サービスが多い
Proton VPNは、視聴できる動画サービスが多いことも特徴です。
世界110ヶ国・8,600ヵ所以上にVPNサーバーを設置しており、動画マークのあるストリーミング対応サーバーならどこでも利用できます。
さらに公式サイトでは、国ごとに利用できるサービスの一覧と接続方法が解説されているため、使いたいサービスや動画にすぐにアクセス可能です。
ただし、ストリーミング用サーバーは無料版には非対応のため、動画視聴目的の人は注意しましょう。
広告ブロック機能がある
Proton VPNの有料版には、アプリで迷惑な広告やトラッキング(閲覧記録の追跡)をブロックできるネットシールド機能があります。
ネットシールドを使うと悪意のある広告やマルウェア(悪意のあるソフトウェア)のリスクを大幅に減らせるだけでなく、表示スピードも向上します。
ただし、VPNの接続中しか利用できないため、VPN接続をオフにする際は注意してください。
Proton VPNの悪い評判・デメリット3つ
Proton VPNの悪い評判・デメリットは次の3つです。
- 無料版は速度が出にくい
- 有料プランはやや割高
- サポートは日本語対応していない
無料版は速度が出にくい
Proton VPNの無料版は、通信速度が低下しやすいという口コミが目立ちました。
通信速度を高めるVPNアクセラレータが無料版では使えないため、有料版に比べるとどうしても速度が落ちてしまいます。
一定以上の速度で快適に使いたい場合は、有料版の利用を検討しましょう。
有料プランはやや割高
Proton VPNの有料プランは、他社に比べるとやや割高です。
VPN | 月額料金 (2年プランの場合) |
---|---|
Proton VPN | 4.49ドル(約687円) |
NordVPN | 550円〜 |
MillenVPN | 396円 |
Surfshark | 316円 |
長期契約で割引率は高くなるものの、中には1ヶ月あたり300円台で使えるVPNもあることから、特に安いとはいえません。
安さを重視する人は、MillenVPNやSurfsharkを選びましょう。
関連記事 MillenVPN 評判
関連記事 Surfshark 評判
サポートは日本語対応していない
Proton VPNは、サポートが日本語に非対応です。
そのため、英語か翻訳機能を使う必要があり、英語に苦手意識がある場合は不便に感じることも。
ただし、公式サイトの基本的なページやアプリは日本語対応しているため、通常どおり使う分には問題ありません。
Proton VPNがおすすめな人
Proton VPNは次の人におすすめです。
- 通信量を気にせず無料で使いたい
- セキュリティを重視したい
- 速度や価格にこだわらない
Proton VPNは、無料かつ通信量を気にせず使いたい人にぴったりです。
また、セキュリティ機能が充実していることから、安全性を重視する人にもおすすめ。
無料版は速度がやや落ちるものの、ノーログや広告なしで他社の無料VPNよりも安全に使えるのがメリットです。
有料版は速度や視聴できる動画サービスの豊富さなどのメリットが多いため、価格にそこまでこだわらない人に向いています。
Proton VPNの無料版の安全性は?有料版との違い
Proton VPNの無料版と有料版の違いは次のとおりです。
機能 | 無料版 | 有料版 |
---|---|---|
通信量 | 無制限 | 無制限 |
サーバー数 | 155サーバー | 8ヶ国8,600サーバー | 110ヶ国
ノーログ | ||
広告なし | ||
同時接続数 | 1台 | 10台 |
通信速度 | 遅い | 最大10Gbps |
ストリーミング サポート | Netflix、Disney+、Prime Videoなどの 動画配信サービスへの アクセスサービス | |
セキュリティ | キルスイッチ ステルス | すべての機能 |
Proton VPNの無料版は、通信量や期間の制限なく使えるのが大きな特徴です。
またノーログや広告ブロック機能など、最低限のセキュリティも備わっており、他社の無料VPNに比べると安全性が高いといえます。
一方で、有料版と比較するとサーバー数や同時接続数が少なく、通信速度が出にくいことがデメリットです。
必要に応じてアップグレードを検討しよう
Proton VPNの無料版は、他社の無料VPNに比べると高機能なVPNだといえます。
しかし、有料版と比較すると機能が制限されることも事実です。
そのため、まずは無料登録して試してみて、機能が不十分だと感じたら有料プランへの移行を検討しましょう。
Proton VPNの料金プラン
Proton VPNの有料版の料金プランは次の3つです。
プラン | 月額料金 |
---|---|
1ヶ月プラン | 9.99ドル(約1,528円) |
1年プラン | 4.99ドル(約763円) |
2年プラン | 4.49ドル(約687円) |
1年プランで50%、2年プランで55%の長期割引が適用されます。
少しでも安く利用したい場合は、長期契約を検討してみましょう。
なお料金はUSドル・ユーロ・スイスフランのいずれかで計算され、為替レートによって日々変動します。
無料版(Proton Free)は、アカウント登録のみで期限に制限なく利用できます。
支払い方法一覧
Proton VPNで対応している支払い方法は次のとおりです。
- クレジットカード/デビットカード
- Visa
- Mastercard
- American Express
- PayPal
- ビットコイン
- 現金
各種クレジットカードやPayPalが使えるほか、ビットコイン支払いにも対応しています。
暗号通貨であるビットコインは電子データのみでやり取りでき、匿名性を保てるため、プライバシーを守りながら支払いたい人におすすめです。
現金支払いの場合は、一旦サポートへの問い合わせが必要です。
Proton VPNと他社VPNの比較一覧
Proton VPNと他社VPNを比較し、一覧表にまとめました。
サービス | 画像 | 公式サイト | 月額料金 | サーバー台数 | サーバー設置国 | 対応デバイス数 | 同時接続数 | ノーログポリシー | 本社 | 返金保証 | 通信容量制限 | アプリ | サポート | 暗号化方式 | 監査の有無 | プロトコル | 日本語対応 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Proton VPN | 公式サイト | 1ヶ月:9.99ドル 1年:4.99ドル 2年:4.49ドル | 有料版:8,600台以上 | 無料版:8ヶ国 有料版:110ヶ国 | 7種類 | 無料版:1台 有料版:10台 | スイス | 30日間 | 無制限 | メール ライブチャット | AES-256 | IKEv2 Stealth WireGuard | 公式サイト・アプリ:◎ サポート:× | ||||
Surfshark | 公式サイト | 1ヶ月:2,538円〜 12ヶ月:470円〜 24ヶ月:316円〜 | 3,200台以上 | 100ヶ国 | 15種類 | 無制限 | オランダ | 30日間 | 無制限 | メール ライブチャット | AES-256 | OpenVPN WireGuard IKEv2 | |||||
NordVPN | 公式サイト | 1ヶ月:2,110円〜 1年:800円〜 2年:580円〜 | 6,300台 | 111ヶ国 | 20種類 | 10台 | パナマ | 30日間 | 無制限 | メール ライブチャット | AES-256 | OpenVPN NordLynx IKEv2 | |||||
MillenVPN | 公式サイト | 1ヶ月:1,738円 1年:594円 2年:396円 | 1,300台 | 73ヶ国 | 7種類 | 無制限 | 日本 | 30日間 | 無制限 | メール チャット | AES-256 | OpenVPN IKEv2 | |||||
Express VPN | 公式サイト | 1ヶ月:12.95ドル 6ヶ月:9.99ドル 12ヶ月:8.33ドル | 2,000台以上 | 105ヶ国 | 10種類 | 8台 | イギリス領 ヴァージン諸島 | 30日間 | 無制限 | メール ライブチャット | AES-256 | OpenVPN Lightway L2TP IKEv2 PPTP WireGuard SSTP |
気になる機能や料金を確認してみましょう。
より詳しい内容については、おすすめのVPNの記事で解説しています。
関連記事 VPN有料サービス おすすめ
また、Proton VPN以外におすすめな無料VPNについては、以下の記事を参照してください。
関連記事 無料VPN おすすめ
【iPhone】Proton VPNの申し込み方法と使い方
ここからは、Proton VPNの申し込み方法と使い方を、iPhone(iOS)の場合で解説します。
- 料金プランを選んで申し込む
- アプリをダウンロードする
- ログインしてサーバーに接続する
1. 料金プランを選んで申し込む
公式サイトの「アカウントを作成」をクリックします。
料金プランを選択しましょう。
メールアドレスを登録してアカウントを作成したあと、支払い方法を選んで申し込んでください。
2. アプリをダウンロードする
Apple App Storeで検索するか、公式サイトの「ダウンロード」→「iPhone向けVPN」をタップしてアプリをダウンロードします。
3. ログインしてサーバーに接続する
インストールできたら、メールアドレスとパスワードを入力してログインしましょう。国別のサーバーリストが表示されます。
無料版は、接続可能な8ヶ国の中から自動接続されます。
有料版では、タブの「Quick Connect」をタップしてもっとも速いサーバーに自動接続するか、手動で国・サーバーを選んで接続可能です。
切断するときは、タブの「DisConnect」をタップしましょう。
iOS以外の使い方については、公式サイトの「ダウンロード」から各デバイスのページを参照してください。
Proton VPNに繋がらないときの原因と対処法
Proton VPNに繋がらないときは、主に次の原因が考えられます。
- インターネット接続に不具合がある
- 機器に不具合がある
- VPNサーバー側に問題が起きている
- セキュリティソフトが制限を受けている
まずは、そもそもインターネット接続に問題がないか確認します。
次に、モデムやルーター、デバイスの再起動を試しましょう。
サーバーが混雑している場合は、5〜10分時間を置いてから再接続するか、別のサーバーで接続してみてください。
また、一旦VPN接続設定を削除し、再度設定し直すのも有効です。
セキュリティソフトが制限を受けているときは、一時停止で直る場合があるため試してみましょう。
Proton VPNの自動更新停止・解約・返金方法
Proton VPNは、契約期間が過ぎると自動更新されます。
利用を継続しない場合は、あらかじめ解約手続きをしなければなりません。
その場合は即時解約となり、月末まで日にちがあってもその後は使えなくなるため注意しましょう。
- サインインする
- 「アカウント」→「削除」→「アカウントを削除」をクリックする
- 指示に従って解約する
無料版の利用を止めたい場合も、上記と同じ手順です。
30日以内の利用で返金を受けたい場合は、別途サポートに問い合わせが必要です。
メールかライブチャットが利用できますが、いずれも英語での対応となります。
Proton VPNに関するよくある質問
ここでは、Proton VPNに関するよくある質問に回答します。
危険性はない?
Proton VPNはセキュリティレベルが高く、危険性はありません。
無料版でもノーログポリシーに準拠しており、キルスイッチや検閲を回避するステルスプロトコルが利用できるため、他社の無料VPNに比べて安全に使えます。
無料版で制限されることは?
1サーバーの接続台数の少なさや速度の遅さ、一部のセキュリティ機能がないなどの制限があります。
すべての機能を制限なく使いたい場合は、有料版の利用を検討しましょう。
改悪されたって本当?
2024年3月のアップデートで、無料版の接続サーバーが選択不可になりました。
無料版では日本を含む8ヶ国に接続できるものの、自動接続のため、特定の国に接続したい場合は何度か接続し直す必要があります。
中国でも使える?
Proton VPNは、2019年に中国政府にブロックされています。
中国はインターネット規制が厳しく、政府が認可したVPNプロバイダしか利用できません。
しかし、Proton VPNでは2024年に検閲を回避するステルスプロトコルを開発しており、繋がりやすさの向上に努めています。
とはいえ、実際に繋がるかは自己責任となるため注意してください。
関連記事 中国で使えるVPN
Proton VPNの評判まとめ
- 無料版が安全に使える
- 有料版はさらにセキュリティが高い
- サーバー数が多く通信速度も速い
- 視聴できる動画サービスが豊富
- サポートが日本語に非対応である点に注意
「Proton VPN」は、無料版と有料版の使い分けができるVPNプロバイダです。
速度にそこまでこだわらず、安全性を保ちながら安く使いたい人は、無料版から試してみましょう。
一方、料金はやや割高になるものの、速度やセキュリティにこだわりたい人には有料版がおすすめです。
ただし、サポートが日本語に非対応である点には注意してください。
Proton VPNのメリット・デメリットをよく理解した上で、最適なVPN選びをしましょう。