本記事では、PHPを無料で利用できるおすすめレンタルサーバーを3社紹介します。
当サイトでは「おすすめのレンタルサーバー」についても紹介しています。ほかのレンタルサーバーもあわせて検討したい方はぜひチェックしてみてください。
無料でPHPが使えるレンタルサーバーの選び方
PHPが利用できるレンタルサーバーを選ぶ際には、以下のポイントに注目しましょう。
- 対応しているPHPバージョン
- データベース(MySQL)
- ディスク容量
- ドメイン費用
- 広告表示
対応しているPHPバージョン
無料レンタルサーバーの場合、対応しているPHPバージョンが古いケースがあります。
PHPのバージョンが古い場合、公式のサポートが終了しているため、サイトがハッキングされる等のセキュリティの問題が生じる可能性があります。
またWordPressを使用する際にPHPのバージョンが古いと、動作しないケースがあるので注意が必要です。
なお、PHPのサポート体制には「アクティブサポート」と「セキュリティサポート」の2種類があります。
- アクティブサポート:リリースから2年間がサポート対象。バグやセキュリティの問題が「定期的」に修正される。
- セキュリティサポート:アクティブサポート終了後の1年間がサポート対象。重大なセキュリティ面の問題生じた場合のみ修正される。
「PHP 8.0」はすでにアクティブサポートの対象期間がすでに終了しています。
セキュリティサポートの対象期間も2023年11月26日に終了するため、(執筆時現在、2023年8月時点では)「PHP 8.1」「PHP 8.2」に対応しているレンタルサーバーがおすすめです。
無料レンタルサーバーを使用する際には、対応しているPHPのバージョンを確認しましょう。
データベース(MySQL)を使用できる
Webサイトなどを作成したい方は、データベースが使用できるか確認しておきましょう。
PHPでWebサイトやブログなどを作成する場合、データを保存するためにデータベースが必要になります。
無料レンタルサーバーによっては、作成できるデータベースの個数が1個までと制限されているケースもあります。
中には「シン・クラウド for FREE」のように、データベースを複数作成できる無料レンタルサーバーもあるため、複数のWebサイトを運営したい方は、作成できるデータベースの個数も合わせて確認しましょう。
なお、データベースが無制限で使えるレンタルサーバーについては、以下の記事でまとめています。
関連記事 データベース(MySQL)無制限のレンタルサーバー
ディスク容量
無料レンタルサーバーの場合、有料レンタルサーバーと比較してディスク容量が少ない傾向にあります。
「シン・クラウド for FREE」や「XREA」など、多くの無料レンタルサーバーでは、ディスク容量が「1GB」となっています。
大規模なWebサイトで画像や動画をたくさん掲載すると、ディスク容量を超える場合があるので注意が必要です。
ディスク容量がオーバーすると、Webサイトが正しく表示されないケースもあるため、Webサイトの規模や用途に見合った容量で選定する必要があります。
「スターサーバーフリー」はディスク容量が「2GB」と、ほかの無料レンタルサーバーと比較して多めです。
ドメイン費用
Webサイトやブログなどを運営する場合、サーバーだけでなくドメインを取得する必要があります。
Webサイトの住所を意味します。レンタルサーバー大百科の場合、「choke-point.com」がドメインになります。
費用をかけずにWebサイトを運営したい方は、ドメイン費用が発生しないか確認しましょう。
無料レンタルサーバーの中には、ドメインの取得費用が別途かかるケースもあります。
ドメイン費用もかけたくない方は、ドメインを無料で利用できるレンタルサーバーを選びましょう。
広告表示
Webサイト上に広告が表示され邪魔と感じる方は、広告表示がされない無料レンタルサーバーを選びましょう。
無料レンタルサーバー上でWebサイトなどを公開した場合、自動で広告が表示されるケースがあります。
レンタルサーバーによっては、スマホやタブレットからアクセスした場合のみ広告が表示されるケース(スターサーバーフリー)もあります。
無料でPHPが利用できるおすすめレンタルサーバー比較表
以下は、無料でPHPが利用できるレンタルサーバー3社のスペック比較表です。
レンタルサーバー | PHPバージョン | MySQL | ディスク容量 | ドメイン費用 | 広告表示 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|---|
シン・クラウド for FREE | 8.0.x、8.1.x / 8.2.x 7.2.x / 7.3.x / 7.4.x | 5個 | 1GB | 無料 | なし | 詳細をみる |
スターサーバーフリー | 8.2.x / 8.1.x / 8.0.x / 7.4.x / 7.3.x / 7.2.x / 7.1.x / 7.0.x / 5.6.x/ 5.5.x / 5.3.3 | 1個 | 2GB | 無料 | PCで表示した場合なし | 詳細をみる |
XREA (エクスリア) | 8.2.x / 8.1.x / 8.0.x / 7.4.x / 7.3.x / 7.2.x / 7.1.x / 7.0.x / 5.6.x | 1個 | 1GB | 初年度のみ無料 | あり | 詳細をみる |
PHPが使える無料レンタルサーバーおすすめ3社
PHPが使えるおすすめの無料レンタルサーバー3社を紹介します。
シン・クラウド for FREE
- 国内シェアNo.1を誇る「Xserver(エックスサーバー)」が運営
- データベースを最大5個まで作成可能
- WordPressにも対応
- ドメイン費用無料
シン・クラウド for FREEでは、MySQLは最大5個まで作成できるため、複数のWebサイトを作成することも可能です。
対応しているPHPバージョンは、7.2.x、7.3.x、7.4.x、8.0.x、8.1.x、8.2.xです。
スペックも無料レンタルサーバーの中でもかなりよく、性能重視な方におすすめ。
ちなみに、性能重視な分、サポートがない点でコストカットしている無料レンタルサーバーなので、ある程度トラブルが自己解決できる中級者向けです。
スターサーバーフリー
- 「PHP・MySQL対応プラン」あり
- 「PHP 8.2.x」まで対応
- ディスク容量2GB
- ドメイン費用無料
スターサーバーフリーの「PHP・MySQL対応プラン」では、PHPを使用できMySQLも1個までなら作成できます。
PHPのバージョンも「PHP 8.2.x」と、2023年8月時点で最新のバージョンに対応しているため、公式のサポート対象になっており、Webサイトの安全性が向上します。
ただし、スマートフォンとタブレットからWebサイトにアクセスした場合、広告が表示されてしまう点だけ注意しましょう。
なお、PCからWebサイトにアクセスした場合、広告は表示されません。
ディスク容量も2GBと、無料レンタルサーバーの中では多めに設定されています。
フリー | フリー 容量増加 | フリー PHP+MySQL | |
---|---|---|---|
PHPバージョン | – | – | PHP 8.2.x/PHP 8.1.x/PHP 8.0.x/PHP 7.4.x/PHP 7.3.x/PHP 7.2.x/PHP 7.1.x/PHP 7.0.x/PHP 5.6.x2,514円 |
MySQL | – | – | 1個 |
ディスク容量 | 2GB | 4GB | 2GB |
ドメイン費用 | 無料 | 無料 | 無料 |
広告表示 | なし | PCで表示した場合なし | PCで表示した場合なし |
XREA(エクスリア)
- 「PHP 8.2.x」まで対応
- WordPress利用可能
- SSD搭載
XREA(エクスリア)の無料プラン「XREA Free」では、「PHP 8.2」まで対応しています。
WordPressも無料で利用可能なので、個人ブログなども無料で開設できます。
しかし、XREAではどのデバイスからWebサイトにアクセスしても、広告が表示されてしまうので注意が必要です。
なおXREAは商用利用できるため、趣味程度にWebサイトやブログを開設する以外にも、アフィリエイトもできます。
PHPバージョン | PHP 8.2.x/PHP 8.1.x/PHP 8.0.x/PHP 7.4.x/PHP 7.3.x/PHP 7.2.x/PHP 7.1.x/PHP 7.0.x/PHP 5.6.x |
MySQL | 1個 |
ディスク | 容量1GB |
ドメイン費用 | 初年度のみ無料 |
広告表示 | あり |
レンタルサーバーでPHPを使う際によくある質問
レンタルサーバーでPHPを使う際によくある質問をまとめました。
PHPが動作する環境とは?
PHPが動作する環境では、WebサイトやWordPressによるブログを運営できます。
レンタルサーバーは、基本的にPHPが使えます。
WordPressはPHPでできています。そのため、そもそものPHPが使えなければ、WordPressも使えないことになります。
また、レンタルサーバーでは、「php.ini」という設定ファイルを編集することで、PHPの初期設定などを変更できます。
無料でPHPでホームページを作るのにおすすめのレンタルサーバーは?
おすすめの無料レンタルサーバーはシン・クラウド for FREEです。
- 完全無料でホームページを作成できる
- MySQLを最大5個まで使用できるため、複数のWebサイトを作成できる
- PCからホームページにアクセスした場合、広告表示がされない
関連記事 おすすめ無料レンタルサーバー
無料レンタルサーバーと有料レンタルサーバーの違いは?
サーバーのスペックに違いがあります。
無料レンタルサーバーは基本的に、デメリットや制限が多いため注意してください。
たとえば、無料レンタルサーバーは有料レンタルサーバーと比較して、容量が少なかったり、MySQLの個数に制約があったりします。
なお、有料のおすすめレンタルサーバーは以下の記事をご覧ください。PHP、WordPressが快適に使える人気レンタルサーバーを厳選しています。
無料レンタルサーバーにデメリットはある?
無料レンタルサーバーの場合、以下のようなデメリットがあります。
- サーバーの容量が少ない
- 広告が自動で表示される
- 作成できるデータベースの個数に上限がある
- 最新のPHPバージョンに対応していない
なお、利用する無料レンタルサーバーによってデメリットは異なるため、公式サイトにてサーバーのスペックを確認しましょう。
無料レンタルサーバーでPHPを使うには、スペックや制限に注意
無料レンタルサーバーでは、完全無料でWebサイトやブログを運営できる強みがあります。
しかし、下記のようなサーバーのスペックに制限がかけられるケースがあるため、注意が必要です。
- サーバーの容量が少ない
- 作成できるデータベースの個数に上限がある
- 広告が自動で表示される
- 最新のPHPバージョンに対応していない
無料レンタルサーバーは、趣味でブログを始めたい方や、PHPで開発したWebサービスをデプロイしたい方向けのレンタルサーバーといえます。
無料レンタルサーバーでPHPを利用する際には、サーバーのスペックを忘れずに確認しましょう。
無料でPHPが使えるレンタルサーバー まとめ
無料でPHPが使えるレンタルサーバーは以下です。
レンタルサーバー | PHPバージョン | MySQL | ディスク容量 | ドメイン費用 | 広告表示 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|---|
シン・クラウド for FREE | 8.0.x、8.1.x / 8.2.x 7.2.x / 7.3.x / 7.4.x | 5個 | 1GB | 無料 | なし | 詳細をみる |
スターサーバーフリー | 8.2.x / 8.1.x / 8.0.x / 7.4.x / 7.3.x / 7.2.x / 7.1.x / 7.0.x / 5.6.x/ 5.5.x / 5.3.3 | 1個 | 2GB | 無料 | PCで表示した場合なし | 詳細をみる |
XREA (エクスリア) | 8.2.x / 8.1.x / 8.0.x / 7.4.x / 7.3.x / 7.2.x / 7.1.x / 7.0.x / 5.6.x | 1個 | 1GB | 初年度のみ無料 | あり | 詳細をみる |
記事の内容を振り返るにはこちらから!
無料レンタルサーバーはデータベース数やディスク容量、広告表示などに制限があるため、しっかり比較して選びましょう。