海外で使えるおすすめVPN7選！ 日本へのアクセスにVPNが必要な理由とは？

「海外で使えるVPNのおすすめや選び方を知りたい」「海外でVPNを使うのは違法？」と悩んでいませんか？

出張・留学・旅行などで海外へ行く際、日本のSNSや動画を楽しむにはVPNが必要です。

また、VPNは安全性を高めプライバシーを守る役割も果たします。しかし、どのように選んだらいいのか迷いますよね。

そこで本記事では、海外で使えるおすすめVPN7選を比較紹介しています。選び方や注意点、使う手順も紹介しているため参考にしてください。

本記事では以下の内容を解説します！

当サイトでは「おすすめのVPN」についても紹介しています。ほかのVPNもあわせて検討したい方はぜひチェックしてみてください。

海外から日本のサイトにアクセスするならVPNは必須！

海外から日本のWebサイトにアクセスする場合、VPNサービスの契約は必須です。

その理由や仕組み、違法性についてくわしく解説します。

海外から日本のサイトが見られない場合がある

海外にいると、日本のサイトやサービスが見られない場合があります。

1つは、そもそも国がネット規制してアクセス制限がかかっているケースです。この場合はVPN自体が使えなかったり、認められたVPNやサービスのみの利用に限られたりします。

もう1つはサービス側が日本国外からのアクセスを制限しているケースで、ジオブロック（地域制限）と呼ばれます。

日本のVOD（動画配信）サービスは著作権保護やライセンス契約のため、ジオブロックを設けていることがほとんどです。

海外にいながら日本のサイトを見られる仕組み

VPNは仮想のインターネット通信を暗号化し、個人情報を保護する仕組みです。

機器ごとに割り振られているIPアドレスをVPNサーバーのIPアドレスに置き換えることで、どこから・誰のアクセスかをわからなくしています。

つまり、VPNを使うとIPアドレスのサーバーを変更し、日本からアクセスしているように見せかけられるのです。

そのため、海外にいながら日本や世界各国のサービスが使えるようになります。

VPNの利用が違法の国もある

日本では合法ですが、国によってはVPNの利用自体が違法になるため注意してください。

次のように全面的に禁じている国もあれば、一部サービスや認可したVPN以外を規制している国もあります。

VPNを禁じている国	北朝鮮 ロシア イラク
VPNを規制している国	中国 トルコ エジプト

上記の国から日本のコンテンツへアクセスしたい場合は、法律や規約をよく確認しておきましょう。

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日本から海外サービスの利用時もVPNがおすすめ

海外から日本へのアクセスだけでなく、日本にいて海外サービスを利用したいときもVPNが役立ちます。

たとえば、海外のAmazonプライムビデオやNetflixは日本版と違うコンテンツを提供しており、料金も異なります。

通常どおり日本からアクセスしても、ジオブロックにより利用はできません。しかしVPNを使えば、日本にいながら海外の動画やドラマが楽しめるようになるのです。

VPNで海外サーバーから日本へ接続するメリット

VPNを使うと、次のようなメリットがあります。

VPNを使った通信は暗号化されるため、セキュリティを高めるのに役立ちます。

海外のホテルなどのフリーWiFiは安全性が低く、個人情報の漏えいやハッキングに遭うリスクがぬぐえません。VPNを使うことで、悪質な攻撃から通信を守れます。

ビジネス用途としても、社内の機密データを安全に取り扱うために、VPNの利用が必須といえます。

またジオブロックを解除することで、海外にいながら日本の動画サービスが楽しめるのもメリットです。

海外から日本への接続におすすめなVPN7選を比較！

海外から日本への接続におすすめなVPN7社を比較し、一覧表にまとめました。

サービス	画像	公式サイト	月額料金	サーバー台数	サーバー設置国	対応デバイス数	同時接続数	ノーログポリシー	本社	返金保証	通信容量制限	アプリ	サポート	暗号化方式	監査の有無	プロトコル	日本語対応
NordVPN		公式サイト	1ヶ月：1,960円〜 1年：690円〜 2年：550円〜	6,400台以上	111ヵ国	10種類	10台		パナマ	30日間	無制限		メール ライブチャット	DES RSA AES-256		OpenVPN NordLynx IKEv2	サイト/アプリ：◯ メール：×
MillenVPN		公式サイト	1ヶ月：1,738円 1年：594円 2年：396円	1,300台以上	73ヵ国	6種類	10台		日本	30日間	無制限		メール ライブチャット	AES-256		OpenVPN IKEv2
Express VPN		公式サイト	1ヶ月：12.95ドル 6ヶ月：9.99ドル 12ヶ月：8.33ドル	2,000台以上	105ヵ国	10種類	8台		イギリス領 ヴァージン諸島	30日間	無制限		メール ライブチャット	AES-256		OpenVPN Lightway L2TP IKEv2 PPTP WireGuard SSTP
Surfshark VPN		公式サイト	1ヶ月：2,678円〜 12ヶ月：388円〜 24ヶ月：308円〜	3,200台以上	100ヵ国	12種類	無制限		オランダ	30日間	無制限		メール ライブチャット	AES-256		OpenVPN WireGuard IKEv2	サイト/アプリ：◯ メール：×
Cyber Ghost		公式サイト	1ヶ月：1,790円 6ヶ月：1,000円 2年：290円	11,724台以上	100ヵ国	11種類	7台		ルーマニア	1ヶ月プラン：14日間 1年プラン以上：45日間	無制限		メール ライブチャット	AES-256		OpenVPN IKEv2 WireGuard	サイト/アプリ：◯ メール：×
Proton VPN		公式サイト	1ヶ月：9.99ドル 1年：4.99ドル 2年：4.49ドル	4,500台	100ヵ国	7種類	10台		スイス	30日間	無制限		メール	AES-256		OpenVPN IKEv2 WireGuard	サイト/アプリ：◯ メール：×
Glocal VPN		公式サイト	1ヶ月：990円 6ヶ月：825円 12ヶ月：779円	250台以上	60ヵ国	5種類	1台		日本	7日間	無制限		メール	AES-256		Open VPN L2TP L2TPv3

料金はもちろん安全性や信頼性、サポート内容などを確認し、総合的に判断しましょう。

海外から日本へ接続できるおすすめVPN7選

海外から日本へ接続できるおすすめVPN7選は次のとおりです。

NordVPN（ノードVPN）

MillenVPN（ミレンVPN）

ExpressVPN（エクスプレスVPN）

Surfshark（サーフシャーク）

CyberGhost（サイバーゴースト）

Proton VPN（プロトンVPN）

Glocal VPN（グローカルVPN）

海外から日本への接続に使えるVPNの選び方

海外から日本への接続に使えるVPNの選び方は次のとおりです。

セキュリティレベルが高いか

VPNの重要な要素として、セキュリティレベルの高さをチェックしましょう。

暗号化技術が低ければすぐに解読されてしまう恐れがあるため、アメリカ政府も採用している国際基準の「AES-256ビット方式」を採用していることがほとんどです。

また、VPNごとに使われているプロトコル（コンピューターのルール）が異なり、それぞれセキュリティ性能や通信速度に違いがあります。

「OpenVPN」や「IKEv2」といった、強力なプロトコルを採用していると安心です。

おすすめVPNの暗号化方式とプロトコルの一覧は次のとおりです。

VPN	暗号化方式	プロトコル
NordVPN	DES RSA AES-256	OpenVPN NordLynx IKEv2
MillenVPN	AES-256	OpenVPN IKEv2
ExpressVPN	AES-256	OpenVPN Lightway L2TP IKEv2 PPTP WireGuard SSTP
SurfsharkVPN	AES-256	OpenVPN WireGuard IKEv2
CyberGhost	AES-256	OpenVPN IKEv2 WireGuard
Proton VPN	AES-256	OpenVPN IKEv2 WireGuard
Glocal VPN	AES-256	Open VPN L2TP L2TPv3

暗号化方式とプロトコルが強力なものであれば、よりセキュリティを高めながら利用できます。

サーバー数が多く安定性が高いか

サーバー数が多く安定性が高いかもポイントです。

サーバー数が少ないと通信速度の低下を招いたり、通信が不安定になったりする原因になるためです。

サーバー設置数が多いほどアクセスを分散しやすく、サーバーと物理的な距離が近いほど速度を高められます。

また、別のサーバーに切り替えることで混雑を防ぎ、通信速度や安定性を保てます。

おすすめVPNのサーバー数一覧は次のとおりです。

VPN	サーバー数
NordVPN	6,400台以上
MillenVPN	1,300台以上
ExpressVPN	2,000台以上
SurfsharkVPN	3,200台以上
CyberGhost	11,724台以上
Proton VPN	4,500台
Glocal VPN	250台以上

ブツブツ途切れず快適に使うためには、サーバー数の多さを重視しましょう。

ノーログポリシーを掲げているか

VPN選びの際は、ノーログポリシーを掲げているサービスを選んでください。

ノーログポリシーとは、利用者の個人情報やアクセス記録を運営元が記録しない宣言のこと。ネット上にログが残らないためプライバシーが守られ、安全に利用できます。

中でも第三者機関の監査を受けているVPNは、その信頼性が証明されているためさらに安心です。

おすすめVPNのノーログポリシーの有無と、監査の有無を一覧にまとめました。

VPN	ノーログポリシー	第三者機関の監査
NordVPN
MillenVPN
ExpressVPN
SurfsharkVPN
CyberGhost
Proton VPN
Glocal VPN

無料のVPNや一部有料VPNではログを残すサービスもあるため、注意してください。

関連記事　ノーログVPNとは

料金が安い・適切か

料金が安く、適切かどうかも選ぶポイントの1つです。

月々の費用が高すぎても負担が大きく、安すぎてもサービスの安全性に疑問が残るため、各おすすめサービスの料金を参考にしてください。

	1ヶ月契約 月額料金	6ヶ月契約 月額料金	1年契約 月額料金	2年契約 月額料金
NordVPN	2,110円〜	–	800円〜	580円〜
MillenVPN	1,738円	–	594円	396円
ExpressVPN	12.95ドル （約1,840円）	9.99ドル （約1,420円）	8.33ドル （約1,182円）	–
SurfsharkVPN	2,308円〜	–	448円〜	308円〜
CyberGhost	1,790円	1,000円	–	320円
Proton VPN	9.99ドル （約1,420円）	–	4.99ドル （約708円）	4.49ドル （約637円）
Glocal VPN	990円	825円	779円	–

多くのVPNは、1〜2年単位で長期契約するほどひと月あたりの価格が割引になります。

そのため留学や仕事での長期滞在であれば、長期利用を前提に契約するとコスパが良くなります。

反対に、一時的な出張や海外旅行など短期利用の場合は、1ヶ月や3ヶ月などの契約期間が用意されているVPNを選びましょう。

対応端末数や種類が豊富か

対応端末数や種類が豊富かどうかもチェックしてください。

現地で仕事をするならPC、SNSを見るならiPhoneやAndroid、ゲームがしたいならゲーム機器に対応しているVPNを選ぶ必要があります。

また、サービスによって同時に接続できる台数が異なるため、PCとスマホなど同時使いしたい場合は注意しましょう。

おすすめVPNの対応端末や同時接続数は次のとおりです。

VPN	対応端末	同時接続数
NordVPN	Windows　macOS Linux　Android iOS　Chrome Firefox　Edge Android TV　その他	10台
MillenVPN	Windows　macOS Android　iOS Fire Stick　Fireタブレット	10台
ExpressVPN	Windows　macOS Android　iOS Linux　Apple TV Fire Stick　Android TV Chrome　ルーター	8台
SurfsharkVPN	Windows　macOS Android　iOS Linux　Firefox Apple TV　Fire Stick Android TV　Chrome PlayStation　Xbox	無制限
CyberGhost	Windows　macOS Android　iOS Linux　Firefox Apple TV　Fire Stick Apple TV　Chrome ルーター　スマートテレビ	7台
Proton VPN	Windows　macOS Android　iOS Linux　Chromebook Android TV	10台
Glocal VPN	WindowsmacOS Android　iOS Linux	1台

デバイスの組み合わせや同時接続数に応じて、自分の目的に合った使い方ができるか確認しましょう。

サポートや返金保証制度があるか

海外でのVPN利用は、サポートや返金保証制度があるかも重要です。

海外は日本と活動時間帯が異なるため、万が一トラブルが起きたとき、24時間体制のサポートがあると安心です。

また、返金保証制度があれば期間内なら自由に解約できるため、もし海外で繋がらなかったときでも余分なコストをかけずに済みます。

おすすめVPNの返金保証制度とサポート内容の一覧は次のとおりです。

VPN	返金保証	サポート
NordVPN	30日間	メール ライブチャット
MillenVPN	30日間	メール ライブチャット
ExpressVPN	30日間	メール ライブチャット
SurfsharkVPN	30日間	メール ライブチャット
CyberGhost	1ヶ月プラン：14日間 1年プラン以上：45日間	メール ライブチャット
Proton VPN	30日間	メール
Glocal VPN	7日間	メール

サービスによって保証期間が異なるため、よく確認しておきましょう。

海外から日本へVPN接続する場合の使い方

海外から日本へVPN接続する場合の手順は次のとおりです。

契約とインストールは、日本にいるうちに終わらせておくのがおすすめ。海外のVPNでも、日本語対応していれば特に難しい操作はありません。

支払いは契約年数分の前払いのことがほとんどです。

アプリはPC版、スマホ版など分かれていることが多いため、使いたい機器にあったものをインストールしてください。

なお、サーバーの切り替えや切断は自由にできます。現在いる国のサービスが見たい場合は、現地のサーバーに接続しましょう。

海外からVPNで日本へ接続する際の注意点

海外からVPNで日本へ接続する際の注意点は次のとおりです。

使いたいサービスに対応していないことがある

VPNによっては、使いたいサービスに対応していないことがあります。

例えばHuluが観たくて契約したのに対応しておらず、別のVPNでは観られるということもありえるのです。

そのため、自分が利用したいサービスに対応したVPNかをあらかじめ確認しておきましょう。

無料VPNの利用はリスクが高くおすすめできない

海外から利用する場合、無料VPNの利用はリスクが高くおすすめできません。

VPNの中には完全無料で使えるものもありますが、セキュリティレベルが低く情報漏えいやハッキングに遭う危険があります。

またインターネット接続や速度が安定しなかったり、通信量や接続台数が限られたりするなど機能も制限されます。

安全かつ快適に使うためには、有料のおすすめVPNから選ぶと安心です。

通信速度が遅くなる場合がある

VPNはその仕組み上、通信速度が通常よりも遅くなります。

暗号化通信によってデータ量が増えるだけでなく、サーバーの負荷の高さやサーバーとの距離、VPN回線自体の速度が遅いことが原因です。

速度が出ないときはデバイスの再起動やサーバーの切り替えなどを試してみましょう。

日本語対応していないことがある

VPNには海外のサービスが多く、日本語対応していないことがあります。

契約や問い合わせ時など、英語に苦手意識がある場合は注意が必要です。

もし不安であれば、日本のVPNや日本語対応しているVPNを選択しましょう。

海外VPNに関するよくある質問

ここでは、海外VPNに関するよくある質問に回答します。

海外VPNまとめ

海外から日本のサイトにアクセスする場合、VPNの利用が欠かせません。

ジオブロックを解除してそのままでは視聴できないサービスが観られるほか、セキュリティを高めるのにも役立ちます。

海外で使うVPNはセキュリティレベルの高さやサーバー数の多さ、ノーログかどうかを重視して選ぶのがおすすめです。

また、使いたいサービスに対応しているかや、対応端末もチェックしておきましょう。さらにVPN利用時は通信速度の低下や、日本語対応の有無にも注意が必要です。

滞在期間や目的に合ったVPNを選び、海外で快適に過ごす手助けとして活用してください。