日本で韓国のテレビを観る方法　KBSやMnetの視聴方法を解説

「日本で韓国のテレビは観られる？」「KBSワールドやMnet（エムネット）を日本から視聴するやり方を知りたい」と考えていませんか？

本記事では、日本で韓国のテレビを観る方法を紹介します。手順やおすすめのサービス、メリット・デメリットも解説しているため、ぜひ参考にしてください。

本記事の料金はすべて税込価格です。

日本で韓国のテレビを観る方法

日本で韓国のテレビを観る方法は、次の4つです。

方法	メリット	デメリット
スカパー	リアルタイムで観られる 観られる番組の種類が多い 日本語字幕や吹き替えがついている	料金が高め アンテナの設置が必要になる
動画配信	韓国ドラマの種類が多い 日本語字幕や吹き替えがついている 料金が安め	ドラマ以外の番組が少ない リアルタイムで観られない
YouTube	無料で観られる	完全版ではない リアルタイムで観られない 日本語字幕や吹き替えがついていない
【おすすめ】 VPN	リアルタイムで観られる 観られる番組の種類が多い 料金が安め	日本語字幕や吹き替えがついていない

スカパー！を契約する

スカパー！で韓国のテレビが観られるチャンネルは、主に次の3つです。

チャンネル	内容	月額料金
KBS WORLD （ケービーエスワールド）	韓国KBSの海外向けチャンネル	スカパー！基本料：429円 視聴料：770円
KNTV （ケーエヌティービー）	韓国コンテンツ専門チャンネル	スカパー！基本料：429円 視聴料：3,300円
Mnet	K-POP専門チャンネル	スカパー！基本料：429円 視聴料：2,530円
上記3チャンネルのセット		スカパー！基本料：429円 視聴料：5,940円

韓国ドラマや音楽番組を中心に、バラエティやK-POPなどもあり多彩なラインナップ。一部を除いて日本語字幕や吹き替えがついており、録画もできます。

ただし、視聴にはスカパー！基本料429円に加え、番組ごとの視聴料が毎月かかります。

また、スカパー！の視聴にはアンテナの設置または光回線での視聴が必要です。

メリット	デメリット
リアルタイムで観られる 観られる番組の種類が多い 日本語字幕や吹き替えがついている	料金が高め アンテナの設置か光回線での視聴が必要になる

動画配信サービスを利用する

主に韓国ドラマが観たいなら、動画配信サービスの利用がおすすめ。

KBS World+（プラス）は以下のサービスに対応しており、韓国ドラマやバラエティが楽しめます。

動画配信サービス	月額料金
Amazon Prime Video （アマゾンプライムビデオ）	795円 （※プライム会員費600円/月が別途必要）
Hulu （フールー）	1,026円

そのほかのサービスでも、韓国ドラマは日本で人気が高いことから、各社で多くの番組が配信されています。

日本語字幕や吹き替えがついており、料金は月額1,000〜2,000円程度と比較的手が届きやすいのもポイント。

ただしドラマ以外の番組は少なめで、最新作のリアルタイム視聴はできません。

メリット	デメリット
韓国ドラマの種類が多い 日本語字幕や吹き替えがついている 料金が安め	ドラマ以外の番組が少ない リアルタイムで観られない

YouTubeの公式チャンネルを利用する

テレビ局ごとに用意されているYouTube（ユーチューブ）の公式チャンネルは、無料で手軽に利用できます。

テレビ局	YouTube 公式チャンネル
KBS	KBS WORLD TV
MBC	MBCentertainment
SBS	SBS Catch

それぞれ歌番組やバラエティー番組、ニュースなどのハイライトが観られますが、長くても5分程度で完全版ではありません。

また日本語字幕や吹き替えはついておらず、リアルタイム視聴もできないため、観たい番組を探すときの参考程度に利用しましょう。

メリット	デメリット
無料で観られる	完全版ではない リアルタイムで観られない 日本語字幕や吹き替えがついていない

【おすすめ】VPNを利用する

もっともおすすめなのが、VPNを利用して直接韓国のテレビ局や動画配信サービスに接続する方法です。

通常、日本から韓国のサイトにアクセスしても、著作権の関係で地域制限（ジオブロック）がかかっており視聴できません。

しかし、韓国にあるVPNサーバーを経由すると韓国からのアクセスのように見せられるため、番組視聴が可能になります。

VPNなら観られる番組の種類がぐっと増える上、リアルタイム視聴もでき、利用料は安ければ月額200〜300円程度です。

ただし、日本語字幕や吹き替えがついていない点には注意しましょう。

メリット	デメリット
リアルタイムで観られる 観られる番組の種類が多い 料金が安め	日本語字幕や吹き替えがついていない

日本から韓国のテレビを観るのにおすすめのVPN5選

日本から韓国のテレビを観るのにおすすめのVPNは、次のとおりです。

関連記事　韓国で使えるおすすめVPN

NordVPN（ノードVPN）

MillenVPN（ミレンVPN）

ExpressVPN（エクスプレスVPN）

Surfshark（サーフシャーク）

ProtonVPN（プロトンVPN）

VPNで日本から韓国のテレビを観る手順・視聴方法

ここでは、VPNで日本から韓国のテレビを観る手順を、NordVPNを例に解説します。

1. VPNに申し込む

2. アプリをダウンロードしログインする

3. 韓国のVPNサーバーに接続する

検索窓に国名を入力し、韓国をタップします。

初回のみ、VPN接続の許可が必要です。「了解しました」→「許可」と進み、スマホのパスワードを入力してVPN構成を追加してください。

上部に、緑色で国名とともに「接続済み」と表示されたら接続完了です。

4. 韓国のテレビを視聴する

あとは好きなテレビ局や動画配信サービスにアクセスし、好きな番組を楽しみましょう。

VPNで日本から韓国のテレビを観るのにおすすめのサービス・アプリ

VPNで日本から韓国のテレビを観るのにおすすめのサービス・アプリは次のとおりです。

各テレビ局の公式アプリ

まずは、各テレビ局の公式アプリを利用する方法があります。

VPN接続してから観たい番組があるテレビ局のアプリを選び、ダウンロードしてPCやスマホで視聴しましょう。

テレビ局	代表番組	公式アプリ
KBS	ミュージックバンク リーガル・クレイジー 真剣勝負 ギャグコンサート	Android iOS
MBC	ショー！音楽中心（ウマチュン） SHOW CHAMPION コーヒープリンス1号店	Android iOS（※日本版ではダウンロード不可）
SBS	K-POPスター 人気歌謡 おいしい広場	Android iOS
JTBC	梨泰院クラス トーク派員25時	Android iOS

基本的に無料かつリアルタイム視聴できますが、日本語字幕はありません。

なお、MBCをiPhoneアプリで観るには、国・地域設定を韓国に変更する必要があります。手順は以下の記事を参考にしてください。

関連記事　韓国MBCを日本で観る方法

韓国の動画配信サービス

続いて、韓国の動画配信サービスを利用する方法があります。

日本のTVer（ティーバー）のように無料で観られるものから、Netflix（ネットフリックス）などのように毎月料金を支払って観るものまでさまざまです。

動画配信サービス	会員登録	条件・注意点	利用料金
TVING （ティービング）	必要	無料で観られる動画は一部に限られる 有料プランは韓国の携帯電話番号か識別番号が必要	–
Wavve （ウェーブ）	不要	有料プランは韓国の携帯電話番号が必要	–
Naver TV （ネイバーテレビ）	不要	なし	–
カカオTV	PC：不要 モバイル：必要	一部の動画が公開から1週間後に有料になる	–
Mnet Smartプラス	必要	動画視聴は有料会員のみ可能	ライトプラン：990円 ベーシックプラン：1,320円 プレミアムプラン：2,530円

VPN接続してから必要に応じて会員登録や申し込みを済ませ、好きな番組を視聴しましょう。

基本的に日本語字幕はついていませんが、Mnet Smartプラスのプレミアムプランでは、字幕対応済みの「Mnet Japan」チャンネルが視聴できます。

なお、Mnet Smartプラス以外のサービスは現地決済のみとなり、事実上有料プランは利用できません。

また、無料で観られる範囲や動画はサービスごとに異なり、カカオTVのように期間限定のケースもあるため注意してください。

楽天Viki

楽天Viki（ヴィキ）は、主に韓国・中国のドラマや映画を配信しているサービスです。「楽天」とつくものの海外のサービスのため、利用にはVPNが必要です。

各テレビ局の公式アプリや韓国の動画配信サービスとは違い、日本語字幕つきで最新作を観られる点が魅力。

楽天Vikiには無料プランと2種類の有料プランがあり、違いは次のとおりです。

	無料プラン	有料プラン
月額料金	–	Viki Pass STANDARD：4.99ドル（※日本の場合） Viki Pass PLUS：11.99ドル（※アメリカの場合）
広告	あり	なし
同時視聴	1台	Viki Pass STANDARD：1台 Viki Pass PLUS：最大4台
画質	低画質（480p）	Viki Pass STANDARD：HD（720p） Viki Pass PLUS：フルHD（1080p）
オフライン視聴	なし	Viki Pass STANDARD：なし Viki Pass PLUS：可能
視聴範囲	制限あり	Viki Pass STANDARD：1,000以上 Viki Pass PLUS：1,500以上
日本語字幕	あり	あり
利用地域	全世界	Viki Pass STANDARD：全世界 Viki Pass PLUS：南北アメリカ

Viki Pass STANDARDは日本から申し込むと月額4.99ドル（※約714円/1ドル143円の場合）ですが、アメリカからだと月額7.99ドル（※約1,147円/1ドル143円の場合）と割高です。

一方、Viki Pass PLUSは南北アメリカでしか利用できないため、VPNで該当地域に接続して申し込む必要があります。

利用したいプランにあわせて、VPN接続するか決めましょう。

日本で韓国のテレビを観るメリット・デメリット

日本で韓国のテレビを観るメリット・デメリットは次のとおりです。

メリット	デメリット
韓国の最新情報が手に入る 韓国語の勉強になる	費用がかかる

日本にいながら韓国のテレビが観られれば、現地の最新情報が手に入ります。

韓国のアイドルやK-POP、ファッション、美容などに興味がある人にとっては、情報収集のための貴重なツールといえます。

また、テレビ局の公式サイトや動画配信サービスには日本語字幕がないことがほとんどのため、韓国語を勉強したい人にもぴったり。

一方、VPNの料金に加え、場合によっては動画配信サービスの料金がかかる点はデメリットです。

両方あわせても月額1,000〜2,000円台とそこまで高くはないものの、継続利用する限り費用が発生することは覚えておきましょう。

日本で韓国のテレビを観る際の注意点

日本で韓国のテレビを観る際の注意点は次のとおりです。

違法な視聴方法は利用しない

今回紹介した以外の、違法な視聴方法は利用しないようにしてください。

たとえば、テレビに接続して世界中の番組を観られる「TV BOX（テレビボックス）」というストリーミングデバイスは、放送局の許可を得ずに放送しているため違法です。

利用者に関しては明確な法律がなくグレーゾーンですが、ある日突然観られなくなるリスクもあります。

また、インターネット上に違法アップロードされている動画サイトの利用も、トラブルの原因になりかねないためおすすめできません。

日本で韓国のテレビを観る際は、違法にならず安心して観られる方法を選びましょう。

VPN接続したままで視聴する

韓国のテレビ視聴時に、VPN接続したままにすることも忘れないでください。

もし、途中でVPN接続が切れるとIPアドレスと地域が一致しなくなり、日本からのアクセスだとバレて観られなくなる恐れがあります。

そのためにも、サーバー数が多く接続が安定しているVPNを選択し、サーバーが混雑しやすい時間帯はなるべく避けましょう。

無料VPNの利用は避ける

VPNには完全無料で使えるものもありますが、次の理由から避けたほうが無難です。

無料VPNは安定性が低く、途中で接続切れになる恐れがあります。

また、韓国のサイトに接続して個人情報やカード情報を入力した際、第三者へ漏えいするリスクも捨てきれません。

さらに、接続できる国が限定されており韓国で使えない場合もあるため、基本的には有料VPNを選ぶと安心です。

それでもできるだけお金をかけたくなく、無料VPNを検討したいという方は、以下の記事を参考にしてください。

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日本で韓国のテレビを観る際によくある質問

日本で韓国のテレビを観る際によくある質問に回答します。