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中国で使えるVPNは? おすすめVPN7選や注意点・選び方を解説

中国で使えるVPN

「中国で使えるVPNはある?」「注意点や選び方を知りたい」と悩んでいませんか?

インターネット規制が厳しい中国では、国外サイトへのアクセス時にVPNが欠かせません。しかし、どのように選べばいいのか、どこがおすすめなのかわからない人も多いでしょう。

本記事では、中国で使えるVPNサービス7選を紹介しています。

中国のインターネット規制が厳しい理由や選び方、注意点も解説しているため、中国で安全・確実にVPNを使いたい人はぜひ参考にしてください。

本記事では以下の内容を解説します!

当サイトでは「おすすめのVPN」についても紹介しています。ほかのVPNもあわせて検討したい方はぜひチェックしてみてください。

目次

中国のインターネットは規制強化されている

中国はインターネット規制が厳しく、国外の多くのサービスが利用できません。

中国全土に国家規模のネットワーク監視システム「グレート・ファイアウォール(金盾)」が敷かれており、外部の通信が制御されているためです。

グレート・ファイアウォールの目的は、中国政府がインターネット上の情報を管理・検閲し、反政府的な感情が生まれないよう統率をはかることにあります。

そのため旅行・出張・留学などで中国へ渡る際は、日本で使っている多くのSNSやサービスが利用できないことに注意が必要です。

中国で禁止されているサービスやアプリ

中国で禁止されている主なサービスは次のとおりです。

種類サービス
検索エンジンGoogle
Yahoo!
SNS・メールGmail
Instagram
Facebook
X(旧Twitter)
LINE
TikTok
動画YouTube
Amazonプライムビデオ
Netflix
Hulu
FOD

現地ではXの代わりにWeibo(微博)、LINEの代わりにWeChat(微信)などのサービスがありますが、中国語での利用が前提となります。

中国ではVPNの利用が必須

中国で国外のサービスを使うには、VPNの利用が欠かせません。

VPN(仮想専用通信網)は通信を暗号化し、IPアドレスの位置情報を隠せる仕組みを持っています。

つまり、中国以外の国を中継してサービスに接続することで、中国以外からのアクセスのように見せられるのです。

中国国内で自由にインターネットコンテンツを楽しむためには、渡航前にVPN契約しておくべきだといえます。

中国で使えるVPNおすすめ7社の比較一覧表

中国で使えるVPNおすすめ7社を比較し、一覧表にまとめました。

スクロールできます
サービス画像公式サイト月額料金サーバー台数サーバー設置国対応デバイス数同時接続数ノーログポリシー本社返金保証通信容量制限アプリサポート
MillenVPNMillenVPNロゴ公式サイト1ヶ月:1,738円
1年:594円
2年:396円
1,300台以上73ヶ国6種類無制限日本30日間無制限メール
ライブチャット
Express
VPN
ExpressVPNロゴ公式サイト1ヶ月:12.95ドル
6ヶ月:9.99ドル
12ヶ月:8.32ドル
2,000台以上105ヶ国10種類8台イギリス領
ヴァージン諸島
30日間無制限メール
ライブチャット
Surfshark
VPN
SurfsharkVPNロゴ公式サイト1ヶ月:2,308円〜
12ヶ月:478円〜
24ヶ月:308円〜
3,200台以上100ヶ国12種類無制限オランダ30日間無制限メール
ライブチャット
UCSSUCSSロゴ公式サイト1ヶ月:29ドル〜
3ヶ月:36ドル〜
12ヶ月:108ドル〜
UCSS Low Ping:4ヶ国
UCSS Lite:6ヶ国
UCSS:16ヶ国以上
7種類UCSS Low Ping:2台
UCSS Lite:2台
UCSS:3台
韓国50GB/月〜メール
ライブチャット
かべネコVPNかべネコロゴ公式サイト1ヶ月:880円
3ヶ月:780円
6ヶ月:580円
12ヶ月:480円
35台8ヶ国12台日本2週間無制限メール
1coinVPN1coinロゴ公式サイト1ヶ月:30元〜
3ヶ月:86元〜
6ヶ月:164元〜
12ヶ月:310元〜
70台13ヶ国5種類7台香港2週間共用サーバコース通常版:500GB/月
共用サーバコースプレミアム版:1TB/月
専用サーバコース通常版:2TB/月
専用サーバコースプレミアム版:4TB/月
専用回線VIP版:10TB/月
ライブチャット
12VPX12vpxロゴ公式サイト1ヶ月:24.99ドル
6ヶ月:13.33ドル
12ヶ月:11.67ドル
25ヶ国4種類6台アメリカメール
2024年9月時点・料金は税込

価格はもちろん、機能性も加味して自分に最適なサービスを選びましょう。

関連記事 VPN有料サービス おすすめ

中国で使えるVPNおすすめ7選

中国で使えるVPNおすすめ7選は次のとおりです。

MillenVPN(ミレンVPN)

MillenVPN

アズポケット株式会社

OpenConnect方式で高い安定性が持ち味

MillenVPN」では、規制の厳しい国でも制限を受けにくい「MillenVPN Native OpenConnect」というサービスが使えます。

PCやスマホなどさまざまなサービスに対応している上、無料で使えるのが大きなメリットです。

さらに、高度な暗号化やセキュリティを実現したVPN技術「OpenConnect」方式で接続するため、安全性に優れている点も評価されています。

公式サイトでは、中国から利用する場合のクイックスタートガイドも利用可能。

長期利用向きのサブスクプランと一時利用向きのワンタイムプランがあるため、利用目的に合ったものを選びましょう。

料金プランとスペック一覧表をみる
料金
スクロールできます
契約期間サブスクプランワンタイムプラン
2年396円
1年594円
30日1,738円
15日1,078円
7日638円
2024年9月時点・税込
機能
サーバー
台数
1,300台以上
サーバー
設置国
73ヶ国
対応
デバイス
Windows
macOS
Android
iOS
Fire Stick
Fireタブレット
同時接続
デバイス数
無制限
ノーログ
ポリシー
本社日本
返金保証30日間
通信容量
制限
無制限
アプリ
サポートメール
ライブチャット

ExpressVPN(エクスプレスVPN)

ExpressVPN

Express Technologies Ltd.

安全で速い独自開発プロトコルで接続

ExpressVPN」では、アメリカ政府でも採用されているAES-256という強力な暗号化通信を採用しています。

ユーザーのIPアドレスを変更した上で他ユーザーと通信を混ぜ、VPNサーバーとPC間のデータを暗号化するため、個人情報漏えいの心配がありません。

さらにプロトコル(コンピューターのルール)の種類が豊富で、速度・安全性・安定性に優れた「Lightway」という独自開発プロトコルも用意されています。

もし中国で接続できなかった場合でも、対処方法がサポートページに記載されているため安心です。

料金プランとスペック一覧表をみる
料金
契約期間月額料金
1ヶ月12.95ドル
6ヶ月9.99ドル
12ヶ月8.32ドル
2024年9月時点
機能
サーバー
台数
2,000台以上
サーバー
設置国
105ヶ国
対応
デバイス
Windows
macOS
Android
iOS
Linux
Apple TV
Fire Stick
Android TV
Chrome
ルーター
同時接続
デバイス数
8台
ノーログ
ポリシー
本社イギリス領ヴァージン諸島
返金保証30日間
通信容量
制限
無制限
アプリ
サポートメール
ライブチャット

Surfshark(サーフシャーク)

SurfsharkVPN

SurfsharkVPN Ltd.

セキュリティを高める機能が充実

中国で「SurfsharkVPN」を利用する際は「NoBordersモード」に切り替わり、ネットワーク制限時でも機能するサーバーリストが表示されます。

また、シャットダウンするとすべてのデータが消去されるRAMサーバーの採用や、VPN接続の切断時にインターネットからも切断するKill Switch機能でプライバシー保護に努めています。

さらにカモフラージュモードでは、OpenVPNプロトコルによってVPNの痕跡を消すことも可能です。

ほかにもAES-256による強力な暗号化通信のプロトコルが多数提供されており、高いセキュリティを誇ります。

24ヶ月で月額308円(税込)〜と安価なため、中国に長期滞在する人におすすめです。

料金プランとスペック一覧表をみる
料金
スクロールできます
Starter
月額料金
One
月額料金
One+
月額料金
1ヶ月2,308円2,378円2,678円
12ヶ月
(※3ヶ月延長付き)
478円548円978円
24ヶ月
(※3ヶ月延長付き)
308円388円628円
2024年9月時点・税込
機能
サーバー
台数
3,200台以上
サーバー
設置国
100ヶ国以上
対応
デバイス
Windows
macOS
Android
iOS
Linux
Firefox
Apple TV
Fire Stick
Android TV
Chrome
PlayStation
Xbox
同時接続
デバイス数
無制限
ノーログ
ポリシー
本社オランダ
返金保証30日間
通信容量
制限
無制限
アプリ
サポートメール
ライブチャット

UCSS

専用回線で中国のネット検閲を回避

UCSS」はVPNと似たようなシステムのデータ通信手段を持ち、現地で多くの人が愛用するサービスです。

公共のネットワークではなく、私設ネットワークを通じた国際専用回線で接続するため、中国政府の検閲を受けません。

繋がりやすいと評判が高く、AES-256暗号化を採用しているのも高ポイント。

中国での利用に特化した3つのプランがありますが、UCSS Liteプランで1ヶ月29ドル(約4,100円)・UCSSプランで3ヶ月36ドル(約5,100円)からと、費用はやや高めなため注意しましょう。

チャットやメールで、日本人ネイティブスタッフのサポートが受けられる点は安心です。

料金プランとスペック一覧表をみる
料金
スクロールできます
契約期間UCSS Lite
(中国向け)
UCSS
(中国向け)
UCSS
Low Ping
(中国向け)
1ヶ月29ドル
3ヶ月36ドル118ドル
6ヶ月
12ヶ月108ドル
(3ヶ月無料付き)
2024年9月時点・税込
機能
サーバー
台数
サーバー
設置国
UCSS Low Ping:4ヶ国
UCSS Lite:6ヶ国
UCSS:16ヶ国以上
対応
デバイス
Windows
macOS
Android
iOS
Linux
OpenWrt
Merlin
同時接続
デバイス数
UCSS Low Ping:2台
UCSS Lite:2台
UCSS:3台
ノーログ
ポリシー
本社韓国
返金保証
通信容量
制限
50GB/月〜
アプリ
サポートライブチャット
メール

かべネコVPN

かべネコVPN

株式会社エフネット

規制時も柔軟に対応

かべネコVPN」は、中国からの規制にも対応可能なVPNです。

規制時はすぐに対処法を記載し、規制時でも接続できるOpenConnect方式のサーバーの増設を明言するなど、小さなプロバイダならではの柔軟性が魅力。

使わない日があれば、購入プランの1.5倍を期限として繰り越しできます。

また、最長21日間無料で使える点も良心的です。

ただし、ログを保存しないノーログポリシーは掲げていません。警察・司法当局の合法的な指示があった場合、ログを開示されるケースがあることを覚えておきましょう。

料金プランとスペック一覧表をみる
料金
契約期間月額料金
1ヶ月880円
3ヶ月780円
6ヶ月580円
12ヶ月480円
2024年9月時点・税込
機能
サーバー
台数
35台
サーバー
設置国
8ヶ国
対応
デバイス
同時接続
デバイス数
12台
ノーログ
ポリシー
本社日本
無料期間2週間
通信容量
制限
無制限
アプリ
サポートメール

1coinVPN

1coinVPN

LITTLE DRAGON TECH CO., LIMITED

中国での利用に特化した日本人向けサービス

1coinVPN」は、中国での利用に特化した日本人向けのVPNです。

その名のとおり、月額500円(1コイン)から利用可能。

中国のネット規制に強いプロトコル「Xray-Trojan」や「V2Ray」により、高速化かつ暗号化された安全な通信がかないます。

Alipay(アリペイ)やWeChat Pay(ウィーチャット)といった中国国内の決済サービスにも対応しているほか、日本人による日本語でのサポートが受けられる点も使いやすいポイントです。

なお、日本国内のVODサービスやゲームでの利用にはプレミアム版・VIP版での契約が必要なため注意してください。

料金プランとスペック一覧表をみる
料金
スクロールできます
契約期間共用サーバコース
通常版
月額料金
共用サーバコース
プレミアム版
月額料金
専用サーバコース
通常版
月額料金
専用サーバコース
プレミアム版
月額料金
1ヶ月30元60元120元280元
3ヶ月86元172元350元820元
6ヶ月164元328元650元1,500元
12ヶ月310元620元1,200元2,800元
2024年9月時点・税込
機能
サーバー
台数
70台以上
サーバー
設置国
13ヶ国
対応
デバイス
Windows
macOS
Android
iOS
Fire Stick
同時接続
デバイス数
7台
ノーログ
ポリシー
本社香港
無料期間2週間
通信容量
制限
共用サーバコース通常版:500GB/月
共用サーバコースプレミアム版:1TB/月
専用サーバコース通常版:2TB/月
専用サーバコースプレミアム版:4TB/月
専用回線VIP版:10TB/月
アプリ
サポートライブチャット

12VPX

12VPX

Wanwire LLC

プロトコルの種類が多く繋がりやすい

12VPX」は、中国で繋がりやすいよう多くのプロトコルを用意しています。

グレート・ファイアウォールの規制を回避する「Shadowsocks」という通信方法を使うことで、スムーズなアクセスが可能。

AES-256暗号化を採用しているほか、ノーログポリシーを掲げているためセキュリティ面でも安心です。

ただし、やや接続が不安定なことや、日本語サポートがなく英語がわからないと使いにくいという声もあったため、利用は慎重に検討しましょう。

料金プランとスペック一覧表をみる
料金
契約期間月額料金
1ヶ月24.99ドル
6ヶ月
(※3ヶ月延長付き)
13.33ドル
12ヶ月
(※6ヶ月延長付き)
11.67ドル
2024年9月時点・税込
機能
サーバー
台数
サーバー
設置国
25ヶ国
対応
デバイス
Windows
macOS
Android
iOS
同時接続
デバイス数
6台
ノーログ
ポリシー
本社アメリカ
無料期間
通信容量
制限
アプリ
サポートメール

中国で使えるVPNの選び方

中国で使えるVPNの選び方は次のとおりです。

中国VPNの選び方
  • セキュリティレベルが高いか
  • ノーログポリシーを掲げているか
  • 信頼性が高いか
  • 中国で繋がりやすくする対策をしているか
  • 利用したいサービスが使えるか
  • サポート体制が手厚いか

セキュリティレベルが高いか

暗号化通信やデータ保護など、セキュリティレベルが高いかは重要なポイントです。

インターネット通信を暗号化することで、個人情報の漏えいやハッキングに遭うリスクを減らせます。

VPNごとにプロトコルの種類はさまざまで、通信速度やセキュリティ対策が異なります。

中でも、もっとも強力とされているAES-256暗号化方式を採用しているかどうかを1つの目安にしましょう。

また、VPN導入後は忘れずに暗号化通信設定してください。VPNアプリの設定状況によっては、利用時にVPNが検出される恐れがあるためです。

ノーログポリシーを掲げているか

ノーログポリシーを掲げているVPNは、ユーザーがオンラインで接続した場所や利用記録、入力した個人情報などを残しません。

データが残らないことで情報漏えいやデータの改ざんを予防し、プライバシーを保護できます。

有料サービスの多くがノーログのVPNですが、一部の有料VPNや無料VPNでは対応していないこともあるため注意しましょう。

ノーログポリシーを掲げているおすすめVPNについては、以下の記事も参考にしてください。

関連記事 ノーログVPNとは

信頼性が高いか

きちんとした運営実績があり、運営元の信頼性が高いかどうかもチェックしましょう。

とくに無料でサービスを提供するVPNは運営実態が怪しく、個人情報を収集されて外部へ売られる危険性があります。

また、中国では回線が不安定になりやすいことから、サーバー数が多く繋がりやすいVPNを選ぶのがおすすめ。

さらに大手のVPNであれば、万が一の規制時にも対処法などの対応が見込めます。

中国で繋がりやすくする対策をしているか

以下のように、中国で繋がりやすいよう対策しているVPNかもポイントです。

  • 中国で接続する際のスタートガイドがある
  • 規制時の対策が公式に記載されている
  • 通信方法が複数あり切り替えられる

大手で信頼できる有料VPNであっても、突然の規制でインターネット接続ができなくなることがないとはいえません。

そのため、万が一でも対応できる体制が整っているVPNを選択しましょう。

利用したいサービスが使えるか

自分が利用したいサービスが使えるかどうかもチェックしてください。

VPNによって利用できるサービスが異なるため、一方ではHulu(フールー)が観られるが、一方では観られないということも起こり得ます。

エンタメ目的でVPNを使いたい人は、契約前に公式Webサイトで使えるサービスを確認しておくことをおすすめします。

サポート体制が手厚いか

安心して使いたい人は、サポート体制が手厚いVPNを選びましょう。

中国国内にいて突然VPNに繋がらなくなったり、設定方法がわからなかったりと、トラブルが起きることも考えられます。

24時間対応のライブチャットがあれば、困ったときにすぐに問い合わせが可能です。

それでも不安な場合は、日本語対応が可能なサービスを選ぶようにしてください。

中国でVPNは違法ではないが利用には注意が必要

IPアドレスを隠してアクセスするVPNの仕組みや、中国の規制の厳しさから「VPNの利用は違法なのでは?」と不安になる人は少なくありません。

中国では、政府が認可済みのVPNサービスの利用は認められています。

とはいえ注意したいポイントもあるため、以下で詳しく解説します。

中国でVPNを利用する際の注意点
  • 無料VPNは多くが利用不可
  • 有料VPNも規制されるケースが増えている
  • VPNを使っても発言や行動には気をつけよう

関連記事 VPNは違法?

無料VPNは多くが利用不可

まず、無料VPNに関しては基本的に利用できないと考えてください。

無料VPNの暗号化プロトコルは脆弱で、当局の監視で簡単に検知されてしまうのです。

万が一監視をかいくぐって接続できたとしても、そもそものセキュリティレベルが低いため、個人情報漏えいやハッキングのリスクが高くおすすめできません。

有料VPNも規制されるケースが増えている

無料VPNだけでなく、有料VPNも規制されるケースが増えています。

例えば、NordVPNでは以下のお知らせが記載されていました。

注意:残念ながら、最近、手動接続とアプリケーションのためのサーバー構成がブロックされたため、現在、中国の地域で接続に関するいくつかの問題が発生しています。

当社の開発者はこの問題を認識しており、できるだけ早く修正するよう取り組んでいます。

ご不便をおかけして申し訳ございませんが、何卒よろしくお願いいたします。

引用:NordVPN「インターネットの利用が制限されている国からの接続

春節(旧正月)や国慶節(建国記念日)など、国全体で大きなイベントがあるときはとくに規制強化が厳しくなる傾向です。

昨日まで使えていたのに突然繋がらなくなった」というケースも珍しくないため、注意してください。

VPNを使っても発言や行動には気をつけよう

たとえVPNを使っていても、SNSやメールでの発言・行動には気をつけましょう。

反政府的な書き込みをしたり、政治的なイベント・集会に参加したりすると、政府にマークされることがあります。

実際に、VPNを経由したビジネス利用で逮捕・罰金刑を受けた事例も存在します。

とはいえ、個人でインターネットを楽しむ範囲内なら、そこまで厳しく制限されることはありません。

中国でVPNが使えないときの対処法

中国でVPNが使えないときの対処法は次のとおりです。

中国でVPNが使えないときの対処法
  • サポート窓口から問い合わせる
  • 返金保証制度を利用する
  • 複数のサービスを試してみる

サポート窓口から問い合わせる

中国でVPNに繋がらなくなったら、まずはVPNのサポート窓口から問い合わせましょう。

その際、日本語対応や24時間対応ライブチャットがあると安心です。

あわせて、再起動やプロトコルの切り替えなども試してみましょう。VPNによっては、公式サイトに対処法が記載されています。

返金保証制度を利用する

もし、中国に渡航してから一切繋がらないという場合は、返金保証制度の利用も検討しましょう。

多くの有料VPNには2週間〜30日程度の返金保証制度があるため、期間内なら利用料金を取り戻せます。

複数のサービスを試してみる

渡航時は、事前に2つ以上のVPNを契約・登録しておきましょう。

接続が不安定だったり、まったく繋がらなくなったりしたとき、保険としてもう1台あると安心です。

中国国内でも、メインとサブでVPNを使い分ける人は多くいます。コストはかかりますが、リスク分散のためにはおすすめです。

中国でVPNを使う際によくある質問

ここでは、中国でVPNを使う際によくある質問に回答します。

中国でVPNを使うと身バレするって本当?

セキュリティレベルの低い無料VPNを使うと、情報漏えいし身バレする恐れがあります。

今回おすすめしたサービスなら、暗号化通信やプライバシー保護の機能を備えているため、安心して利用可能です。

VPNネコは中国で使える?

接続自体は可能ですが、おすすめできません。

無料アプリである分リスクが高く、実態も不明で安全とはいえないためです。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

関連記事 VPNネコは安全?

日本から中国に接続できるVPNは?

主に以下のものがあります。

日本から中国への接続時にも、VPNを利用するのがおすすめです。

中国での規制にとどまらず、近年では海外から中国のサイトへのアクセスにも規制がかけられるようになりました。

日本に滞在している中国人留学生や、中国語版の日本のアニメなどを観たい人は、上記のVPNを利用してください。

中国でiPhoneからVPN接続するやり方は?

以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事 iPhoneでVPN接続する方法

中国で使えるVPNまとめ

中国で使えるVPNまとめ
  • 中国はインターネット規制が厳しくVPNが必須
  • セキュリティや信頼性・繋がりやすさを重視して選ぶ
  • 中国でのVPN利用は違法ではないが注意しよう
  • 無料VPNはリスクが高いためおすすめできない
  • 繋がらないときはサポート窓口や返金保証を利用しよう

中国はインターネット規制が厳しく、国外のSNSやVODサービスを利用するにはVPNが必要です。

有料VPNでも接続が不安定になりやすいため、セキュリティや信頼性・繋がりやすさを重視して選ぶのがポイント。

VPNの利用は違法ではないものの、言動や行動には注意が必要です。また、リスクの大きい無料VPNは避けたほうが無難です。

もし現地で接続できないときは、サポート窓口への問い合わせや返金保証制度を利用してみてください。

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