「WordPressの表示速度が速いレンタルサーバーは?」「高速レンタルサーバーの違いがよくわからない」と悩んでいませんか?
実際の表示速度を比較して、最速のレンタルサーバーを選びたいですよね。
そこで本記事では、レンタルサーバー10社のWordPressサイトの表示速度を検証してランキング形式で徹底比較します。
- 表示速度が速いレンタルサーバー比較表(検証結果まとめ)
- WordPressの表示速度が速いおすすめレンタルサーバー10社ランキング
- 高速なレンタルサーバーをおすすめする理由は?
- 表示速度が速いレンタルサーバーの選び方は?
当サイトでは「おすすめのレンタルサーバー」についても紹介しています。ほかのレンタルサーバーもあわせて検討したい方はぜひチェックしてみてください。
レンタルサーバー表示速度検証の条件と測定方法
レンタルサーバーの表示速度検証は、以下の条件と測定方法で実施しました。
条件
比較対象は、当サイトで紹介している「おすすめレンタルサーバーランキング」から、主要レンタルサーバー10社を厳選。以下の条件で検証しています。
レンタルサーバー各社を契約し、WordPressを導入して検証用のテストページを用意しました。
- テストページの文字数は約15,000字
- 記事内に画像も含む
- WordPressテーマ:「Twenty Twenty-Four」
- WordPressバージョン:6.4.3
- 測定回数:各社10回
- 計測デバイス:デスクトップ・モバイル
- 測定時間帯:22~23時
- 通信環境:Wi-Fi
- プラグイン:なし
検証プランは、基本的に最安値プランで実施。ただし、一部レンタルサーバーではスペックやWebサーバーを考慮して上位プランを選択しました。各レンタルサーバーで採択したプランについては、「比較表」の「測定プラン」の列を参考にしてください。
以上の条件で、「WordPressが一番速いレンタルサーバー」はどれか検証します。
測定方法
サイトの表示速度の測定には以下のツールを利用しています。
PageSpeed Insights(ページスピードインサイト)
ページの読み込み速度をスコアで評価し、1回の分析でモバイルとデスクトップ両方を検証できます。
PageSpeed Insightsは、Googleが提供しているWebサイト分析ツールです。
表示速度を計測する場合は、サイトのURLを入力して分析ボタンをクリックするだけ。回数制限はなく無料で利用できます。
Lighthouse(ライトハウス)
Lighthouseは、Googleが無料提供しているWebサイト評価ツールです。ウェブブラウザ「Chrome」の拡張機能として利用できます。
表示速度を計測する場合は、Chromeで検証ページにアクセスします。拡張機能のLighthouseをクリックし、「Generate report」をクリックするだけ。
一度に測定できるデバイスは1つだけのため、モバイルとデスクトップは別々に計測が必要です。
【検証結果】WordPressの表示速度が速いレンタルサーバー比較表
表示速度が速いレンタルサーバーの検証結果とプラン、スペック比較です。
レンタルサーバー | 画像 | PageSpeed Insights Speed Index(秒) デスクトップ | Speed Index(秒) デスクトップ | LighthousePageSpeed Insights Speed Index(秒) モバイル | Speed Index(秒) モバイル | LighthouseWordPressバージョン | (kB) | 検証ページ転送量Webサーバー | PHPバージョン | 高速化機能 | Webサイト月額料金 | 測定プランとディスク容量 | vCPU | メモリ容量 | 稼働率 | 転送量目安/月 | 無料期間 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ConoHa WING | 1位 / 0.82 \ | \ 3位 / 0.87 | \ 3位 / 3.46 | \ 3位 / 3.44 | 6.4.3 | 48.5 | Apache+nginx | 8.2.15 | LiteSpeed LSAPI HTTP/2 OPcache コンテンツキャッシュ ブラウザキャッシュ WEXAL® Page Speed Technology® | ベーシック:1,452円〜 | 300GB | 6コア | 8GB | 99.99%以上 | 無制限 | × (申込月が無料) | 申し込む | |
エックスサーバー | \ 2位 / 0.85 | \ 2位 / 0.86 | 3.63 | 3.77 | 6.4.3 | 41.1 | Apache+nginx | 8.1.22 | KUSANAGI Xアクセラレータ Ver.2 HTTP/2 FastCGI OPcache ブラウザキャッシュ設定 XPageSpeed | スタンダード:990円〜 | 300GB | 6コア | 8GB | 99.99%以上 | 無制限 | 10日間 | 申し込む | |
シン・ レンタルサーバー | \ 3位 / 0.86 | \ 1位 / 0.77 | 3.64 | 3.51 | 6.4.3 | 973 | nginx | 8.1.22 | KUSANAGI Xアクセラレータ Ver.2 HTTP/2 FastCGI OPcache ブラウザキャッシュ設定 XPageSpeed | スタンダード:1,540円〜 | 400GB | 8コア | 8GB | – | 無制限 | 10日間 | 申し込む | |
さくらの レンタルサーバ | 0.90 | 0.97 | \ 1位 / 2.22 | \ 1位 / 2.45 | 6.4.3 | 38 | Apache+nginx | 8.0.30 | CDN機能 HTTP/2 | スタンダード:425円〜 | 300GB | – | – | 99.99%以上 | 無制限 | 2週間 | 申し込む | |
ロリポップ! | 0.92 | 0.93 | 3.71 | 3.46 | 6.4.3 | 384(B) | LiteSpeed | 8.2.16 | LiteSpeed Cache ロリポップ!アクセラレータ HTTP/2 | ハイスピード:550円〜 | 500GB | – | – | 99.99% | 無制限 | 10日間 | 申し込む | |
コアサーバー | 0.94 | 1.03 | 3.62 | 3.72 | 6.4.3 | 40.3 | LiteSpeed | 7.4.33 | LiteSpeed Cache HTTP/3 | 【V2】 CORE-X:390円〜 | 300GB | – | 6GB | – | 10TB | 30日間 | 申し込む | |
ラッコサーバー | 0.95 | 1.09 | 3.91 | 3.77 | 6.4.3 | 961 | LiteSpeed | 7.4.33 | LiteSpeed Cache HTTP/3(QUIC) | RK1:330円〜 | 100GB | 1コア | 2GB | – | 6TB | 30日間 | 申し込む | |
カラフルボックス | 0.98 | 1.08 | 3.75 | 3.84 | 6.4.3 | 40.3 | LiteSpeed | 7.4.33 | LiteSpeed Cache OPcache APCU HTTP/3 | BOX1:528円〜 | 150GB | 1コア | 2GB | – | 6TB | 30日間 | 申し込む | |
mixhost | 1.07 | 1.02 | \ 2位 / 3.08 | \ 2位 / 3.06 | 6.4.3 | 960 | LiteSpeed | 7.4.33 | LiteSpeed Cache HTTP/3 | スタンダード:968円~ | 無制限 | – | – | 99.99% | 無制限 | × (30日間返金保証) | 申し込む | |
ヘテムル | 1.12 | 1.18 | 3.91 | 3.95 | 6.4.3 | 40.7 | Apache | 8.2.16 | モジュール版PHP HTTP/2 | 1,100円〜 | 500GB | – | – | 99.99% | 40TB | – | 申し込む |
上記は、検証プランのみを紹介しています。ほかのプランや詳しい機能は、各公式サイトで確認してください。
表示速度が速いおすすめレンタルサーバー10社ランキング
検証結果をもとに、速度が速いおすすめレンタルサーバー10社をランキングで紹介します。
「スペック」「高速化機能」「Webサーバー」などの観点から、速度ランキングの順位を考察しました。
1位:ConoHa WING(コノハウィング)
- モバイル・デスクトップともに高速表示に優れたレンタルサーバー
- Webサーバー処理速度国内No.1
- デスクトップ表示速度1位・モバイル表示速度3位
- 高速処理に強いWebサーバー「nginx」を搭載
- WordPressの高速化エンジン「WEXAL®」を搭載
- どんなデバイスでも高速表示できるレンタルサーバーを利用したい方におすすめ
ConoHa WING(コノハウィング)は、モバイル・デスクトップともに高速表示に優れたレンタルサーバーでした。
検証ではデスクトップが1位、モバイルも3位にランクイン。Webサーバー処理速度国内最速No.1※の実績にふさわしい、納得の結果を記録しました。※ 2024年1月ConoHa WING調べ。
サーバーには高速処理に強い「nginx」を採用。
ConoHa WINGは、以下のような高速化機能が充実しているため、ランキング1位となったと推測できます。
- ストレージは「オールSSD」RAID10構成
- 通信を高速化させる「HTTP/2」に完全対応
- 「PHP8」対応でWebページの処理速度向上
- 超高速PHP実行環境に「LiteSpeed LSAPI」を採用
- 独自にチューニングしたキャッシュ機能による高速化
さらに、WordPress高速化エンジン「WEXAL®Page Speed Technology®」でファイルの自動圧縮や最適化が可能。より高速にWordPressが運用でき、SEO対策にもつながります。
表示速度の速いレンタルサーバーを選ぶなら、モバイル・デスクトップともに高速表示に優れたConoHa WINGを選べば間違いありません。
ベーシック | スタンダード | プレミアム | |
---|---|---|---|
月額料金 | 1,452円 | 2,904円 | 5,808円 |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 |
ドメイン | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
vCPU | 6コア | 8コア | 10コア |
メモリ | 8GB | 12GB | 16GB |
容量 (SSD) | 300GB | 400GB | 500GB |
転送量目安 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
サポート | メール 電話 チャット | メール 電話 チャット | メール 電話 チャット |
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2位:Xserver(エックスサーバー)
- 最適化機能が充実したレンタルサーバー
- 超高速のWordPress実行環境「KUSANAGI」を搭載
- Webサイト最適化のSEO機能「XPageSpeed」を搭載
- デスクトップ表示速度が2位
- 表示スピードと安定性を重視する方におすすめ
Xserver(エックスサーバー)は、WordPressやWebサイトの最適化機能で表示速度を高速にできるレンタルサーバーです。
サーバーには、スピードと安定性に特化した以下の機能を搭載。
- 世界最高クラスのWordPress高速化技術「KUSANAGI」
- 1台あたり1千万円以上の最新商用サーバーを採用
- 他ユーザーからの影響を受けない「リソース保証機能」
- Webサイト最適化のSEO機能「XPageSpeed」
「KUSANAGI」は、PHP・MySQLなどの処理を最適化することで、超高速なWordPress実行環境を実現。
また、「XPageSpeed」はファイル圧縮などで無駄な通信やデータ転送量を削減でき、ページのロード時間短縮につながります。
検証では、デスクトップで2位を記録。ConoHa WINGやシン・レンタルサーバーと比べてもほとんど差はなく、表示速度が速いおすすめのレンタルサーバーと言えます。
10日間の無料体験もあるため、この機会にスピードと安定性に優れたXserverを試しましょう。
スタンダード | プレミアム | ビジネス | |
---|---|---|---|
通常価格 月額料金 | 990円〜 | 1,980円〜 | 3,960円〜 |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 |
無料期間 | 10日間 | 10日間 | 10日間 |
CPU | 6コア | 8コア | 12コア |
メモリ | 8GB | 12GB | 16GB |
容量(SSD) | 300GB | 400GB | 500GB |
転送量目安 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
vCPU | 6コア | 8コア | 10コア |
無料独自 ドメイン | 〇 | 〇 | 〇 |
サポート | メール 電話 チャット | メール 電話 チャット | メール 電話 チャット |
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10日間無料でお試し
3位:シン・レンタルサーバー
- 表示速度と安さに優れたレンタルサーバー
- Xserverをベースにした高速なハイスペック機能が充実
- 最新のCPU「AMD EPYCTM」
- デスクトップ表示速度3位
- 表示速度が速いレンタルサーバーをコスパ良く利用したい方におすすめ
シン・レンタルサーバーは、デスクトップ表示速度3位を記録。ConoHa WINGやエックスサーバーに負けないスピードにも関わらず、月額770円(税込)~と3社の中で一番リーズナブルに使える点がおすすめのポイントです。
サーバーはエックスサーバーがベースになっており、アクセス集中に強い「nginx」やWordPress実行環境「KUSANAGI」を標準搭載。
安定性重視のXserverよりも、圧倒的な速度を生み出す最新機能に重点を置いているのが、シン・レンタルサーバーの特徴です。
また、以下のハイスペック機能で高速表示をサポート。
- 最新のCPU第3世代「AMD EPYCTM」
- 「オールNVMe」RAID10構成
- 「128コアvCPU」&「1TBメモリ」のハイスペック
- サイトのパフォーマンス向上機能「Xアクセラレータ Ver.2」
コスパに優れたハイスペックサーバーで高速なサイトを運営したい方は、10日間の無料体験でシン・レンタルサーバーを試しましょう。
ベーシック | スタンダード | プレミアム | |
---|---|---|---|
月額料金 | 770円〜 | 1,540円〜 | 3,080円〜 |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 |
無料独自 ドメイン | 〇 | 〇 | 〇 |
vCPU | 6コア | 8コア | 10コア |
メモリ | 8GB | 12GB | 16GB |
容量(SSD) | 300GB | 400GB | 500GB |
転送量目安 | 900GB/日 | 1,200GB/日 | 1,500GB/日 |
サポート | メール 電話 | メール 電話 | メール 電話 |
\2025/1/8まで、人気プラン月額最大50%OFF!/
10日間無料でお試し
4位:さくらのレンタルサーバ
- モバイルの表示速度に優れたレンタルサーバー
- モバイル表示速度1位
- 大量データの高速処理に優れたCDN機能
- 2022年のサーバーリニューアルで高速・快適化
- スマホユーザーが多いサイトを運営したい方におすすめ
モバイル(タブレット・スマホ)の表示速度に優れたレンタルサーバーを選ぶなら、さくらのレンタルサーバがおすすめです。
測定結果では、モバイルの表示速度で1位を記録。平均速度は唯一2秒台を安定して記録しているのが特徴です。
2022年2月16日には、サーバーをリニューアル。以下が改良され、以前と比べて5倍も高速化したサーバー環境が使えるようになりました。
- 全ストレージのSSD化
- 転送量の無制限化
- WordPressを含むCMSの処理速度向上
- サイト表示・管理画面のレスポンス向上
また、大量データを高速配信できるCDN機能を搭載。アクセス集中時でも、画像や動画をスムーズに配信できます。
スムーズなモバイルサイトを運営したい方は、2週間の無料体験でさくらのレンタルサーバを試しましょう。
ライト | スタンダード | ビジネス | ビジネス | プロマネージド スモール | マネージド ミディアム | マネージド ラージ | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
月額料金 | 121円〜 | 500円〜 | 1,980円〜 | 3,850円〜 | 7,485円〜 | 13,544円〜 | 25,661円〜 |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 17,600円〜 | 17,600円〜 | 17,600円〜 |
容量 | 100GB | 300GB | 600GB | 900GB | 500GB | 1TB | 2TB |
独自ドメイン | |||||||
WordPress等 CMS利用 | – | ||||||
高速化 | WordPress– | ||||||
インストール | クイック– | ||||||
複数ユーザーの管理 | – | – | |||||
サポート | メール|||||||
電話サポート | |||||||
ブースト | コンテンツ有料オプション | 有料オプション | |||||
お試し体験 | 2週間無料– | – | – |
2週間無料でお試し
5位:ロリポップ!
- 表示速度とコスパに優れたレンタルサーバー
- 処理速度に優れた「LiteSpeed」を搭載
- 高速化機能「ロリポップ!アクセラレータ」を搭載
- 2024年2月15日にサーバーがスペックアップ
- Webサイトやブログをスムーズでコスパ良く運営したい方におすすめ
コスパ重視なら、ロリポップ!のハイスピードプランがおすすめ。結論として、表示速度が十分速いのにも関わらず、料金が安いのがロリポップ!のメリットです。
モバイル・デスクトップともに4~7位にランクイン。検証結果では上位のレンタルサーバーに及ばないものの、十分「速い」と言えるレベルです。
処理速度に優れたWebサーバー「LiteSpeed」や、高速化機能「ロリポップ!アクセラレータ」が、速さの理由と推測できます。
以上の性能が月額550円(税込)~で使える点を考慮すると、コスパに優れたレンタルサーバーと言えます。
さらに、ロリポップ!では2024年2月15日に一部プランをスペックアップ。ハイスピードプランは容量が400GBから500GBへアップし、より快適に使えるようになりました。
10日間の無料体験もあるため、コスパの良いハイスピードプランが気になる方はロリポップ!を試しましょう。
エコノミー | ライト | スタンダード | (公式おすすめ) | ハイスピードエンタープライズ | |
---|---|---|---|---|---|
月額料金 | 99円〜 | 220円〜 | 440円〜 | 550円〜 | 2,200円〜 |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
容量 | 120GB | 350GB | 450GB | 500GB | 1.2TB |
転送量 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
独自ドメイン | 50 | 200 | 300 | 無制限 | 無制限 |
簡単インストール | WordPress– | ||||
MySQL | – | 50 | 100 | 無制限 | 無制限 |
電話サポート | – | – | |||
ドメイン永年無料 | – | – | – | ||
LiteSpeed | – | – | – | ||
LiteSpeed Cache | – | – | – | ||
契約特典 |
\12月31日まで、契約期間2倍!/
10日間無料でお試し
6位:コアサーバー
- 高速な高品質サーバーが月額390円(税込)~で使えるレンタルサーバー
- 最大64コアのCPUと最大1TBのメモリーを搭載
- 最新の通信プロトコルHTTP/3に対応
- 複数サイトや大規模サイトでも高速表示させたい方におすすめ
コアサーバーは今回の検証では、モバイル・デスクトップともに4~7位にランクイン。
性能としては、業界最高クラスの最大64コアCPUと最大1TBのメモリーを搭載。処理能力に優れているため、アクセスが集中しても表示速度へ影響を与えにくいのが特徴です。
コアサーバーV2プランのサーバーには「LiteSpeed」を採用。最新の通信プロトコルHTTP/3にも対応しており、表示速度をより高速化できます。
また、プラン展開が豊富なため、個人から法人・ビジネス用途まで幅広く対応できる点も魅力です。
飛び抜けたスピードはないものの、月額390円(税込)~のリーズナブルさと「LiteSpeed Cache」でさらなる改善の余地が見込める点がおすすめポイントです。
高品質・高性能なWebサーバーでスムーズにサイト運営したい方は、30日間の無料体験でコアサーバーを試しましょう。
V2プラン | |||
---|---|---|---|
CORE-X | CORE-Y | CORE-Z | |
月額料金 | 390円〜 | 1,990円〜 | 3,300円〜 |
初期費用 | 1,650円 | 1,650円 | 無料 |
容量 | 300GB | 500GB | 800GB |
サポート | メール チャット | メール チャット 電話 | メール チャット 電話 |
30日間無料でお試し
7位:ラッコサーバー
- 月額330円(税込)〜でLiteSpeedが使えるレンタルサーバー
- WordPressレスポンス速度に優れている
- 表示速度が速いレンタルサーバーを安く利用したい方、快速な小規模サイトを運営したい方
LiteSpeed採用のサーバーを最安で使いたいなら、ラッコサーバーがおすすめです。
表示速度とレスポンスが高速なLiteSpeedサーバーが、最安値「RK1」プランで月額330円(税込)〜と比較対象の中では一番低価格で使えます。
ただし速度に関しては、今回の検証では、モバイル・デスクトップともに下位にランクイン。
最安値と「LiteSpeed Cache」でさらなる高速化が期待できる点を考慮すると、コストパフォーマンスは高いレンタルサーバーと言えます。
30日間の無料体験もあるため、格安で十分使えるサーバーを体験したい方は、ラッコサーバーを試しましょう。
RK1 | RK2 | RK3 | |
---|---|---|---|
月額料金 | 330円〜 | 743円〜 | 1,485円〜 |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 |
vCPU | 1コア | 6コア | 10コア |
メモリ | 2GB | 8GB | 18GB |
容量(SSD) | 100GB | 400GB | 600GB |
サポート | メール | メール | メール |
転送量目安 | 6TB/月 | 24TB/月 | 36TB/月 |
PV目安 | 50万PV/月 | 500万PV/月 | 1000万PV/月 |
ドメイン | 1つ | 無制限 | 無制限 |
30日間無料でお試し
8位:カラフルボックス
- WordPressサイトの高速表示機能が充実したレンタルサーバー
- 最新CPU・大容量メモリで高速化をサポート
- 高速処理に強いCDN機能を標準搭載
- 大量データの運用が必要なサイト、表示速度状況に合わせて手軽にスケールアップしたい方におすすめ
カラフルボックスは、柔軟なプラン変更ができるレンタルサーバーです。プランは8つあり、1日単位のスケールアップ・ダウンが可能。常に高速表示に最適なスペックでサイトを運用できます。
今回検証した「BOX1」は、最小プランのためか、速度ランキングは下位となりました。しかし、さらに7段階もスペックアップできる点は、カラフルボックスならではの魅力です。
サーバーには、最大64コアの最新CPUや512GBの大容量メモリを搭載。また、以下の機能でWordPressの高速化をサポートします。
- 全プランに最新のSSDを搭載
- 高速Webサーバー「Litespeed」を採用
- 最新の通信プロトコルHTTP/3に対応
さらに、高速処理に優れたCDN機能を標準搭載。画像や動画を高速配信できるため、大量に動画をアップロードするサイトや大量データを保持する企業サイトに最適です。
カラフルボックスは30日間の無料体験があります。期間中のプラン変更にも対応しているため、機能を試したい方はカラフルボックスを検討しましょう。
BOX1 | BOX2 | BOX3 | BOX4 | BOX5 | BOX6 | BOX7 | BOX8 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
月額料金 | 528円〜 | 968円〜 初回484円〜 (12ヶ月以上) | 1,628円〜 初回814円〜 (12ヶ月以上) | 2,178円〜 初回1089円〜 (12ヶ月以上) | 3,278円〜 初回1639円〜 (12ヶ月以上) | 5,478円〜 初回2739円〜 (12ヶ月以上) | 7,678円〜 初回3839円〜 (12ヶ月以上) | 15,378円〜 初回7689円〜 (12ヶ月以上) |
※3ヶ月以上契約 | 初期費用無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
vCPU | 1コア | 6コア | 8コア | 10コア | 12コア | 14コア | 16コア | 18コア |
メモリ | 2GB | 8GB | 12GB | 16GB | 20GB | 24GB | 32GB | 40GB |
容量 | 150GB | 300GB | 400GB | 500GB | 600GB | 700GB | 800GB | 1,000GB |
サポート | メール 電話 チャット | メール 電話 チャット | メール 電話 チャット | メール 電話 チャット | メール 電話 チャット | メール 電話 チャット | メール 電話 コールバック電話 チャット | メール 電話 コールバック電話 チャット |
30日間無料でお試し可能
9位:mixhost(ミックスホスト)
- モバイル表示と安定性に優れたクラウド型レンタルサーバー
- モバイル表示速度2位
- 高速化プラグイン「LiteSpeed Cache」が使える
- データ転送量・ストレージ容量を無制限化
- 高速で安定したモバイルサイトを運営したい方におすすめ
mixhost(ミックスホスト)は、モバイル(タブレット・スマホ)表示速度に関しては2位にランクイン。2秒台も何度か記録しており、さくらのレンタルサーバに次いでモバイル表示が早いレンタルサーバーです。
Webサーバーのソフトウェアには「LiteSpeed」を採用。今回はプラグインなしの検証ですが、Webサイト表示の高速化を助けるプラグイン「LiteSpeed Cache」を使えば、より優れた表示速度が期待できます。
また、キャッシュ機能でページ読み込みにかかる時間を大幅に削減することで、さらにWebサイトの高速化が可能です。
スタンダード | プレミアム | ビジネス | |
---|---|---|---|
初回料金 | 【初回55%OFF】 968円 | 【初回70%OFF】 990円 | 【初回60%OFF】 2,178円 |
通常月額料金 | 2,178円 | 3,278円 | 5,478円 |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 |
返金保証 | 30日間 | 30日間 | 30日間 |
目安 アクセス数 | 25,000PV/月 | 100,000PV/月 | 400,000PV/月 |
vCPUs | 6コア | 8コア | 10コア |
メモリ | 8GB | 12GB | 16GB |
容量 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
作れる Webサイト数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
サポート | WordPressサポート | ・WordPressサポート ・Zoomサポート ・優先サポート ・設定代行サービス | ・WordPressサポート ・Zoomサポート ・優先サポート ・設定代行サービス |
無料特典 | 無料ドメイン | 無料ドメイン | ・無料ドメイン ・無料WordPress移行サービス ・無料WordPress高速化サービス |
無料体験はないものの、30日間の返金保証制度があります。mixhostが気になる方は、以下より公式サイトをチェックしてみてください。
30日間返金保証あり
10位:ヘテムル
- 表示速度のブレが少なく安定したレンタルサーバー
- アクセス集中に強いサーバー分離型を採用
- WordPressの高速化が見込めるモジュール版PHP
- 表示速度よりも安定性を重視する方、中~大規模サイトを安全に運用したい企業や法人におすすめ
デスクトップ表示速度ランキング下位となってしまったヘテムルですが、どちらかというと「安定性」に優れた法人向けのレンタルサーバーです。
計測結果では、モバイル・デスクトップともに下位にランクイン。他社よりも表示速度は劣るものの、平均速度のブレが少なく安定しているのが特徴です。
サーバーにはアクセス集中に強い分離型を採用。Webサーバーにアクセスが集中しても、メールやデータベースに影響がなく快適に利用できます。
高負荷でもサーバーが落ちにくく稼働率99.99%の高い安定性を兼ね備えていることから、中~大規模サイトを安全に運用したい企業や法人におすすめです。
ほかにも、WordPressサイトの高速化が見込めるモジュール版PHPを採用。
モジュール版はプロセスがシンプルなため、高速処理が可能。Webサイトの高速化に最適なPHPです。
表示速度よりも安定性を重視したい方や、法人用途には、ヘテムルを検討しましょう。
(税込) | 月額料金1,100円〜(36ヶ月契約の場合) |
初期費用 | 無料 |
容量 | 500GB |
転送量/月 | 40TB |
無料独自SSL | |
独自SSLオプション | |
マルチドメイン | 無制限 |
サブドメイン | |
データベース | 無制限 |
SQLite | |
メールアドレス | 無制限 |
サポート | メール 電話 |
設定代行 |
高速なレンタルサーバーをおすすめする理由
高速なレンタルサーバーをおすすめする理由は以下のとおり。
- 遅延によるユーザー離脱を防げるため
- SEOの評価につながるため
- 管理画面のストレスフリーな操作にもつながるため
遅延によるユーザー離脱を防げるため
ユーザー離脱を防ぐためにも、表示速度が速いレンタルサーバーを選びましょう。
たった1〜3秒の表示遅延でもページの離脱率が32%も上昇するためです。
Googleでは、2017年に表示遅延とユーザー離脱率の影響について以下の結果を公開。読み込み時間が5秒以上かかると90%のユーザーが離脱しています。
読み込み時間 | 離脱率 |
---|---|
1〜3秒 | 32%上昇 |
1〜5秒 | 90%上昇 |
1〜6秒 | 106%上昇 |
1〜10秒 | 123%上昇 |
ユーザーの離脱率を下げるためにも、ページ表示が高速なレンタルサーバーを選びましょう。
SEOの評価につながるため
表示速度が速いサイトは、SEOの評価につながりやすいメリットがあります。
検索エンジンでは、SEOの評価基準の1つとしてページの読み込み速度を重視しているためです。
たとえば、GoogleのガイドラインのSEOチェックリストには「ウェブサイトのコンテンツにどのデバイスからでも速く簡単にアクセスできるか?」と明示。
また、「Google が掲げる10の事実」にも「遅いより速いほうがいい」という項目が挙げられています。
SEO評価がアップすれば上位表示されやすくなり、アクセス数の増加も期待できます。SEOの評価につなげるためにも、高速なレンタルサーバーを選びましょう。
なお、SEOに強いレンタルサーバーについては以下の記事で解説しています。個人・法人向けのおすすめも紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
関連記事 SEOに強いレンタルサーバー
管理画面のストレスフリーな操作にもつながるため
表示速度が速いレンタルサーバーは、WordPressなどの管理画面のストレスフリーな操作につながります。
表示が遅いレンタルサーバーだと、管理画面が重たくなり、カクツきやすい環境で入稿作業などをしなければなりません。
快適に記事制作やサイト管理をする上でも、速度が速いレンタルサーバーを選ぶことが重要です。
実際に管理画面の操作性をチェックしたい方は、無料体験で使い心地を試すのがおすすめ。
無料期間は各社で異なるほか、一部制限される機能もあるため詳しくは公式サイトをチェックしてください。
レンタル サーバー | シン・ レンタルサーバー | エックスサーバー | ロリポップ! | さくらの レンタルサーバ | ラッコサーバー | カラフル ボックス | コアサーバー |
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月額料金 | ベーシック:770円〜 スタンダード:1,540円〜 プレミアム:3,080円~ | スタンダード:990円〜 プレミアム:1,980円〜 | エコノミー:99円〜 ライト:220円〜 ベーシック:550円〜 | ライト:128円〜 スタンダード:425円〜 プレミアム:990円〜 | RK1:385円〜 RK2:1,059円〜 RK3:2,118円〜 | BOX1:528円〜 BOX2:968円〜 BOX3:1,628円〜 | CORE-X:390円〜 CORE-Y:690円〜 |
無料期間 | 10日間 | 10日間 | 10日間 | 2週間 | 30日間 | 30日間 | 30日間 |
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表示速度が速いレンタルサーバーの選び方
表示速度が速いレンタルサーバーは以下のポイントを重視して選びましょう。
表示・処理速度が速いWebサーバーか
表示速度が速いレンタルサーバーを選ぶ場合は、表示・処理速度に優れたWebサーバーかを確認しましょう。
レンタルサーバー各社が採用しているWebサーバーは異なり、種類によって表示速度が異なるためです。
表示・処理速度を重視するなら、nginxやLiteSpeedなどの高速Webサーバーを採用しているレンタルサーバーがおすすめ。
Webサーバー | レンタルサーバー |
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nginx (エンジンエックス) | ConoHa WING エックスサーバー シン・レンタルサーバー さくらのレンタルサーバ |
LiteSpeed (ライトスピード) | ロリポップ!(ハイスピード以上) mixhost コアサーバー ラッコサーバー カラフルボックス |
各Webサーバーの違いやメリット・デメリットについては、以下の記事で紹介しています。特徴や選び方を詳しく知りたい方は、こちらを参考にしてください。
関連記事 Webサーバーソフトウェアとは?
SSDが搭載されているか
表示速度の速さを重視するなら、HDDよりもSSDが搭載されているレンタルサーバーを選びましょう。
SSDとは、サーバー内のファイルのデータを保存・記憶しておく媒体のこと。HDDよりも読み出し速度が速いメリットがあります。
SSD搭載のレンタルサーバーはHDDよりも処理速度や耐久性に優れており、表示速度をより高速化できるためです。
高性能なSSDほど料金も高くなるため、コスト面も考慮してレンタルサーバーを選びましょう。
十分なメモリ容量があるか
表示速度が速いレンタルサーバーを選ぶ場合は、十分なメモリ容量が確保できるかが重要です。
メモリ容量が足りないと、処理時間がかかったり遅延やフリーズが起きやすかったりするためです。
小規模サイトなら4GB以上。中~大規模サイトや月に数万件以上のアクセスがあるサイトは16GBを目安にすると快適に利用できます。
表示速度や操作がスムーズに使えるためにも、十分なメモリ容量が確保できるレンタルサーバーを選びましょう。
サーバー環境のスペックが良いか
表示速度が速いレンタルサーバーを選ぶ際は、サーバー環境のスペックが良いかを確認しましょう。
ハイスペックなサーバーは、大量アクセスなどの負荷に強く高速化を維持できるためです。
たとえば、レンタルサーバーには以下の高速化機能が搭載されています。
サービス名 | サーバー環境のスペック |
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エックスサーバー | KUSANAGI ・「オールNVMe」RAID10構成・第3世代「AMD EPYCTM」など |
ConoHa WING | 「オールSSD」RAID10構成・HTTP/2・PHP8など |
mixhost | 「オールNVMe」RAID10構成・ストレージ容量無制限・PHP8.2など |
高速で安定したサーバー環境が使えるよう、レンタルサーバーのスペックを重視して選びましょう。
CDNによる高速化機能もある
表示速度が速いレンタルサーバーでは、CDNによる高速化機能が使える場合もあります。
「コンテンツデリバリーネットワーク」の略。大量データの高速配信ができるため、サーバーダウンやレスポンスの低下を防ぎます。また、サイバー攻撃などを検知してWebサイトを保護するセキュリティ対策も可能です。
CDN機能が使えるレンタルサーバーは以下のとおり。
アクセス集中時でも高速で安定したページが表示できるため、CDN機能もチェックしてみてください。
表示速度が速いレンタルサーバーに関するよくある質問
表示速度が速いレンタルサーバーに関するよくある質問について回答します。
WordPressが速くなるレンタルサーバーは?
WordPressが速くなるレンタルサーバーは以下のとおり。
サービス名 | WordPress高速化機能 |
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ConoHa WING | WEXAL® Page Speed Technology® |
エックスサーバー | KUSANAGI Xアクセラレータ Ver.2 |
シン・レンタルサーバー | KUSANAGI Xアクセラレータ Ver.2 |
ロリポップ! | LiteSpeed Cache |
mixhost | LiteSpeed Cache |
コアサーバー | LiteSpeed Cache |
ラッコサーバー | LiteSpeed Cache |
カラフルボックス | LiteSpeed Cache |
ConoHa WINGやエックスサーバーでは、独自のWordPress高速化機能を搭載。LiteSpeedを採用したレンタルサーバーでは、高速化をサポートするキャッシュプラグイン「LiteSpeed Cache」が利用できます。
通信速度の目安は?
サイトを閲覧する場合は、1Mbps~10Mbpsの通信速度が目安。画像や音楽が多いサイトは10Mbps以上が必要です。
また、動画を見る場合は解像度によって必要な通信速度が異なります。標準なら1Mbps以上、高画質なら5Mbps以上を目安にしてください。
ネットワーク速度を調べる方法は?
ネットワーク速度は、以下のスピードテストツールで計測できます。
ネットワークの上り・下り回線が簡単に測定できるため、スピードを確認したい場合に利用しましょう。
レンタルサーバーをさらに高速化する方法はある?
レンタルサーバーを高速化するには、以下の方法があります。
- ハイスペックなレンタルサーバーを使う
- 最新のPHPにバージョンアップする
- キャッシュプラグインを導入する
- 画像読み込み遅延プラグインを導入する
- 画像などのファイルを軽量化する
- 不要なソースコードを整理する
すぐに取り組める方法もあるため、高速化させたい方は実際に試してみてください。
表示速度が速いレンタルサーバーまとめ
- デスクトップ表示が高速なレンタルサーバー上位3つは以下のとおり
- 1位:ConoHa WING
- 2位:エックスサーバー
- 3位:シン・レンタルサーバー
- モバイル(タブレット・スマホ)表示が高速なのは以下のとおり
- さくらのレンタルサーバ
- mixhost
- 高速なレンタルサーバーは、遅延によるユーザー離脱を防ぎSEOの評価につながる
- 表示速度が速いレンタルサーバーは、処理速度・SSD・メモリ容量で選ぶ
表示速度が速いレンタルサーバーは、Webサーバーのスペックや実際の表示速度を考慮して選ぶことが大切です。
記事の内容を振り返るにはこちらから
高速化機能やモバイル・デスクトップの表示速度を比較して、より高速表示に優れたレンタルサーバーを選びましょう。