【初心者でもわかる】レンタルサーバーとは簡単にいうと何? 仕組みや何に使うのか詳しく解説

レンタルサーバーとは

「レンタルサーバーって?」「レンタルサーバーとは何か簡単に説明してほしい」という方もいるのではないでしょうか。

本記事では以下の内容を解説します!

レンタルサーバーの用途や役割、選び方のポイントを知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

当サイトでは「おすすめのレンタルサーバー」についても紹介しています。ほかのレンタルサーバーもあわせて検討したい方はぜひチェックしてみてください。

目次

レンタルサーバーとは? 初心者向けに解説

レンタルサーバーとは、結論としては、Webサイトの運営に必要な「サーバー」を貸し出すサービスです。

レンタルサーバーの基礎知識も含めて、初心者でもすんなりわかるように、丁寧に解説します。

そもそも「サーバー」とは

サーバーとは、Webサイトなどのサービスを提供するために必要なコンピュータです。

サーバー内にWebサイトの情報が格納されており、ユーザーから「ブログの記事が見たい!」などのリクエストがあった際に必要な情報が提供されます。

当サイトの記事も、レンタルサーバー内のデータベースに格納されており、要求(リクエスト)に応じて、サーバーから必要なデータを読み込んでいます。

サーバーは、Webサイトを閲覧する、ECサイトで商品を購入するなど、ユーザーがさまざまなサービスを受けるために欠かせないコンピュータなのです。

レンタルサーバーの仕組み

レンタルサーバーは、「サーバーを貸し出す」サービスです。

サーバー業者が複数の物理サーバーを所持・管理を行っており、利用者に対してそれらを貸し出しています。

レンタルサーバーを契約することで、物理サーバーの一部の領域を自由に使用できるため、Webサイトやブログの公開、Webサービスの開発などを行えます

サーバーはレンタルでなく自前で用意できないのか?

結論として、サーバーは自前で用意できます。自宅PCをサーバーとすることが可能です。

ただし、以下のようなデメリットがあります。

  • 初期費用がかかる。十分なアクセスに耐えられるハイスペックで高価なPCが必要
  • アクセス量の増加にともなってスペック増加も必要
  • サーバーは24時間365日稼働させる必要があり、電気代がかかる
  • 故障や障害は自分でメンテナンスしなければならない

以上のような、金銭的・時間的コストを考えると、基本的にサーバーをレンタルした方が安上がりになります。

レンタルサーバーとは簡単にいうと「Web上で借りている土地」

以上のことから、レンタルサーバーとはつまり、Web上で「借りている土地」であるといえます。

サーバーとレンタルサーバーをおさらい

① サーバーとは

Webサイトなどのサービスを提供するために必要なコンピュータ

② サーバーの役割

Web上の土地のような役割。この土地上で、ホームページやブログを建てられる

③ レンタルサーバーとは

サーバーを借りること。つまり、Web上の土地を借りること

サーバーは自前で用意しても良いですが、土地を自分で用意するのが大変なように、自前PCで多量のアクセスに耐えられるサーバーを用意するのは、コスト・メンテナンスの両面で現実的でありません

一方、レンタルサーバーなら、わざわざ自分で土地を準備しなくてもよいです。つまり、あらかじめ整備されていて、すぐに家が建てられる状態の土地を、月額数百〜数千円で借りられるのが、サーバーをレンタルするメリットとなります。

たくさんの会社が、格安で高性能なサーバー(Web上の土地)を貸し出しています。これがレンタルサーバーです。

【最大のメリット】レンタルサーバーは「サーバーを借りる」だけではない

ここまで、「サーバーは借りた方が安いしメンテナンスの必要もない」というレンタルサーバーの魅力を伝えましたが、メリットはほかにもあります。

昨今のレンタルサーバー各社は、ただサーバーを貸し出すだけでなく、以下のようなサービスを提供しています

レンタルサーバーを使うメリット

  • WordPressの簡単インストール(数分でサイトが開設できる)
  • 電話、メール、チャットサポート
  • ドメイン無料特典
  • サーバー設定等が直感的に管理できるコントロールパネル
  • サーバーやドメインに関するマニュアル

何よりも注目すべきは「WordPressの簡単インストール」機能です。基本的に、ほとんどの人のレンタルサーバー導入目的はサイト・ブログ開設であるため、クリック操作でWordPressをインストールできる機能は必須といえます。

レンタルサーバーはこのように、Webサイトを(場合によっては最短即日で)いますぐにはじめられたり、開設後もサポートを受けられたりする、「サービスの充実度」もメリットです。

その他、管理画面(コントロールパネル)やマニュアルも、自前サーバーで用意できるものではないため、初心者は必ずレンタルサーバーからはじめた方が、はじめてのサイト運営でもつまづきません

レンタルサーバーの種類

レンタルサーバーには、以下の4種類があります。

レンタルサーバーの種類

それぞれについて詳しく解説します。

共用サーバー

共用サーバーは、ひとつのサーバーを複数人で利用するサービスです。

複数人でサーバーをシェアするため、他のレンタルサーバーと比較して料金が安い傾向にあります。

一方で、複数人でひとつのサーバーを利用するため、ほかの利用者がサーバーに負荷をかけた場合、自分のWebサイトに影響が出る可能性あります。

またOSやディスク容量など、詳細な設定などは行えないため、カスタマイズ性が低いデメリットも。

専門知識が必要なく、低価格で利用できる共用サーバーは、サーバーの操作に慣れていない方や、簡単にWebサイトを運営したい方向けのレンタルサーバーと言えます。

メリットデメリット
価格が安い
初心者でも簡単に利用できる
サーバー操作を管理画面で行える
他の利用者がサーバーに負荷をかけた場合、自身のWebサイトにも影響

カスタマイズ性が低い

専用サーバー

専用サーバーは、ひとつのサーバーを丸々使用できるサービスです。

サーバーを占有できるため、ほかの利用者がサーバーに負荷をかけて自分のWebサイトに影響を及ぼすこともありません

また専用サーバーであるため、サーバーのOSや容量、ストレージなどの設定も自由に変更でき、カスタマイズ性が高いメリットもあります。

ただしサーバーひとつを丸々使用するため、共用サーバーと比較して利用料金が高くなる傾向にあります。

また、サーバーの設定や運用などは利用者が行わなければならないため、サーバーに関する知識が必要です。

そのため専用サーバーは、専門知識のある技術者や、法人が運営する大規模サイト向けのサーバーと言えるでしょう。

メリットデメリット
他の利用者の影響を受けない
カスタマイズ性が高い
企業や法人の大規模サイト向け
共用サーバーよりも価格が高い
サーバーの設置や保守、運用は自身で行う必要がある

VPS(仮想専用サーバー)

VPSは、ひとつのサーバー上に複数の仮想環境を構築し、1人ひとりに割り当てるサービスです。

ひとつのサーバーを複数人でシェアする点では、共有レンタルサーバーと同じです。

VPSの場合は、1人ひとりが自分の仮想環境を構築し、仮想環境内でWebサイトなどを運営するため、サーバーに負荷がかかりほかの利用者に影響を及ぼすことはありません

また仮想環境を自分で構築するため、専用サーバーのように、用途に合わせてサーバーの設定を自由に変更することも可能です。

さらには「Minecraft(マインクラフト)」など、マルチプレイ時に使用するゲーム用サーバーとしてもVPSは活用できます。

ただし、サーバーの設定は利用者が行う必要があるため、初心者の方にはハードルが高く、そもそも環境を設定できないケースもあります。

サーバーの保守・運用も利用者が行うため、共用サーバーと比較して手間がかかります。

なお、VPSは専用サーバーよりもリーズナブルであるため、サーバーの環境を自由に設定したい方や大規模なWebサイトを運営したい方のサービスと言えるでしょう。

メリットデメリット
他の利用者の影響を受けない
カスタマイズ性が高い
専用サーバーよりも価格が安い
ゲーム用サーバーとしても活用できる
サーバーの設置や保守、運用は自身で行う必要がある

関連記事 VPSおすすめ比較ランキング

クラウドサーバー

クラウドサーバーは、クラウド環境にある仮想サーバーを割り当てるサービスです。

似たようなサーバーである「VPS」との違いは、CPUやメモリ、容量などを自由に変更できる点です。

サーバーのスペックを自由に変更できるため、Webサイトへのアクセスが増加した際にスペックを向上させるなど、拡張性に優れています

また仮想サーバーを使用するため、初期費用をかけることなく、短期間でサーバーを導入できるメリットもあります。

ただし、拡張性に優れているからこそ、サーバーの設定や保守、運用には知識が必要です

サーバー操作の多くはコマンドプロンプトで行うため、サーバーの設定に慣れていない場合、環境をうまく構築できないケースもあります。

カスタマイズ性が高く、ある程度の知識が必要なクラウドサーバーは、上級者向けのサービスと言えます。

メリットデメリット
他の利用者の影響を受けない
拡張性に優れている
初期費用を抑えられる
短期間でサーバーを導入できる
サーバーの設置や保守、運用は自身で行う必要がある
コマンドプロンプトで操作する必要がある
コマンドプロンプトの操作に慣れている人向け

レンタルサーバーの種類の比較表

スクロールできます
レンタルサーバー特徴メリットデメリット
共有サーバー
迷ったらおすすめ
ひとつのサーバーを複数人でシェア・価格が安い
・初心者でも使いやすい
・他の利用者の影響を受ける
・サーバーの設定を自由に変更できない
専用サーバー1人ひとつのサーバーを使える・他の利用者の影響を受けない
・カスタマイズ性が高い
・大規模サイト向け
・価格が高い
・サーバーに関する知識が必要
VPS(仮想専用サーバー)ひとつのサーバー内に仮想環境を作り複数人でシェア・他の利用者の影響を受けない
・カスタマイズ性が高い
・ゲーム用サーバーとしても活用可能
・サーバーに関する知識が必要
クラウドサーバーサーバーのスペックを自由に変更できる・他の利用者の影響を受けない
・拡張性に優れている
・初期費用を抑えられる
・短期間で導入可能
・情報共有が簡単
・サーバーに関する知識が必要
・コマンドプロンプトでの操作が必要
各レンタルサーバーの比較表

上記は各レンタルサーバーの比較表です。上記を参考に、用途にあったレンタルサーバーを選びましょう。

サーバー初心者は共用レンタルサーバーがおすすめ

サーバー初心者の方でレンタルサーバー選びに迷った際には、共有レンタルサーバーがおすすめです。

共有レンタルサーバーの場合、サーバーの環境設定や保守、運用はすべてサーバー会社が行ってくれます

利用料金もリーズナブルであるため、個人ブログを開設したい方やWebサイトを運営したい方におすすめです。

以下は、人気がありおすすめの共用レンタルサーバー一覧です。

スクロールできます
レンタルサーバー画像公式サイトおすすめ度おすすめな人月額料金
※太字がおすすめ
キャンペーン
価格
初期費用プラン数プラン変更独自ドメイン vCPUWordPress
簡単インストール
データベースマルチドメイン自動
バックアップ
セキュリティ
対策
管理画面の
使いやすさ
アダルト
サイト
無料期間運営会社評判をみる
(別記事へ飛びます)
ロリポップ!ロリポップ! ロゴ契約期間が延長!
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(5/5)
安さ最優先の人におすすめ!
料金が他社と比較して安いため
エコノミー:99円〜
ライト:264円〜
スタンダード:495円〜
ハイスピード:550円〜
エンタープライズ:2,200円〜
【2024/10/31まで】
契約期間2倍キャンペーン
無料5プランアップグレード
ダウングレード
ともに可能
ライト:1
スタンダード:50
ハイスピード:無制限
エンタープライズ:無制限
エコノミー:50
ライト:100
スタンダード:200
ハイスピード:無制限
エンタープライズ:無制限
7日分
(スタンダード
以下は有料)
SSL/WAF/
国外IPアクセス制限
可もなく
不可もなく
十分使える
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エックスサーバー Xserver ロゴ半額キャッシュバック
 公式サイト

(4.5/5)
信頼性重視な人におすすめ!
国内シェアNo.1の
大人気レンタルサーバーのため
スタンダード:990円〜
プレミアム:1,980円〜
ビジネス:3,960円〜
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半額キャッシュバック
実質495円~
無料3プランアップグレード
ダウングレード
ともに可能
6〜12コア
(プランによる)
全プラン
無制限
全プラン
無制限
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国外IPアクセス制限
シンプルで
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10日間エックスサーバー
株式会社
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WING
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(4.5/5)
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WordPressと相性が良いため
ベーシック:1,452円〜
スタンダード:2,904円〜
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ダウングレード
ともに可能
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(4/5)
コスパ重視な人におすすめ!
エックスサーバーと同等の性能で、
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スタンダード:1,540円〜
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サーバー移転代行
0円
無料4プラン
+リザーブド4プラン
アップグレード
ダウングレード
ともに可能
6〜12コア
(プランによる)
全プラン
無制限
全プラン
無制限
14日分SSL/WAF/IDF/
Web改ざん検知/
国外IPアクセス制限
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シン・レンタルサーバー評判
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レンタルサーバ
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(4/5)
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ライト:121円〜
スタンダード:500円〜
ビジネス:1,980円〜
ビジネスプロ:3,850円〜
無料6プランできないスタンダード:50
プレミアム:100
ビジネス:200
ビジネスプロ:400
ライト:20
スタンダード:200
プレミアム:300
ビジネス:400
ビジネスプロ:500
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IDF/IPS/
国外IPアクセス制限
文字が小さく
専門用語もあり
中級者向け
2週間さくら
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株式会社
さくらのレンタルサーバ評判
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スタンダード:1,320円〜
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6〜10コア
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無制限無制限14日分SSL/WAF/
スパムフィルタ
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1〜16コア
(プランによる)
全プラン
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全プラン
無制限
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IDF/IPS/
Imunify360
直感的で
シンプルなUIUX
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ラッコサーバー評判
カラフルボックス カラフルボックス ロゴ50%OFF
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(4/5)
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プラン変更もしやすいため
BOX1:528円〜
BOX2:968円〜
BOX3:1,628円〜
BOX4:2,178円〜

BOX8:15,378円〜
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SERVER50
無料8プランアップグレード
ダウングレード
ともに可能
1〜18コア
(プランによる)
全プラン
無制限
RK1:1個
RK2/3:無制限
14日分
リージョン分散
SSL/WAF/
IDF/IPS/
Web改ざん検知/
Imunify360
cPanel採用で
使いやすい
アダルト専用
サーバー
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ヘテムルヘテムル ロゴ公式サイト
(3.5/5)
法人におすすめ!
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1データ 5,500円
or 770円/月
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中級者〜
上級者向け
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(3/5)
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(V1:4プラン 
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基本できない
(V1、V2で異なる)
V2全プラン
無制限
V2全プラン
無制限
15日分 SSL/WAF/
IDF/IPS
アプリの
インストールが
わかりにくい
テキストのみ30日間GMOデジロック
株式会社
コアサーバー評判
料金は税込

レンタルサーバーはなぜ必要なのか

レンタルサーバーが必要な理由は以下の2つです。

  • インターネットを経由してアクセスできるようにするため
  • 高性能なサーバーをレンタルした方が手間なく安いため

インターネットを経由してアクセスできるようにするため

レンタルサーバーは、インターネットを経由してWebサイトにアクセスできるようにするために必要です。

つくったWebサイトは、サーバーにアップロードしないと、インターネットを経由してアクセスできません

高性能なサーバーをレンタルした方が手間なく安いため

高性能なサーバーは、レンタルした方が、初期設定などの手間を省略でき、料金も安く抑えられます

Webサイトには多数のアクセスがあるため、高負荷にも耐えられる高性能なコンピュータが必要です。

サーバー用PCを購入して1から環境を整えることも可能ですが、サーバーに関する知識や経験が必要になります。

また自前でサーバーを準備する場合、PC購入にかかる初期費用が高額であり、電気代などの維持費用もかかるため、レンタルサーバーを利用する方がお得になります。

サーバーの利用にかかる準備や費用を最小限に抑えるためにも、積極的にレンタルサーバーを活用しましょう。

レンタルサーバーは何に使う? サーバーを借りるとできること

レンタルサーバーを借りてできることとして、以下の5つが挙げられます。

  • ホームページやブログを公開
  • ECサイトの制作
  • Webサービスの開発・運用
  • メールアドレスを利用
  • ゲーム用サーバー

ホームページやブログを公開

レンタルサーバーを使えば、ホームページやブログが簡単に公開できます

レンタルサーバーを契約することで、高機能なサーバーを借りられるだけでなく、ホームページ・ブログに必要な機能のインストールや初期設定もできるためです。

具体的に、レンタルサーバーを使ってホームページやブログを公開する方法としては、以下が挙げられます。

レンタルサーバーでホームページやブログを公開する方法
  • WordPressなどCMSをサーバーにインストール
  • HTML/CSS、PHPなどでホームページを作成してアップロード

初心者がレンタルサーバーでブログをスタートするなら、「更新機能」が備わっているWordPress一択です。レンタルサーバーのほとんどは、WordPressをクリック操作で導入できる簡単インストール機能を提供しています。

また、WordPressの「テーマ」を提供しているレンタルサーバーもあり、簡単にブログやホームページを作成できる環境が整っています。

ECサイトの制作

レンタルサーバーでは、たとえば「EC-CUBE」などを活用してECサイトを制作することも可能です。

EC-CUBEとは?

ECサイト専用のシステムパッケージ。

商品紹介ページや注文を行う処理など、ECサイトに欠かせない機能が標準搭載されています。

EC-CUBEをレンタルサーバーにインストールするだけで、簡単にECサイトを制作できます。

またEC-CUBEはカスタマイズ性も高いため、商品ページのデザインを変えたり、機能を追加したりと、自分好みのECサイトに編集することも可能です。

レンタルサーバーの中には、EC-CUBEの自動インストール機能が搭載されているケースもあります。

Webサービスの開発・運用

レンタルサーバーでは、PHPやPythonなどのプログラミング言語を使用してWebサービスを開発し運用することも可能です。

レンタルサーバーによって対応しているプログラミング言語は異なるため、使用する前にサーバーの仕様を確認する必要があります。

レンタルサーバーのほとんどは基本的にPHPには対応しており、WordPressがインストールできます。

またプログラミング言語に対応していても、対応しているバージョンが古いとサポートの対象外となるケースもあるため、気を付けましょう。

関連記事 Pythonが使えるレンタルサーバー

メールアドレスを利用

レンタルサーバーを利用する際には、ドメインも取得する必要があります。

取得したドメインはメールアドレスとしても使用可能です。

「ロリポップ!」や「さくらのレンタルサーバ」では、メールサーバーをレンタルできるプランもあります。メールだけにサーバーが必要な方は、メール専用サーバーがおすすめです。

ゲーム用サーバー

レンタルサーバーは、ゲーム用サーバーとしても利用可能です。

たとえば「Minecraft(マインクラフト)」では、マルチプレイ時にサーバーを立てる必要があります。

自宅PCでマルチプレイ用のサーバーを立てると手間や費用がかかりますが、レンタルサーバー(VPS)を利用すると、自動でマルチサーバーを構築できるケースがあります

ConoHa for GAME」の場合、ゲーム用サーバーのテンプレートが用意されているため、サーバーの追加と同時に自動構築が可能です。

そのため、サーバーに関する知識がない方や、操作に慣れていない方でも簡単にゲーム用サーバーを構築できます

レンタルサーバーとドメインの関係

レンタルサーバーを利用する上で、相棒ともいえる欠かせない存在が「ドメイン」です。

このドメインについてのおさらいと、Webサイトを公開する上で必要になる理由を開設します。

そもそもドメインとは?

当サイトの場合、「pico.inc」がドメインになります。

ドメインとは、インターネット上でのWebサイトの住所のようなものです。

Webサイトを公開するためにはドメインも必要

Webサイトなどを公開するためには、サーバーを借りるだけでなく、ドメインも用意する必要があります。

インターネット上に土地(サーバー)があり、土地の中に家(Webサイト)、そして家の住所(ドメイン)あるイメージです。

ドメインがなければ、インターネット上では誰もWebサイトにアクセスできません。

レンタルサーバーの選び方

レンタルサーバーを選ぶ際には、以下のポイントに注目しましょう。

  • 運用実績がある
  • 用途あった料金プランを提供している
  • サポート体制が整っている

レンタルサーバーの選び方については、以下の記事でも詳しく解説しています。

関連記事 レンタルサーバーの選び方

運用実績がある

レンタルサーバーを選ぶ際には、運用実績が十分であるか確認しましょう。

レンタルサーバーの中には、契約したユーザー数サーバーの稼働率を掲載している企業もあります。

たとえば、国内シェアNo.1であるエックスサーバーの場合、「導入企業18万社突破」や「運用サイト数250万件突破」(2023年9月現在)と、運用実績が豊富であることがわかります。

関連記事 エックスサーバー 評判

レンタルサーバーの運用実績は、多くのユーザーから信頼があるという指標です。

Webサイトを運営する場合、安定したサーバーを選ぶことが好ましいため、運用実績が十分であるレンタルサーバーを選びましょう。

用途にあった料金プランを提供している

ブログの開設やWebサービスの開発・運用など、用途あった料金プランが提供されているか確認しましょう。

料金プランはレンタルサーバーによって異なり、ディスク容量や作成できるデータベースの個数などもさまざまです

たとえば、大規模なWebサイトを運営したい場合、ディスク容量が多い料金プランで契約する必要があります。

また、用途あった料金プランで契約することで、費用を最小限に抑えることも可能です。

サポート体制が整っている

サーバーの操作に慣れていない方の場合、レンタルサーバーのサポート体制が整っているかも確認しましょう。

レンタルサーバーによってサポート体制はさまざまであり、電話対応可能な企業もあれば、メールのみの対応可能の企業もあります。

とくに「電話サポート」ができるレンタルサーバーは多くないので、サポート体制を重視するなら必須確認ポイントです。

メール対応のみの場合、対応が遅れるケースもあるため、なるべく電話対応可能なレンタルサーバーを選ぶことをおすすめします

電話対応の場合、直接オペレータとやり取りするため、問題発生時もすぐに詳しい内容を問い合わせることが可能です。

電話・メール・チャット対応でサポート体制が充実しているレンタルサーバーが、初心者におすすめです。

レンタルサーバーの基礎知識に関するよくある質問

レンタルサーバーの前提知識について、よくある質問とその回答をまとめました。

レンタルサーバーのメリットは?

サーバーの設定や保守、運用をすべてサーバー会社が行ってくれる点です。

自前でハイスペックなPCを用意する必要がなく、電気代の負担がないため、レンタルサーバーのサブスクリプションの方が安上がりともいえます。

そのため、サーバーの知識がない方でも簡単に利用できます。

レンタルサーバーのデメリットは?

一般的な「共用サーバー」に関しては、他の人とサーバーをシェアするため、誰かがサーバーに高負荷をかけると自分のWebサイトにも影響を及ぼす恐れがある点です。

とはいえ、主要な人気サーバーを選べば、初心者〜簡単なビジネス目的でのサイト運営で、障害が気になることはほとんどないでしょう。

レンタルサーバーは無料で使用できる?

以下のレンタルサーバーは無料でサーバーを利用できます。

ただし、無料レンタルサーバーの場合、ディスク容量や作成できるデータベースの個数など、サーバーのスペックに制限がかけられているケースがあります

おすすめの無料レンタルサーバーについては、以下の記事で厳選してご紹介しています。

関連記事 おすすめ無料レンタルサーバー

レンタルサーバーの費用はどのくらい?

レンタルサーバーや料金プランによって異なります。

相場は月額500〜2,000円程度で、12ヶ月〜36ヶ月など長期契約にすると安くなるケースが多いです。

料金プランによっては、月額料金1,000円未満でサーバーを利用できます

レンタルサーバーを使う理由は?

作成したホームページやブログに、インターネットを経由して誰でもアクセスできるようにするためです。

そのほかにも、以下の用途としてレンタルサーバーは利用されます。

レンタルサーバーの用途
  • ECサイト
  • Webサービスの開発・運用
  • メールアドレス
  • ゲーム用サーバー

ホスティングとは? レンタルサーバーとの違いは?

「ホスティング」とは、サーバーを貸し出すことを意味します。

レンタルサーバーと同じ意味です。

海外では、レンタルサーバーではなく、ホスティングサービスと呼ばれています。

レンタルサーバーとプロバイダーの違いは?

レンタルサーバーはサーバーを貸し出すサービスです。

一方、プロバイダーはインターネットを接続する業者を意味します。

レンタルサーバーとメールサーバーの違いは?

メールサーバーはメールの送受信専用に使用するサーバーであり、レンタルサーバーの一種です。

レンタルサーバーはメールサーバー以外にも、Webサイトに情報を格納する「Webサーバー」や、ネットワーク上でファイルのやり取りを可能とする「ファイルサーバー」などさまざまな用途があります。

レンタルサーバーならハイスペックなサーバーを借りられる

Webサイトやブログの開設、ECサイトの制作など、レンタルサーバーはさまざまな場面で活用できます。

レンタルサーバーでは、サーバーの初期設定や保守、運用などはすべてサーバー会社が行ってくれるため、必要最小限の手間でサーバーを利用できます。

必要なコストも、レンタルサーバーなら月額500〜2,000円程度です。

レンタルサーバーの選び方が分からないときは、以下のポイントに注目しましょう。

  • 運用実績がある
  • 用途にあった料金プランを提供している
  • サポート体制が整っている
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