「レンタルサーバーでNode.jsは使えるの?」「Node.jsが使えるレンタルサーバーは?」と考えていませんか?
本記事では、VPSの特徴や選び方のポイントについて解説します。
本記事では以下の内容を解説します!
「すぐにNode.jsが使えるVPSを知りたい!」という方は、以下の一覧表を参考にしてください。
VPS | 公式サイト | テンプレート | アプリケーション月額料金 | 初期費用 | メモリ | CPU | SSD | OSテンプレート | 評判をみる (別記事へ飛びます) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Xserver VPS | \ キャンペーン中/ 詳細を見る | Node.js ・Django ・Laravel など | ・2GB:830円〜 4GB:1,700円〜 8GB:3,201円〜 | 無料 | 2GB〜 | 3コア〜 | 50GB〜 | ・AlmaLinux ・Arch Linux ・CentOS など | Xserver VPS 評判 |
ConoHa VPS | \ キャンペーン中/ 詳細を見る | Node.js ・Ruby on Rails ・Laravel など | ・512MB:296円〜 2GB:517円〜 4GB:1,065円〜 | 無料 | 512MB〜 | 1コア〜 | 30GB〜 | ・CentOS ・Oracle Linux ・Ubuntu など | ConoHa VPS 評判 |
シン・VPS | \ キャンペーン中/ 詳細を見る | Node.js ・Django ・Laravel など | ・512MB:620円〜 2GB:1,530円〜 4GB:3,091円〜 | 無料 | 512MB〜 | 1コア〜 | 30GB | ・AlmaLinux ・Arch Linux ・CentOS など | シン・VPS 評判 |
さくらのVPS | 詳細を見る | ・WordPress ・KUSANAGI ・Docker など | 512MB:641円〜 2GB:1,795円〜 4GB:3,630円〜 | 無料 | 512MB | 1コア〜 | 25GB | ・CentOS ・AlmaLinux ・ubuntu など | さくらのVPS 評判 |
KAGOYA CLOUD VPS | 詳細を見る | ・WordPress ・LAMP ・Docker など | 1GB:日額20円 (月額上限550円) 4GB:日額55円 (月額上限1,540円) | 無料 | 1GB | 1コア〜 | 25GB | ・CentOS ・AlmaLinux ・ubuntu など | KAGOYA CLOUD VPS 評判 |
当サイトでは「おすすめのレンタルサーバー」についても紹介しています。ほかのレンタルサーバーもあわせて検討したい方はぜひチェックしてみてください。
レンタルサーバーでNode.jsを使用できるのか
レンタルサーバーでNode.jsを使用することは可能です。
サーバー1台を丸々使用できる「専用サーバー」や、サーバー内に仮想環境を構築する「VPS」などは、サーバーの環境や設定を自由に変更できます。
そのため、サーバーにNode.jsをインストールして、サーバー側でJavaScriptを動かせます。
サーバーの種類や特徴については以下の記事で詳しく解説しているため、そちらも合わせてご覧ください。
関連記事 初心者でもわかる「レンタルサーバー」とは? 何に使うのか解説
そもそもNode.jsとは
Node.jsとはサーバーサイドで動かせるJavaScript実行環境です。
ブラウザ上でしか動作できなかったJavaScriptをサーバーサイドで動作させることにより、ApacheやNginxのようなWebサーバー環境をJavaScriptでも実現できます。
関連記事 Webサーバーソフトウェアとは?
Node.jsの特徴は、大量の同時接続時でも高速に動作できる点です。また、Node.jsはWindowsやmacOS、Linuxなどさまざまな動作環境で活用できます。
大量の同時接続をさばけるため、Node.jsは以下のようなさまざまなサービスで活用されています。
- Webアプリケーション開発
- スマホアプリ開発
- Webサーバー構築
- IoT分野の開発
サーバー側でJavaScriptを使うメリット
サーバー側でJavaScriptを使うメリットとして、フロントエンドからバックエンドまで一貫したWebサービスの開発ができる点が挙げられます。
本来JavaScriptは、Google ChromeやFirefoxなどのブラウザ上で動作するプログラミング言語であり、サーバー上では動作できませんでした。
そのため、サーバーサイドの開発にはRubyやPHPなどの別言語が必要になります。
しかし、Node.jsを導入することで、サーバーサイドの開発にもJavaScriptを利用できます。Webサービスの開発をJavaScriptで一貫でき、開発工数を削減できる点がNode.jsのメリットです。
Node.jsを共用サーバーで使用するのはおすすめできない
Node.jsを共用サーバーで使用するのはおすすめできません。
共用サーバーでもNode.jsを使用する方法はありますが、専門的な知識が必要になります。
そのため初心者の場合、共用サーバーにNode.jsを導入できずに使用できない恐れもあります。
仮に導入できたとしても、本来のNode.jsの強みを活かせないため、「VPS」などほかのサービスを活用しましょう。
VPS(仮想専用サーバー)のレンタルならおすすめ
Node.jsをレンタルサーバーに導入したい場合は、VPS(仮想専用サーバー)がおすすめです。
VPSは1人ひとりがサーバー上に自分の仮想環境を構築します。仮想環境は利用者のみが占有できるため自由に操作できます。
VPSでは管理権限である「root権限」を持てるため、コマンド操作にて仮想環境にNode.jsをインストールすることも可能です。
root権限とはシステム管理者に与えられる権限であり、ファイルアクセスやパッケージインストールなど、すべての操作が可能となります。
VPSによっては、Node.jsのテンプレートが用意されているケースもあり、簡単にNode.jsを導入したサーバーを立ち上げることもできます。
サーバーを丸々専用できるサービスとて「専用サーバー」もありますが、VPSと比較して導入コストが高い傾向にあります。
関連記事 VPSおすすめ比較ランキング
Node.jsが使えるレンタルサーバー(VPS)比較一覧表
Node.jsが使えるレンタルサーバー(VPS)の比較一覧表は以下の通りです。
VPS | 公式サイト | テンプレート | アプリケーション月額料金 | 初期費用 | メモリ | CPU | SSD | OSテンプレート | 評判をみる (別記事へ飛びます) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Xserver VPS | \ キャンペーン中/ 詳細を見る | Node.js ・Django ・Laravel など | ・2GB:830円〜 4GB:1,700円〜 8GB:3,201円〜 | 無料 | 2GB〜 | 3コア〜 | 50GB〜 | ・AlmaLinux ・Arch Linux ・CentOS など | Xserver VPS 評判 |
ConoHa VPS | \ キャンペーン中/ 詳細を見る | Node.js ・Ruby on Rails ・Laravel など | ・512MB:296円〜 2GB:517円〜 4GB:1,065円〜 | 無料 | 512MB〜 | 1コア〜 | 30GB〜 | ・CentOS ・Oracle Linux ・Ubuntu など | ConoHa VPS 評判 |
シン・VPS | \ キャンペーン中/ 詳細を見る | Node.js ・Django ・Laravel など | ・512MB:620円〜 2GB:1,530円〜 4GB:3,091円〜 | 無料 | 512MB〜 | 1コア〜 | 30GB | ・AlmaLinux ・Arch Linux ・CentOS など | シン・VPS 評判 |
さくらのVPS | 詳細を見る | ・WordPress ・KUSANAGI ・Docker など | 512MB:641円〜 2GB:1,795円〜 4GB:3,630円〜 | 無料 | 512MB | 1コア〜 | 25GB | ・CentOS ・AlmaLinux ・ubuntu など | さくらのVPS 評判 |
KAGOYA CLOUD VPS | 詳細を見る | ・WordPress ・LAMP ・Docker など | 1GB:日額20円 (月額上限550円) 4GB:日額55円 (月額上限1,540円) | 無料 | 1GB | 1コア〜 | 25GB | ・CentOS ・AlmaLinux ・ubuntu など | KAGOYA CLOUD VPS 評判 |
Node.jsが使えるおすすめVPS
Xserver VPS
- ◎ Node.jsテンプレートあり
- 国内シェアNo.1を誇る「Xserver」が提供している
- ハイスペックな性能を月額830円(税込)から利用可能
- サーバーの管理者権限が付与されている
- サーバー作成と同時にNode.jsを使用可能
Xserver VPSは国内シェアNo.1を誇る「Xserver(エックスサーバー)」が提供するVPSサービスです。
最安プランでは、vCPU3コア、メモリ2GBの環境を月額830円(税込)から利用できます。
CPUには第3世代「AMD EPYCTM」、ストレージには「NVMe」を採用しているため、業界最高クラスのスペックを誇ります。ハイスペックな環境を月額料金1,000円未満で利用できる点は、Xserver VPSの強みです。
また、Xserver VPSでは複数の「OSイメージ」や「アプリケーションイメージ」を用意しています。OSイメージやアプリケーションイメージを選択することで、サーバーの構築と同時にインストールされるため、Node.jsの導入も簡単に実施できます。
ハイスペックな環境でWebサービスを開発したい方、Node.jsを簡単に導入したい方は、Xserver VPSを活用しましょう。
\12月16日まで! 半額キャッシュバック!/
ConoHa VPS
- ◎ Node.jsテンプレートあり
- 国内業界初のスマホアプリ「ConoHa Mobile」を無料提供
- 長期契約で月額料金が割引
- Web上から数ステップで初心者でも簡単に利用可能
ConoHa VPSでは数ステップの手順でVPSを利用できるため、初心者でも安心して仮想環境を構築可能です。
ConoHa VPSはNode.jsをはじめ、複数のOSやアプリケーションのテンプレートを用意しています。
サーバー構築の手間を省略できるため、Node.jsを利用できる環境を簡単に用意したい方にはおすすめのVPSです。
またConoHa VPSでは、「まとめトク」によって長期契約するほど割引率がアップし、低価格でVPSを利用できます。最安プランでは、メモリ512MB・CPU1コアの環境を月額296円(税込)で利用可能です。
スマホアプリ「ConoHa Mobile」から、いつでもサーバー管理ができる点もConoHa VPSの魅力といえます。
\10月11日まで、月額料金最大70%OFF!/
シン・VPS
- ◎ Node.jsテンプレートあり
- 月額料金620円(税込)から利用可能
- CPU処理性能が他社と比較して約4.2倍高速
- 50種類以上のOS・アプリイメージを用意
- 「NVMe SSD」を全プランにて搭載
シン・VPSでは小規模から大規模環境まで構築できるように、さまざまなプランを用意しています。
Node.jsを含む50種類以上のOS・アプリイメージも用意。
メモリ容量512MB・CPU1コアの最安プランの場合、月額料金620円(税込)から利用可能です。最もスペックが高いプランでは、ディスク容量が1,600GB、CPU12コア、メモリ容量32GBの環境を構築できます。
なお、シン・VPSでは全プランにて「NVMe SSD」を搭載しています。CPU処理性能は他社と比較して約4.2倍高速なため、最安プランでもハイスペックな環境でWebサービスの開発可能です。
ワンクリックでスケールアップができ、Webサイトの規模に合わせていつでもサーバースペックを上げられる点もシン・VPSの強みです。
ハイスペックな環境を低価格で利用したい方は、シン・VPSを活用しましょう。
さくらのVPS
- 使用用途ごとの簡単セットアップ機能あり
- 24時間365日の有人監視
- ローカルネットワークを構築できる
- 2週間の無料お試し期間あり
さくらのVPSでは使用用途ごとの簡単セットアップ機能が用意されています。
WordPressやKUSANAGI、Docker実行環境などがあらかじめ用意されているため、サーバー追加と同時に環境を構築できます。
ただし、Node.jsはテンプレートとして用意されていません。そのため、Node.jsを導入する際には、構築した仮想環境にSSH接続した上でNode.jsをインストールしましょう。
また、さくらのVPSではコントロールパネルから新規サーバーを簡単に追加できます。
追加したサーバーは既存サーバーと接続可能なため、Webサービスの規模に合わせてローカルネットワークを拡大できます。なお、サーバー同士の接続は同一リージョン内でのみ可能です。
2週間の無料お試し期間があるため、試しにVPSを使ってみたい方におすすめです。
2週間のお試し期間あり
KAGOYA CLOUD VPS(カゴヤクラウド)
- 料金体系は「従量課金制」を採用
- 大容量データ専用のプランも用意
- ローカルネットワークの構築可能
- スペック変更対応
KAGOYA CLOUD VPSは料金体系に、サーバーを使用した分だけ料金が課金される「従量課金制」を採用しています。
「従量課金制」では1日単位で料金が課金され、使用した分だけ支払うため無駄なコストを削減できます。
たとえば、CPU1コア、メモリ1GB、SSD25GBのスペックの場合、日額20円でサーバーを使用でき月額上限料金は550円(税込)です。
上記スペック以外にも大容量データに対応したプランも用意されているため、大規模なWebサービスを開発したい方にもおすすめのVPSです。
複数のサーバーを接続してローカルネットワークを構築できるため、Webサービスの規模に応じたネットワークの構築もできます。
VPSのコストを抑えたい方や、柔軟なネットワークを構築したい方は、KAGOYA CLOUD VPSを活用しましょう。
Node.jsが使えるVPSの選び方のポイント
Node.jsが使えるVPSの選び方のポイントは以下の2つです。
- VPSのテンプレートにNode.jsが含まれているか
- 長期契約による割引が適用されるか
Xserver VPSやシン・VPSなど、VPSによってはアプリケーションのテンプレートとしてNode.jsが用意されています。
テンプレートとしてNode.jsが用意されている場合、サーバー構築と同時にNode.jsが導入されるため、環境構築の手間を削減できます。
Node.jsが自動で導入されるため、SSH接続でサーバーに接続し、コマンドプロンプトからNode.jsをインストールする必要もありません。
また、VPSの中には、長期契約するほど安くなるVPSもあります。
たとえば、ConoHa VPSの「まとめトク」では、契約期間が長いほど割引率がアップし、最大で73%OFFの割引率が適用されます。コストを抑えたい方は、長期契約による割引制度を確認しましょう。
Node.jsが使えるおすすめサービス
Node.jsが使えるおすすめサービスは以下の4つです。
- VPS(仮想専用サーバー)
- PaaS(Platform as a Service)
- IaaS(Infrastructure as a Service)
- 専用サーバー
VPS(仮想専用サーバー)
VPS(仮想専用サーバー)は、1つのサーバー内に複数の仮想環境を構築し、1人ひとりに割り当てるサービスです。
VPSの最大の強みは、用途に応じて自由に仮想環境を構築できる点です。1から仮想環境を構築するため、目的に応じたOSやアプリケーションを導入できます。
なお、VPSによっては、あらかじめOSやアプリケーションのテンプレートが用意されており、仮想環境を簡単に構築可能です。
1つのサーバーを複数人で共有する点は「共用サーバー」と同じですが、VPSの場合は、ユーザーそれぞれがサーバー内に仮想環境を構築します。そのため、誰かがサーバーに負荷をかけた場合も、自身の仮想環境に影響が出る心配はありません。
また、占有できるサーバー環境を構築する点では「専用サーバー」と同じような特徴を持ちますが、VPSの場合は導入コストを安く抑えられるメリットもあります。
VPSを含むレンタルサーバーの種類については以下の記事で詳しく解説しているため、そちらも合わせてご覧ください。
関連記事 初心者でもわかる「レンタルサーバー」とは? 何に使うのか解説
PaaS(Platform as a Service)
PaaS(Platform as a Service)とは、インターネットを経由して、アプリケーション開発に必要なOSやデータベース、プログラム実行環境などのプラットフォームを提供するサービスです。
アプリケーション開発に必要な環境を利用できるため、利用者は環境構築などの手間を削減できます。
PaaSの代表的なサービスとしては「Heroku」が挙げられます。「Heroku」を利用することで、ネットワーク構築やNode.jsの動作環境設定などの手間を省略でき、すぐにアプリケーション開発から公開まで可能です。
ただし、PaaSを利用する場合、1から環境構築できないため、必要に応じて環境を変更できません。また、Node.jsに向いていないPaaSもあるため注意が必要です。
IaaS(Infrastructure as a Service)
IaaS(Infrastructure as a Service)とは、インターネットを経由して、ネットワークやOS、ハードウェアなどのインフラ環境を提供するサービスです。
アプリケーション開発に必要なOSやネットワーク、ストレージなどのインフラ環境を自由に借りられるため、用途に応じた環境を構築できます。なお、環境を1から構築するため、専門的な知識が必要です。
IaaSの代表的なサービスとしては「Amazon EC2」が挙げられます。「Amazon EC2」はAWSが提供するサービスの1つであり、CPUやOS、ディスク容量などを自由に設定できます。
「Amazon EC2」で構築した仮想環境にNode.jsをインストールすることも可能です。
AWSの特徴については以下の記事で詳しく解説しているため、そちらも合わせてご覧ください。
関連記事 AWSとレンタルサーバーの違い
専用サーバー
専用サーバーは、ひとつのサーバーを丸々利用者に貸し出すサービスです。
サーバーを占有できるため、サーバー環境を自由に構築・変更できる点が専用サーバー最大のメリットです。
たとえば、CPIレンタルサーバーの「root権限付専用サーバー」は、OSやアプリケーションを自由に導入できるため、さまざまな用途でサーバーを運用できます。
ただし、VPSと比較してサーバーの導入・運用費用がかかる点がデメリットとして挙げられます。
また、サーバーの保守・運用は利用者が行う必要があるため、サーバー管理にも手間がかかり、専用知識も必要です。
Node.jsを使うならVPSがおすすめ
- VPSはサーバー内に仮想環境を構築するサービス
- VPSによってはNode.jsのテンプレートが用意されている
- 専用サーバーと比較してコストを抑えられる
レンタルサーバーにNode.jsを導入する場合、専門的な知識が必要になり、Node.jsの強みを活かせない恐れがあります。
Node.jsをレンタルサーバーに導入したいと考えている方は、VPSを活用しましょう。VPSによっては、Node.jsのテンプレートが用意されているため、Node.js導入の手間を削減できます。
記事の内容を振り返る