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    ファクタリングは怪しいって本当?悪徳業者を見分ける9つのポイント

    銀行融資やカードローンよりも手軽でスピーディーに資金調達できる方法として注目を集めているファクタリング。

    ファクタリングは怪しい」という噂を耳にした人もいらっしゃるのではないでしょうか。

    ファクタリングがなぜ怪しいといわれているのか、その理由について説明をします。また、怪しいファクタリング会社の見分け方や、よくある詐欺の手口などについても説明しますので、ファクタリングの利用を検討している方はぜひご覧ください。

    目次

    そもそもファクタリングは違法じゃないの?

    結論からお話すると、 ファクタリングは違法ではありません

    3社間ファクタリングの法的根拠は、民法第466条と467条にあります。

    第466条(債権の譲渡性)
    債権は、譲り渡すことができる。ただし、その性質がこれを許さないときは、この限りでない。

    引用元:e-Gov法令検索

    上記からわかる通り、売掛金などの債権は、譲渡人 (ファクタリングを利用する会社)と引受人(ファクタリング会社))の合意があれば債権発行者(取引先)の承諾は必要ありません。 ただし、債権譲渡は当事者間では有効ですが、債権発行者(取引先))や第三者に対しては有効ではないので注意が必要です。

    民法467条では、第三者などに対抗するためには確定日付のある証書などを利用する必要があることが制定されています。

    第467条 (指名債権の譲渡の対抗要件)
    指名債権の譲渡は、譲渡人が債務者に通知をし、又は債務者が承諾をしなければ、債務者その他の第三者に対抗することができない。

    引用元:e-Gov法令検索

    よってファクタリングを実施する場合は、確定日付のある証書で取引するのが一般的です。

    一方、2社間ファクタリングは売掛先の同意なしに行われるファクタリングなので、3社間ファクタリングに比べて違法性が問われやすくなります。しかし、そもそも民法466条で債権の譲渡には売掛先の同意は必要ない旨が記されています。

    また、2社間ファクタリングにおいては、民法555条の売買契約が適用されます。

    売買契約(民法555条)
    売買は、当事者の一方がある財産権を相手方に移転することを約し、相手方がこれに対してその代金を支払うことを約することによって、その効力を生ずる。

    引用元:e-Gov法令検索

    売買契約とはモノやサービスを売却して金銭を受け取る際に行われる契約のことです。

    このように、ファクタリングにはしっかりとした法的根拠があるので、 誠実にファクタリングを行っている会社であれば安心して利用ができます。ただし、違法なファクタリング会社もありますので注意が必要です。悪質ファクタリング会社の見分け方についてはこの後詳しくご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

    ファクタリングの違法について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

    ファクタリングの仕組みについて詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

    ファクタリングが怪しいといわれる理由は?

    ファクタリングについてインターネットで調べてみると 「怪しい」 という書き込みや記事を見かけることがあります。

    結論として、ファクタリングサービス自体は違法ではないのですが、 残念ながら怪しい会社や違法なファクタリングが存在するのも事実です。

    怪しい会社の見分け方については後ほど詳しく説明しますが、違法なファクタリングの代表格はズバリ、給料ファクタリングです。

    給料ファクタリングとは、一見すると 「給料の前借り」 のようなものですが、実態は給料を担保にした貸金です。

    貸金の場合、都道府県からの認可が必要ですし、利息制限法で定められた金利以上の設定はできません。しかし、給料ファクタリングの場合、利息制限法をはるかに超える金利を取ったり、許可なく貸金業をしているケースがほとんどです。

    給料ファクタリングを扱っている会社は利用しないようにしてください。

    ファクタリングの不正利用で違法になるケース

    ここではファクタリングの利用で違法となり逮捕される可能性があるケースは主に以下の5つです。

    ファクタリングの不正利用で違法になるケース
    1. 売掛債権の二重譲渡
    2. 入金済みの債権の再利用
    3. 架空債権の売却
    4. 取引先が未許可の債権を売却
    5. 計画的倒産

    売掛債権の二重譲渡

    売掛債権の二重譲渡とは、1つの債権を2つ以上のファクタリング会社に譲渡することです。

    売掛債権は現物資産とは違い目に見えない財産のため、すでに売却しているにもかかわらず、また別のファクタリング会社に売却しようとする人もいます。債権の二重譲渡は詐欺罪に該当します。違法行為なので決して行ってはいけません。

    入金済みの債権の再利用

    すでに入金済みになっている売掛債権をファクタリングに利用するのももちろん違法です。債権には入金日の記載がありますが、 日付を偽造するケースも多いようです。

    もちろんこれも犯罪です。もし、ファクタリング会社をその場では騙せたとしても、偽造した日付に入金がない時点でバレます。そもそも偽造の段階でバレますので絶対にしてはいけません。

    架空債権の売却

    架空債権の売却もファクタリングの不正利用の1つです。こちらも当然ですが犯罪です。

    架空債権は信用情報などを調べてもなかなかわからないため、ファクタリング会社も相当警戒しています。仮にファクタリング会社にバレずに資金調達できても、後々確実に不正が発覚し逮捕されます。

    取引先が未許可の債権を売却

    3社間ファクタリングの場合、ファクタリング会社は売掛金を発行した取引先から直接入金してもらいます。つまり3社間ファクタリングを行う場合、取引先にファクタリングに利用する旨の許可が必要です。

    しかし、 「許可を得た」とウソをついて利用するケースもあるようです。こちらも不正行為に該当し、場合によっては詐欺罪に該当する可能性もあるので絶対に行ってはいけません。

    計画的倒産

    売掛金を発行した取引先が近いうちに倒産し、売掛金の回収ができないことを知っていてファクタリングを利用するのも禁止です。

    売掛金が倒産するという事実を伏せたまま、ファクタリング会社に債権の買取を申し込むこともできますが、絶対に行ってはいけません。詐欺罪に問われる可能性がありますので注意してください。

    ただし、知らずにファクタリングの利用をして取引先が倒産をしてしまった場合は罪に問われることはありませんので安心してください。

    注意すべき悪徳ファクタリングとは?

    注意すべき悪徳なファクタリングは以下の3つです。

    注意すべき悪徳なファクタリング
    1. 給与ファクタリング
    2. 偽装ファクタリング
    3. 融資保証金詐欺

    給与ファクタリング

    給料ファクタリングとは給料を担保にした貸金です。

    貸金業に該当しますので、営むには貸金業の許可が都道府県から必要ですし、利息制限法の範囲内で行う必要があります。 しかし、給料ファクタリングを行っているほとんどの会社は貸金業の許可をとっていませんし、法外な金利をとって営業しています。

    高すぎる金利や、違法な取り立てなどのトラブルに巻き込まれないためにも、給料ファクタリングには手を出さないようにしてください。

    偽装ファクタリング

    偽装ファクタリングとは、通常のファクタリング会社を装って違法な貸金業務を行なっている会社のことです。

    代表格は闇金業者です。闇金の摘発は年々厳しくなり、最盛期に比べて激減しています。しかし、最近はファクタリング会社を装った闇金業者が増えてきているようなので気を付けてください。怪しいファクタリング会社の見分け方は後ほど詳しくご紹介します。

    融資保証金詐欺

    融資保証金詐欺とは、最近多くなっている注意すべき詐欺の一つです。

    まず、違法業者が事業主に勧誘広告をファックスなどで送り付けます。そして融資の約束をした後、保証金、供託金、保険料、信用調査料などの名目で現金、小切手、手形などを送らせ、融資を実行しないまま連絡を絶ち、だまし取るという詐欺です。

    一見すると正規会社のように見えることもありますが、正規会社の場合、現金や小切手を送るように指示することはないので注意してください。

    怪しい!悪徳ファクタリング会社のよくある詐欺手口

    怪しいファクタリング会社を見分ける際のポイントは以下の9つです。

    怪しいファクタリング会社を見分ける際のポイント
    1. 手数料が安すぎる
    2. 契約書の控えを発行してくれない
    3. 分割払いを勧めてくる
    4. 諸費用を請求させる
    5. ファクタリング会社の所在地が不明
    6. 口座情報が個人名
    7. 保証人が必要といわれる
    8. 電話以外での対面の対応をしてくれない
    9. しつこく営業される

    一つでも当てはまる場合は警戒した方が良いでしょう。

    手数料が安すぎる

    繰り返しになりますが、手数料があまりにも安すぎる場合は怪しいファクタリング会社の可能性が高いです。

    ファクタリングの手数料には相場があります。相場よりも著しく手数料が低い場合は注意しましょう。最初は安い手数料で勧誘し、気づいたときにはさまざまな手数料が不当に上乗せされていた、というケースも少なくありません。

    そうならないためにも、契約書の内容を事前にしっかりと確認するようにしてください。

    2社間でのファクタリングの相場は10~30%です。

    契約書の控えを発行してくれない

    契約書の控えを発行してくれないファクタリング会社にも要注意です。控えを渡してしまうと、後々契約内容の問題が露呈してしまう可能性があるので、多くの違法会社は契約書の発行をしたがりません。

    ファクタリングの契約をする際は、必ず契約書の控えをもらうようにしてください。

    分割払いを勧めてくる

    ファクタリングは、売掛債権を譲渡する資金調達方法なので分割払いはありえません。

    分割払いを提案されると資金繰りに余裕が出るとポジティブにとらえてしまう経営者もいます。ですが絶対に分割払いの勧誘には乗らないでください。

    そもそも分割払いを提案してくる時点で怪しいですが、その後法外な手数料を取られる可能性が高いです。 分割払いを提案してきた時点で取引をやめたほうが無難でしょう。

    諸費用を請求させる

    書類作成費用、保証料など本来不要な費用を請求してくるファクタリング会社も怪しいです。

    インターネットなどには安い手数料を載せておいて、本来必要のない、いかにもありそうな手数料を請求してくるのは違法業者の常套手段です。契約書を見て不明な箇所があれば必ず契約前に担当者に確認するようにしましょう。

    ファクタリング会社の所在地が不明

    実在しない会社は悪徳ファクタリング会社の可能性が非常に高いです。所在地の記載がない場合には注意してください。

    元闇金業社などは警察に足がつかないように転々と所在地を変更している可能性があります。不安な場合は、その会社が存在しているかをGoogleマップなどで検索してみると良いでしょう。

    口座情報が個人名

    悪徳ファクタリング会社は個人名義や他法人・事業名の買取口座を使用するケースが多く見られます。怪しいと思ったらすぐに取引を中止してください。

    また、悪徳会社は口座凍結のリスクを避けるために、契約直前まで口座情報を開示しないケースがありますので、振込先を中々教えてもらえない場合も注意が必要です。そもそも法人口座を提示できないファクタリング会社を利用するのはやめましょう。

    保証人が必要といわれる

    ファクタリングに保証人は不要です。しかし、悪質なファクタリング会社になると保証人が必要といわれるケースがあります。保証人を求められた時点ですぐに利用するのはやめましょう。

    電話以外での対面の対応をしてくれない

    詐欺の場合は、顔を見られることを嫌がります。

    最近ではオンライン完結のファクタリングなども存在しますが、いざというときに対面やオンライン会議ツールでの面談が可能かどうかも聞いておくのが良いでしょう。オンライン面談等も頑なに拒否される場合は、警戒した方が良いかもしれません。

    しつこく営業される

    しつこい勧誘や、逃げられないような営業にも注意が必要です。悪質な会社ほど、しつこい勧誘や営業がありますのでそのような会社に捕まってしまっても絶対に契約しないようにしましょう。

    おすすめの優良ファクタリング会社7選

    ここからは、安心して利用できるおすすめの優良ファクタリング会社を7社紹介します。

    • OLTAクラウドファクタリング
    • FREENANCE即日払い
    • アクセルファクター
    • ペイトナーファクタリング
    • ベストファクター
    • ビートレーディング
    • No.1

    どのファクタリング会社も自信を持っておすすめできますので、ぜひ参考にしてください。

    OLTAクラウドファクタリング

    OLTAクラウドファクタリング

    OLTAクラウドファクタリングは、オンラインで取引が完結できるファクタリングサービスです。手数料も2~9%と低い設定ですし、最短即日の資金調達ができるため非常におすすめのファクタリング会社です。

    手数料2%〜9%
    取り扱いサービス2社間ファクタリング
    買取限度額記載なし
    入金スピード即日〜2日
    会社所在地東京都港区南青山一丁目15番41号 VORT南青山Ⅱ3階
    URLhttps://www.olta.co.jp/

    FREENANCE即日払い

    FREENANCE即日払い

    FREENANCE 即日払いは、個人やフリーランス向けのサービスを提供しているファクタリング会社です。

    FREENANCE即日払いには、主に3つの特徴があります。

    • フリーランス向けの各種労働補償のサービスのあんしん補償
    • 即日払いのファクタリングサービス
    • 収納代行用のフリーナンス口座

    どれもフリーランスにとっては非常にありがたいサービスです。

    手数料3%〜10%
    取り扱いサービス2社間ファクタリング
    買取限度額記載なし
    入金スピード最短即日
    会社所在地東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
    URLhttps://freenance.net/

    アクセルファクター

    アクセルファクター

    アクセルファクターは手数料が2%からと低く、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングに対応しているファクタリング会社です。大きな買取金額も魅力です。

    手数料2%~
    取り扱いサービス2社間ファクタリング、3社間ファクタリング
    買取限度額数千円から数億円
    入金スピード原則即日
    会社所在地東京都新宿区高田馬場1丁目30-14 コルティーレ高田馬場1F
    URLhttps://accelfacter.co.jp/

    ペイトナーファクタリング

    ペイトナーファクタリング

    ペイトナーファクタリングはオンライン完結のファクタリング会社です。最短10分程度で入金可能で、とにかくスピーディーな点が魅力です。

    手数料10%
    取り扱いサービス2社間ファクタリング
    買取限度額1万円〜25万円(初回)
    入金スピード最短10分
    会社所在地東京都港区赤坂1-12-32アーク森ビル3階
    URLhttps://paytner.co.jp/factoring

    ベストファクター

    ベストファクター

    ベストファクターは手数料が2%台と低く、大きな金額の調達もできるファクタリング会社です。入金スピードも最短即日と申し分なしです。

    手数料2%~
    取り扱いサービス2社間ファクタリング
    買取限度額30万円から1億円
    入金スピード即日
    会社所在地東京都新宿区山吹町261トリオタワーノース4F
    URLhttps://bestfactor.jp/

    ビートレーディング

    ビートレーディング

    ビートレーディングは、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの両方に対応しているファクタリング会社です。入金スピードは最短当日と非常に早く、オンラインでの対応も可能なため、非常に便利です。また設立が1985年と老舗のファクタリング会社のため、実績も豊富で、安心して利用できます。

    手数料2%~20%
    取り扱いサービス2社間ファクタリング、3社間ファクタリング
    買取限度額上限なし
    入金スピード最短即日
    会社所在地東京都港区芝大門一丁目2-18 野依ビル3階・4階
    URLhttps://betrading.jp

    No.1

    No.1

    No.1は、買取手数料が1%~15%と低いのが特徴のファクタリング会社です。入金スピードが最短30分と非常に早く、オンラインツールを使った相談や契約が可能なため、全国どこにいても手軽に利用できます。

    手数料1%~15%
    取り扱いサービス2社間ファクタリング
    買取限度額10万円~5000万円
    入金スピード最短30分
    会社所在地東京都豊島区池袋4丁目2−11 CTビル3F
    URLhttps://no1service.co.jp/

    ファクタリングは怪しくない!見分け方を知って安全に利用しよう

    資金調達を考えている方の中には「ファクタリングは怪しい」という情報を耳にしたことがある方も少なくないはずです。

    結論から言うとファクタリングは怪しくありません。しかし、中には残念ながら悪質なファクタリング会社が存在するのも事実です。

    ファクタリン会社を選ぶ際に、しっかりと見極めができればファクタリングは非常に有効な資金調達手段となります。

    ぜひ今回の記事でご紹介した「怪しいファクタリング会社を見分ける9つのポイント」を参考に、安全にファクタリングを利用していただければ幸いです。

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