XMの約定力はなぜ高いの？スリッページとの関係性を解説！【海外FX業者別の一覧表付】

海外FXでは、1秒で何ピップスも動く時があるため約定力が重要です。

「XM Tradingの約定力について知りたい」
「XMと他社との約定力の違いについて知りたい」

本記事では、こんな人に向けて現役トレーダーの筆者が「XMの約定力」について徹底解説します。

XMの約定力が高い理由から約定とスリッページの関係までまとめていますので、ぜひ日頃の取引に役立ててください。

約定力とは？

約定力が高ければ顧客の意図した値段で注文が通り、低ければ意図した値段からずれることもあります。

スリッページとは？

スリッページとは注文した値段から約定した値段までの乖離のことをいい、約定が「滑る」ともいいます。

スリッページは損失が大きくなる場合も、利益が大きくなる場合もどちらの可能性もあります。

しかし、一般的には意図した価格以外で約定するスリッページは「リスク」と考えられます。

すべてのトレーダーが求める取引環境は、スリッページがゼロの状態で、クリックした瞬間に注文が約定することです。

スリッページは相場が激しく動く時に発生しやすく、重要指標の発表直後やサプライズの要人発言などは注意が必要です。

約定とスリッページの関係

約定とスリッページの関係は、約定力が高い取引環境ではスリッページの発生率は小さくなり、約定力が低い環境ではスリッページの発生率は大きくなります。

約定力が高い取引環境と低い取引環境を詳しく見てみましょう。

約定力が高い取引環境

約定力が高い取引環境には以下の2つがあります。

約定力が低い取引環境

約定力が低い相場環境には以下の2つがあります。

XMの約定力が高い理由

約定力が高ければ顧客の意図した値段で注文が通り、低ければ意図した値段からずれることもあります。

XMの約定力が高い理由は以下の2点です。

NDD方式を採用しているから

NDD方式とは「No Dealing Desk」の略称で、顧客の注文をFX会社を介入させずにそのままマーケットに通すスタイルのことです。

これに対してDD方式があり、「Dealing Desk」の略称で、顧客の注文を一旦FX会社が受け取り、その後マーケットに注文を流すスタイルです。

NDD方式のメリットは注文の過程にFX会社が介入しないため、迅速に注文が通ることと、公平で透明性のある取引環境にあります。

XMはNDD方式を採用しているため、約定力が高く約定スピードも速くなっています。

マリー取引によってスリッページが発生しないから

マリー取引とは、自社内の顧客の注文同士をマッチングさせて約定させる取引方法です。

英語のマリー（Marry）は結婚ですが、この場合は売りと買いをマリーさせることをいいます。

つまり、顧客Aの売りと顧客Bの買いが同値であれば、その注文同士を結びつけることによって、スリッページを発生させずに約定させることが可能です。

XMは膨大な顧客の注文を瞬時にマッチングさせることで高い約定力と速い約定速度を提供しています。

約定力が高いことのメリット

約定力が高いことのメリットは以下の3点です。

利益を得るタイミングを逃しにくい

約定力と約定スピードは、海外FXにおいてとても重要です。

約定力が高いということは、トレーダーが注文を出した値段で注文が確定するため、大きく利益が伸びた瞬間を捉えた決済注文がそのまま約定されます。

一方、約定力が低いと、利益確定のタイミングを逃してしまうことがあります。

特にスキャルピングや短期トレードの場合、マウスをクリックしてから約定までに時間があると、トレード感覚が狂うこともあります。

ポジション決済も、サクサク約定してくれれば気持ちよくトレードできますが、約定に時間がかかるとストレスが貯まります。

無駄な損失を防げる

約定力が高いと、無駄な損失を防げます。

相場が活発に動いているときは、1秒で何ピップスも動くことがよくあります。

約定力が高ければ、狙った価格で注文が約定するため、損切りも想定通り行われます。

一方、約定力が低いと、逆指値注文を入れても、その値段よりも不利なところで約定することがあり、想定以上の損失を出すことがあります。

相場が活発に動いているときは、利益を狙えるチャンスでもあります。

そのチャンスに約定がもたもたしていて利益が減ったり、損失が大きくなることは大問題です。

XMは約定力に定評があり、利益確定も損切りも想定通りに行われるため、取引システムによるストレスはありません。

スキャルピングで利益を出しやすい

高い約定力と速い約定スピードがあれば、スキャルピングもストレスフリーでトレードできます。

もし注文してから約定まで1秒以上もかかるシステムでは、スキャルピングはかなり難しくなります。

クリックしてから1秒待つというのは、感覚的に非常に長く、相場が活発に動いている場合は1秒で数ピップス動くこともあります。

特にスキャルピングでは、トレーダーが狙った場所ですべての注文がサクサク約定する状態が理想なので、XMの約定力は大きな魅力です。

XMのスキャルピングについて詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

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XMでスリッページは起こるのか？

それではXMでスリッページは起きるのか、詳しく見ていきましょう。

スリッページが発生する原因

スリッページが発生する原因は以下の4つです。

取引サーバーが弱い

取引サーバーの処理能力が低いと、顧客の注文を処理するのに時間がかかります。

結果的に、これがスリッページが発生する原因になります。

相場の急激な変動と流動性の低下

相場が急変したときは、相場の流動性が下がります。

注文が少なくなるため、FX会社は顧客の注文を約定させようとしても、その値段では約定させる相手がいないことがあります。

このような場合、スプレッドが広がったり、スリッページが発生する可能性があります。

また、月曜の早朝やアメリカ市場の休場、週末の市場クローズ間近など、極端に市場の流動性が下がる場合もスリッページが発生する可能性は高くなります。

ネット環境／PCの性能不足

ユーザーのネット環境が寸断されたり、十分な回線速度が得られない場合にもスリッページは発生します。

また、十分な能力のないPCで多くのタスクを同時に実行すると、PC処理能力が原因でスリッページが発生する可能性があります。

FX会社が故意にスリッページを発生させる

DD方式のFX会社は、顧客の損失が会社の利益となります。

そのため、FX会社がわざと顧客が損を出す方向にスリッページを発生させる可能性があります。

業者選びは安心できる業者を選びましょう。

スリッページが発生した時の対策

スリッページの原因ごとの対策は以下の通りです。

約定力の高いFX会社に変える

取引サーバーの弱さは、頻繁なサーバーダウンやスリッページ、約定スピードなどから推測できます。

もしこのような環境で取引してスリッページによる損失を被っている方は、約定力の高いFX会社に取引会社を変えることが最善の対策です。

相場の流動性が低下しているときは取引しない

相場が急変して激しく上昇したり下落している時は、市場から急激に注文が減り、市場の流動性が大きく低下します。

つまり、売買しようとしても相手がいない、という状況になり、いくら高速サーバーで取引しようとしても相手がいなければ約定はできません。

また月曜早朝や金曜日市場クローズ間近、主要国の休場など、市場参加者が通常よりも少ない場合にもスリッページは発生しやすくなります。

このような相場では取引をしないのが最善の対策です。

安定したネット環境と十分なPCスペック

取引中にMT5/MT4がフリーズしたり、ネットが寸断されるような環境では、取引を避けましょう。

なぜなら、注文が約定されなかったりスリッページが発生するリスクが非常に高いためです。

解決先として、ネット環境を整えましょう。

また、1台のPCで同時に様々な作業を行うと、PCのCPUやメモリに大きな負担がかかり、スリッページの原因になる可能性もあります。

ネット環境と同時にPCのスペックも十分なものを使いましょう。

PCのスペックに不安がある場合は、取引中は不要なアプリやソフトは起動しないことも大切です。

信頼できるFX会社で取引する

悪質業者の中には、わざと顧客の損が大きくなる方向でスリッページを発生させることがあります。

自分の過去データを検証し、損切りと利益確定の注文値と約定値を比べてみましょう。

損切り注文は損失が大きくなる方向だけでスリッページが発生し、利益確定注文では利益が小さくなる方向でのみスリッページが発生するような場合は、その会社での取引はやめるべきです。

1回の取引の小さな損失でも、積み重なると大きな損失です。

定期的に自分の取引履歴を振り返り、疑わしい会社では取引しないのが最善の対策です。

XMでスリッページ幅は設定できる？

XMに限らず、MT4/MT5ではスリッページの許容範囲を設定できます。

下図はXMのMT5の場合です。メニューバーのツールからオプションを開き、取引タブを選択するとこの画面が表示されます。

このスリッページの値を任意に入力すればその値以内のスリッページは許容されます。

つまり、10pipsを許容するように設定しておけば、10pips以内のスリッページがあった場合でもそのスリップした値段で約定します。

逆に0に設定しておけば、一切のスリッページは許容しないということになるため、スリッページは起きませんが、スリッページが発生している場合は約定されない可能性が高くなります。

変動スプレッドによる優れた約定

スプレッドと約定は、お互いにトレードオフの関係にあります。

つまり、スプレッドが広くなればなるほど約定はしやすくなり、スプレッドが狭くなればなるほど約定はしにくくなります。

XMでは、変動スプレッド制を導入して、一定の約定力を顧客に提供しています。

スプレッドが狭くても約定できる相場環境ではスプレッドを狭くして、スプレッドを広げないと約定できない相場環境ではスプレッドを広くしているのです。

XMのスプレッドについて詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

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約定率

約定率とは、顧客が出した注文が意図した価格で成立する確率のことです。

下表はFX各社の約定率ですが、各社とも非常に高い約定率になっていることがわかります。

執行率

執行率とは、顧客の注文がリクオートなしで執行される割合のことです。

執行率が100％ということは、リクオートが行われずに顧客の注文が100％約定することを意味しています。

これも各社とも非常に高い執行率を示しています。

約定スピード

約定スピードとは、顧客の注文が発注された瞬間からそれが成立するまでの時間のことです。

スキャルピングなど一瞬を争う取引では、約定スピードは非常に重要です。相場が1秒で数ピップス動くこともよくあるためです。

各社とも公式ホームページでは100ms前後（ミリセカンド：1秒の1000分の1）前後の約定スピードを公表しており、ほぼ体感できないほどの速さで約定されます。

また1秒以内に、という記載の場合は約定に約1秒かかるという意味ではありません。

XMの約定力に関するよくある質問

XMの約定力に関するFAQを見ていきましょう。

KIWAMI口座の約定は他口座と比較して良いの？

XMのKIWAMI極口座の約定力は、スタンダード口座と変わりありません。

どちらも同じく高い約定力を持っていますが、KIWAMI極口座はスプレッドが狭いという特徴があります。

XMのKIWAMI口座について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

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口座タイプ別の約定力は？

XMは、口座のタイプ毎の約定力に関する情報を公表していません。

したがって、どの口座も同じ約定力があると想定されます。

またネット上にも口座によって約定力に差があるという情報は見られず、すべての口座で高い約定力を提供していると考えて良さそうです。

　XMの口座タイプについて詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

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【まとめ】XMは全口座で高い約定力と速い約定速度を提供している！

XMは1秒以内に99.35％の約定力で、ユーザーにストレスのない取引環境を提供しています。

すべての注文はリクオートなしで執行され、執行率100％であることも大きな安心材料です。

ボーナスやXMPは対象外ですが、KIWAMI極口座を利用すれば、高い約定力、速い約定速度、100％の執行率、狭いスプレッドで取引ができる点は大きな魅力です。

株式会社ピコラボ

海外FXラボ編集部

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