XMのヒストリカルデータ取得方法は？ダウンロード方法やEAバックテスト、おすすめの活用方法を解説

XMでは、過去の相場分析やEAのバックテストができる、ヒストリカルデータの利用が可能です。

ヒストリカルデータのダウンロード方法や活用方法を把握することで、今後のトレードに非常に役立ちます。

この記事で分かること

• ヒストリカルデータとは？
• XMでヒストリカルデータのダウンロード方法は？
• ヒストリカルデータのおすすめな活用方法は？

このような方に向けて、本記事では現役トレーダーの筆者が「XMのヒストリカルデータ」について徹底的に解説しています。

この記事を読むことで、ヒストリカルデータを上手に活用できるようになり、ヒストリカルデータを利用したことがない方でも、簡単にダウンロードができます。

XMのヒストリカルデータとは？

ヒストリカルデータとは、過去のデータを指します。

XMのヒストリカルデータを利用する事で、過去データーを分析し期待値やリスクの推測ができるようになります。

XMのMT4は初期状態だとバックテストできない

バックテストとは「自分の手法を自己分析すること」を指します。

バックテストを行うことで「過去のトレード方法が有効なのか」「過去のトレードの悪かった点・良かった点」など、確認する事が可能です。

しかしXMは、MT4が初期状態だとバックテストができません。

XMでバックテストを行うには、新しくヒストリカルデータを入れ直さないと、バックテスト時のエラー原因となります。

XMでは、必ず新しくヒストリカルデータを入れてから、バックテストを行いましょう。

XMはMT4のヒストリカルデータを提供していない

ヒストリカルデータには「為替レートの基本情報」「過去チャートや出来高」などがあり、過去のデータを見返す時や分析に利用します。

XMでは、ヒストリカルデータを提供していませんが、MetaQuotesが提供しているヒストリカルデータを利用する事で、バックテストなどや相場分析ができるようになります。

また、MT4からヒストリカルデータのダウンロードが可能です。

XMでヒストリカルデータをダウンロードする方法

XMで、ヒストリカルデータをダウンロードする方法は以下の通りです。

手順を把握することで、初心者の方でも簡単にダウンロードができます。

それぞれ、ダウンロード手順を画像付きで詳しく解説します。

手順1.既存のヒストリカルデータを削除

既存のヒストリカルデータが残っている状態では、新しいデータを習得ができないので、必ず既存のデータを削除してください。

MT4画面上部「ファイル」「データフォルダ」をクリックします。

データフォルダが開くので「history」を選択してください。

ヒストリカルデータを入れたいサーバーを選択します。

削除したい通貨ペアを選択して、削除を行います。

以上が、.既存のヒストリカルデータを削除する手順です。

手順2.チャートバーを増やす

ヒストリカルデータは、チャートバー数を最大に増やした方がより長期間の相場分析が可能になります。

MT4の画面上部「ツール」「オプション」をクリックします。

オプションが表示されるので「チャート」をクリックし「ヒストリー内の最大バー数」と「チャートの最大バー数」の数字を選択するか、ご希望の数字を入力します。

最大バー数の最大数値は「214783647」です。

数字の選択・入力が完了したら「OK」をクリックしてください。

以上が、チャートバーを増やす手順です。

手順3.新しくヒストリカルデータを取得

ヒストリカルデータを取得するには、希望通貨ペアのデータを新しくダウンロードをする必要があります。

画面上部「ツール」「ヒストリーセンター」をクリックします。

分析をする「通貨ペア」と「時間足」を選択して「ダウンロード」をクリックします。

ダウンロードアラートが表示されるので「OK」を選択します。

ダウンロードが開始されるので「緑のバー」が貯まったら完了します。

ダウンロードが完了したら、データベースが反映されるので「閉じる」をクリックします。

以上が、新しくヒストリカルデータを取得する手順となります。

XMヒストリカルデータのおすすめ活用方法

XMでヒストリカルデータを活用するおすすめ方法は以下3点です。

XMでヒストリカルデータを活用する事で、過去の分析や復習、今後のトレード手法の確立へと繋がります。

それぞれ、おすすめの活用方法を詳しく解説します。

活用方法1.相場分析の練習

ヒストリカルデータは、過去10年以上前のチャートを見ることができるため、相場分析の練習におすすめです。

相場分析の練習ポイント

過去の相場分析をすることで、大きなボラリティが発生する経済誌指標の値動きや、アメリカ大統領選の動きなど、どのように動いていたのかをテクニカル分析ができます。

上記画像では、2016年11月9日のアメリカ大統領選挙前に、4時間で4円以上の暴落が起こった事が確認できます。

ヒストリカルデータを活用することで、チャートだけではなくデータベースからも簡易的に確認する事が可能です。

FXでは、過去と似た動きをするケースがあるので、ヒストリカルデータを利用し事前に相場分析をしておくことで、チャンスを掴むことができます。

活用方法2.EAのバックテスト

ヒストリカルデータのおすすめ活用方法として、EAのバックテストが挙げられます。

ヒストリカルデータの過去チャートでEAのバックテストを行う事で、利用するEAの有効性を確認する事が可能です。

数多くあるEAソフトには、有効性がないものが多数存在します。

有効性のないEAを利用した場合、損益が出てしまう可能性もあるので、リアルトレードで試すのは効率的ではありません。

効率的にEAを試すには、ヒストリカルデータでバックテストを行い、EAのアルゴリズムが有効なのか確かめる方法がおすすめです。

活用方法3.取引手法の振り返り

ヒストリカルデータを活用することで、取引手法の振り返りが効率良くできます。

ヒストリカルデータを活用して、過去データから自分の手法は合っているのか、またはなぜ合っていないのかを確認して分析が可能です。

また、自分の手法はトレンド相場に合っているのかレンジ相場にあっているかなどの確認も明確にできます。

FXでは、相性の良い相場・悪い相場の把握が、利益を得る点で非常に重要となるため、取引手法の振り返りはとても大切なことです。

手法の精度を上げれば、損をしにくくなり利益に繋がるので非常に取引手法の振り返りは、ヒストリカルデータのおすすめな活用方法となります。

XMでヒストリカルデータをダウンロードできない時の主な原因

XMでヒストリカルデータをダウンロードができない主な原因は以下3点です。

ヒストリカルデータは、今後トレードを続けるにあたって重要となるシステムなので、ダウンロードできないと困っている方は、3つの原因を調べてみましょう。

ヒストリカルデータをダウンロードできない3つの原因と解決方法を詳しく解説します。

原因1.MT4のバージョンが古い

MT4のバージョンが古い場合は、ヒストリカルデータをダウンロードできません。

ヒストリカルデータがダウンロードできない時は、まずはMT4のバージョンを確認し、古いバージョンの場合は、アップロードしてください。

MT4のバージョンは、以下の方法で簡単に確認ができます。

まずは、MT4のチャートを開いてください。

画面上部「ヘルプ」をクリックした後に「About」または「バージョン情報」をクリックします。

バージョン情報が反映されるので、こちらで確認ができます。

MT4のバージョンが古い場合は、以下の手順でアップデートをしてください。

デスクトップから「XMのアイコン」を右クリックし、「管理者として実行」をクリックします。

その後、MT4を立ち上げると自動でアップデートが開始されます。

ヒストリカルデータをダウンロードできない場合は、その他原因よりもMT4のバージョンを最新にすることが最も重要です。

他の原因を先に探るより、MT4のバージョンを一番初めに確認してみましょう。

原因2.MT4のチャートバーが最大化できていない

MT4のチャートバーが最大化できていないと、長期過去を遡ることができません。

10年以上前のチャートを見たいのに、途中でチャートが止まってしまった場合は、チャートバーの数値を増やすことで解決します。

チャートバーの変更は、自由に設定できますが、最大値は「214783647」の設定がおすすめです。

XMでヒストリカルデータをダウンロードしたのに、チャートを長期間遡れない場合は、チャートバーを最大化に変更してみましょう。

原因3.初期のヒストリカルデータを削除していない

初期のヒストリカルデータを削除していない状態で、ダウンロードはできません。

こちらの原因は、ヒストリカルデータを初めてダウンロードをする方に多い傾向があります。

これから、XMでヒストリカルデータをダウンロードをする方は、必ず既存のデータを削除してからダウンロードをしてください。

XMのヒストリカルデータに関するよくある質問

XMのヒストリカルデータに、関するよくある質問をご紹介します。

ヒストリカルデータはどのくらい正確なの？

ヒストリカルデータは、MetaQuotesが提供しているデータなので、XMのデータと多少異なることがあり、精度が低くあまり正確ではありません。

また、MT5からダウンロードできるヒストリカルデータも正確ではなく、信頼度が低いと言われています。

ヒストリカルデータをCSVでダウンロードする方法は？

ヒストリカルデータのCSVは、以下の手順でダウンロードができます。

まずは、MT4を開きます。

画面上部「ツール」「ヒストリーセンター」をクリックしてください。

ヒストリーセンターが反映されるので「通貨ペア」と「時間足」を選択します。

最後に「エクスポート」をクリックしてください。

以上が、ヒストリカルデータをCSVでダウンロードする方法です。

FXDDはどんな時に使うの？

FXDDのヒストリカルデータは、1分足データで提供されるため、正確に過去分析をしたい時に使います。

また、FXDDは海外FX業者の中でも老舗なので、2005年のデータからバックテストが可能です。

FXDDのヒストリカルデータは、正確にバックテストを行いたい方や、15年以上前に遡って分析をしたい場合の利用がおすすめとなります。

ヒストリカルデータが1分足しか出ない！

ヒストリカルデータが1分足しか出ない原因は、時間足の設定をしていない可能性があります。

また、海外FX業者によって設定できる時間足が異なります。

利用している海外FX業者のヒストリカルデータが、1分足しか設定できない場合は、XMの様に1分〜月足まで設定できる海外FX業者でバックアップをしましょう。

【まとめ】ヒストリカルデータは初心者でも簡単にダウンロードができる

XMのヒストリカルデータは、ダウンロードができない原因や注意点を把握するだけで初心者の方でも簡単に利用が可能です。

ヒストリカルデータを活用することで、相場分析やEAのバックテストを簡易的に行う事ができ、今後のトレードで活かすことができます。

しかし、XMのデータと多少異なり、完全に正確という訳ではない点に注意してください。

株式会社ピコラボ

海外FXラボ編集部

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